中華バイクGN125H

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★ 免許の取得 ★
 退職を期に若い頃に欲しいと思っていた普通二輪の免許取得した。
           と、言っても小型限定だが・・・。 

 今までも50ccのスクーターには乗っていたが、30キロのスピード制限に不満 があったことも今回の免許取得の理由だ。
 この年で飛び込みでの検定は はなから諦め教習所へ出向いた。
 免許は普通免許を持っていたので、技能講習10時間、学科講習1時間の速成 コースでの教習である。小型限定普通二輪にはAT限定もあったが講習費用に 大差が無く、MTも運転できる小型限定普通二輪免許の講習を申し込んだ。

 技能講習で、まず戸惑ったのはバイクの重さだ。購入予定はスクーターの小型 の原付2種くらいをイメージしていたもので・・・。
教習所の小型限定教習用のバイクは本田のCB125Tだが、奴吾には結構重い。
(後でウエブで調べると130kg程あるようだ。)
周りを見ると殆ど普通二輪だ。女性も受講しているが、重そうで奴吾では腰を痛めるかも。 小型限定にしておいて良かったと安堵。
 次に戸惑ったのはチェンジの操作。若い頃にカブを借りて乗ったことはあるが、 二輪でのクラッチ操作の経験はない。 こんなことならAT限定にしておけばよかったと後悔。
 
 自動二輪の教習受講者では、小型限定は少数派だ。技能講習で一緒になった 受講者は20才前後の若者ばかりで、奴吾を除いて30才以上はいないようだ。 もちろん、先生方も私より年下だ。40才ほど年の離れた奴吾は、何か居場所 を間違えたような気分である。

 何はともあれ、検定は1回で合格し、めでたく免許をいただけた。

★ 原付バイクの購入 ★
 二輪免許取得の目的は、小型の原付2種スクーターの購入であったが、講習所 でMTの二輪車を乗るうちに気持ちが原付バイクに傾いていく。
, ‘いやいや、この年でオートバイなんて。気楽に出掛けるにゃ、やっぱりスクーター。’ と葛藤。昭和40年頃によく走っていたオートバイにノスタルジアを 感じ、検定合格の頃にはレトロなアメリカンスタイルのバイクが脳裏に。

 125ccクラスのアメリカンスタイルの原付バイクについて調べたが、日本製 ではほとんど生産を中止していて、随一カワサキがエルミネーターというバイクを 販売している。近くの大手バイクショップを見に行くと中古がおいてあった。たしかに アメリカンスタイルであるが、奴吾がノスタルジアを感じていたものとはイメージが異なる。
 奴吾には、十代のころ叔父が用事で来る時乗って来たオートバイの記憶がある。

 また、バイクの用途として遠乗りも有りかも知れないが、今の所は買い物などの 町乗りをメインで考えている。こまわりが効くことも重要。
 ウエブでいろいろ調べてみると中国製で手ごろな値段で販売されていることが わかった。ウエブ検索して、気に入った3種のバイクを近くのバイクショップで 相談しメンテナンスも考えスズキの‘GN125H’を購入することにする。


サイドカバー
サイドカバーに書かれたGN125Hの名称


 自動車学校での検定の翌日には運転免許センターで免許証書き換え、その足でバイク屋へ 行き相談。 翌日にはバイク注文。

★ 中華バイク GN125H について ★
 ウエブで検索して調べると、この原付バイクは以前スズキで作っていたGN125 というモデルを中国の大長江集団という中国最大のオートバイメーカーが製造や名称 の使用をスズキから許諾を受けて作っているようである。どのような契約をしているかは 知る由もないが、中国で生産するにあたって部品等は向こうで調達しやすい部品の使用 もあり、日本で作られていたものとは仕様が異なるものもあるようだ。
 GN125Hの最大の特長は価格が安いことである。日本の50ccスクーターを購入 する程度の価格で入手が可能である。そのほか、燃費のよいこと。日本製の部品で 使用可能なものが多々あるため部品の調達が他の逆輸入原付バイクに比べ容易である こと。設計が古く構造が単純であるためメンテナンスが容易であることがあげられる ようだ。
 短所についての意見は百人百様であり、奴吾が他のネイキッドな原付バイクのオーナー になったことがないため何とも言えないが、やはり設計が古いせいか騒音は高いように 感じる。とは言っても静かに走ろうと思えば走れるが、交通の流れの邪魔にならない ようにと急な加速を行った時に感じることである。その他の短所で、設計が古いために 派生する短所についてはノスタルジアを求めた奴吾には長所に転じるものである。ただし、 一般に言われている灯火が暗いことなど安全に直結する項目については短所と認め、 外観のレトロな雰囲気を壊さない範囲での改良が必要かもしれない。

suzuki
燃料タンクに書かれたSUZUKIのロゴ

★ GN125H オプション準備 ★
 納車までは待ち遠しいものだ。
 まず、ヘルメット。これは絶対必要だ。家にも50ccスクーターに乗っていた時のもの があるが、ホームセンターで安売りしていた品物なので、この際新車に合わせて新調したい。 GN125Hに関するブログを見ていたら、紹介しているヘルメットがあった。早速これを インターネットで注文。税込み1万円。このとき、購入価格が税抜き1万円以上なら送料無料の文字が。 1万円を超えるように追加で安い小物を探す。あったね。南海製のナンバープレートホルダー税込683円。


ヘルメット
ヘルメット(OGK テレオス3)
ナンバープレートホルダー
ナンバープレートホルダー


 次に荷物を載せるためのハードケース。これは必需品。何しろ原付バイクの第一の購入目的が 町乗り・買物である。若い人は格好を気にするのか付けるのを嫌がるようだが、おん歳○○才の 奴吾には体裁よりも実用である。レトロ調には目をつぶろう。これも早速インターネットで注文。 これは税込み8.8千円。


ハードケース
ハードケースが送られてきた
ハードケース
GIVIハードケース(E20N 39L)はよく入る


これで受け入れ時の準備万端。

★ GN125H 到着 ★
 注文から1週間後に原付バイクは納車となる。
 GN125Hは車に乗せて運ばれてきた。メーターの走行距離は0km、ピカピカの新車である。 バイク屋曰く、入荷したときは全体に油がべっとり付いていたので油を落として磨いて持って 来たとのこと。海路での運送で、メッキ部品が多いため、錆びないように油を塗りたくって 出荷しているのだろうか。
 ナンバープレートは予想通りピンク色。地方によって異なるところもあるそうだが、我が 町では90cc超え125cc以下の原付は家型ピンクである。レトロ調な黒い原付バイクに この色は???と思うが、こればかりはどうしようもない。


GN125H納車
納車されたばかりのGN125H
ナンバープレート
ピンクのナンバープレート


 ひととおり使用説明をしてバイク屋は帰ってしまった。

 バイク屋が帰ったあと、早速買い物がてらに試乗。免許を取得したとは言うものの、 原付バイク初心者。安い中華バイクと言えども新車から倒してキズを付けたくない。 でも運転しないと、いつまでもこのバイクに慣れることができない。と、考えながら 恐る恐る走行。走行感は教習所のCB125Tと違和感が無い。割とすんなりと走ることができた。 運転時の違いといえば、方向指示器だ。CB125Tのようにプッシュで元に戻らない。手動 で戻さなければならない。
反面、便利といえばシフトインジケータである。現在のギアが 何速に入っているかメータ類の上に表示される。(教習所のバイクはこれが無いため苦労)

★ GN125H画像 ★

GN125Hの各部の写真

前照灯と方向指示器
前照灯と方向指示器

インジケータまわり
左:スピードメタ、右:タコメータ、上:シフトインジケータ

前輪部
前輪部(2.75-18)

後輪部
後輪部(3.50-16)

燃料タンク
10L燃料タンク

エンジンまわり
空冷4サイクルOHC単気筒124ccエンジン

バッテリー
バッテリー(下の▽部分は工具入れ)

リアー部分
リアー部分にはキャリアが標準装備

左ハンドルバーSW
左ハンドルバーのSW:(上面)は方向指示スイッチ 兼 ハイ/ロウ ビーム操作SW。(立面)はホーンボタン
右ハンドルバーSW
右ハンドルバーのSW:(上面)キルSW。(立面上)ライティングSW。(立面下)スターターボタン


 かくしてハードケースを装着したのが下の写真だ("画面をクリックすると拡大画面")

クリックすると拡大
クリックすると拡大



★ GN125Hに乗って ★
 はまってしまったようだ。廉価な原付バイクだが、無性に気に入ってしまった。買物などに使う ために買ったバイクだが、最近ではバイクに乗りたいがため、たいした用事もないのに出かける。
 ATと違いマシンを操作してる感じがいい。むきだしのエンジンから出る音(騒音)や振動もいい。 レトロを演出するメッキ風の部品、丸いむき出しのヘッドライトなど何でもないものも心を捉える。 乗車姿勢も楽だ。中年も後期半ばになった奴吾に、バイクが趣味の一角を占めそうだ。
 50cc超えのスクーターに乗りたいと思って取った二輪免許(小型限定)だが、AT限定にしなくて 良かったと今では思う。

★ GN125Hその後の記録 ★(2013.10.13更新)

2008.07.05 とりあえず試運転を兼ねて、盗難防止のための鍵を買いにホームセンターへ行く。
       燃費を計るためガソリンスタンドでタンクを満タンにする。

2008.07.07 ヘルメットがどうも重く感じる。以前首を痛めてるのでH.C.で軽いビンテージヘルメットを購入。
       重量を比較してみる。
       ☆ 以前使用のヘルメット:1.08kg
       ☆ 通販購入のテレオス3:1.35kg
       ☆ ビンテージヘルメット:0.65kg

2008.07.19 ヘルメットについてはビンテージヘルメットは軽い上に涼しい。
       しかし安全性では劣るとの意見を多く見るため、H.C.でセミジェットヘル(3980円)を新たに購入。
       原付125cc迄用であるためか、展示してある他のヘルメットよりは、かなり軽く感じる。
       ☆ 原付用セミジェットヘルメット:0.98kg
       これなら首に負担を感じない。ヘルメットは人それぞれ。実際被って比較するが良し。

セミジェットヘルメット
セミジェットヘルメット
後部リフレクター貼付
後部リフレクター貼付

2008.07.30 まだ夜間走行の経験はないが、夜は危ないと感じている。視認しやすいように、自動車用の
       赤色リフレクターを買ってハードケースの背面に取り付ける。(両サイドの2個)

2008.07.31 明日からガソリン値上げとのことで、給油だ。燃費計算すると、42km/g。
         燃費が良いとの噂は正しい。

2008.08.05 購入から1ヶ月。走行距離は327km。

2008.08.19 エンジンオイルの交換をショップへ依頼。走行距離435km。

2008.09.22 プラグをイリジウムに交換。音が柔らかくなり、エンジンに粘りが出たような気が。気のせいか。
       テレオス3ヘルメットをジェットタイプに換装。重量:1.35kg→1.23kgに。

プラグ交換
左:標準プラグ 右:イリジウムプラグ
ヘルメット換装
テレオス3 ジェットヘルメットに換装

2008.10.11 バイク購入から3ヶ月余り経った。走行距離はまだ 900kmに満たない。888.8kmになったので
        記念に走行距離を携帯のカメラで撮った。
       10月からは所用で week-days はバイクに乗る時間をあまり取れないのがさみしい。

走行距離
走行距離

2009.04.17 走行距離はやっと 2000km。購入から約9ヶ月半

走行距離
走行距離


2009.06.21 購入からまもなく1年。走行距離2500kmを超えたのでエンジンオイル交換。
       エンジン音が随分静かになった。

2010.05.13 昨年10月からは仕事であまりバイクに乗る時間が取れない。

2011.10.07 知らぬ間に5000km超えていたね。3年3ヶ月という事は平均1500km/年。

2013.05.02 半年以上給油してなかった。冬場は寒いからね。

2013.10.13 初めてガス欠した。バイクがプスンプスンと音を立てながら止まった。
       初めはガス欠と思わず、焦った。いつも300kmを目安に給油するのだが、まだ290km足らず。
       タンクは10リットルだが、リザーブ分を差し引くと8リットルの様だ。
       リザーブのコックを開けてガソリンスタンドへ。今回燃費が悪かったので、35.9km/g×8gは287.2km。エンスト納得。

★ GN125H燃費記録 ★(2016.12.31更新)


日 付 総走行距離(km) 燃費(km/L)
2008.07.31 292.4 42.0
2008.09.03 591.5 40.1
2008.10.04 826.7 41.6
2008.12.10 1138.4 40.1
2009.02.11 1387.8 37.7
2009.03.26 1702.4 41.7
2009.04.17 1999.8 44.9
2009.05.10 2306.8 40.7
2009.06.26 2576.0 40.0
2009.07.23 2886.1 41.1
2009.09.04 3193.4 41.9
2010.01.02 3469.4 39.9
2010.05.13 3763.4 40.3
2010.07.30 4025.9 38.9
2010.10.24 4275.3 37.1
2011.02.04 4527.3 38.1
2011.05.21 4805.2 39.4
2011.10.07 5069.6 35.4
2011.12.17 5311.5 39.4
2012.02.03 5599.3 39.1
2012.04.04 5863.6 35.9
2012.06.28 6125.4 38.4
2012.10.19 6414.4 37.8
2013.05.02 6671.4 40.2
2013.10.13 6962.8 35.9
2014.01.10 7161.6 33.4
2014.03.09 7374.5 39.3
2014.05.31 7611.1 41.5
2014.08.15 7797.4 35.7
2014.10.26 8026.5 38.7
2015.01.23 8244.5 36.6
2015.06.25 8479.6 37.6
2015.10.09 8648.6 35.7
2016.3.29 8859.0 35.4
2016.12.25 9005.0 29.2

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                                     作成:観多楽梓   撮影カメラ:DMC-FZ30


連絡は下記アドレスへ
観多楽梓電子瓦版工房