RCK201 Rev.0

RCK201 Rev.0

DAI基板,DAC基板が先行して完成していたのですが,残念ながらPCM1702やAD1860のDAC基板は,
PCM1794などのデジタルフィルター内臓DACと違い,DAIに直結できません.接続させるためには,
デジタルフィルターを別で用意するかLR分離回路を作るかのどちらかになります.

手持ちでDF1704を持ってはいるのですが,先ずはノンオーバーサンプリングで作ってみようと思ったわけです.
しかし,LR分離回路だけでは,基板のスペースが無駄なので,どうせならリクロック回路やビットシフト回路を
一緒に載せてみようという事になり作ったのがこのRCK201 Rev.0です.


RCK201 Rev.0

こちらはICをソケットに挿し,動作確認しているところです.
表側はロジックICやマイコンとかしかないため,いたって普通のロジック回路っぽいです.



RCK201 Rev.0裏側

裏側にクロックやPLL等の表面実装部品が載っています.
また,クロックはオンボードの2.5ppm品と表面のソケットにて別のクロック(1ppm品等)と排他的に使用できるように
しています.



RCK201 Rev.0概要図

RCK201 Rev.0概要図です.
この回路は大きく分けてリクロック部,ビットシフト部の2つからなっています.
ビットシフト部では,MSBファースト,右詰めの信号を0〜8ビットシフト(2ビットずつ)します.CS8416はソフトウェアモードでは,


16,20,24Bitが出力可能ですが,ハードウェアモードでは24Bitしか出力できません.どちらにしてもAD1860のような
18BitDACは接続できません.そこでDAIを20又は24Bit出力にし,2Bit又は6Bitシフトしてやるわけです.これにより
16〜24BitまでのDACを接続可能としました.

リクロック回路では,オンボードの2.5ppm品,DAIからのRMCK(256Fs)のどちらかでリクロックするか選択できるようにしました.
また副産物としてLR分離回路と,データ信号の反転出力が搭載されています.これにより,差動DACを構成することもできます.





主な仕様

搭載素子

マイコン:PIC18F26K22(予定)
ロジックIC:74AC74×2,74AC164×2,74AC157×1,74AC151×1
PLL:PLL1708
クロック:FOX924B(27MHz,2.5ppm品)





販売価格 ただいま販売に向けて実験中


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