在宅医療を希望される方へ

在宅ケアとは・在宅医療とは

在宅ケアとは・在宅医療とは
在宅ケアとは、病気などでハンディキャップを持った方が、自宅で生活をしながら療養するために行われる日常生活援助サービスと医療提供サービスのことです。
訪問診療、訪問看護、身体介護、家事援助を在宅ケアと言います。
在宅ケアの対象となる方
一般的には通院が困難で、自宅療養を希望される方ならだれでも対象となります。
具体的には、認知症や大腿骨骨頭骨折後で寝たきり状態の方・末期癌の方・脊髄損傷や神経難病で人工呼吸器や在宅酸素療法が必要な方・食餌が殆ど出来ず中心静脈栄養や経管栄養(胃瘻など)が必要な方などが対象となります。
治療しても治癒することない末期がんや慢性疾患を抱えた方などは、病院での入院が必ずしも適しているとは限りません。残された自分の人生をどこで、だれと、どのようにして過ごしていくかということを考えた場合、在宅医療も一つの選択と言えると思います。
当院の在宅ケアについて
当院は在宅療養支援診療所です。
当院の在宅ケアは在宅介護支援センターや他の保険支援福祉サービス提供機関と積極的に連携し、緊急時にもすぐに対応できる24時間往診できる体制を確保しています。
在宅医療の費用
費用は通常、訪問診療・訪問看護は医療保険適応があります。
また、介護保険を利用する場合、別途一部負担金が発生します。
医療保険は、下記の如く「老人保健法施行令等の一部を改正する政令」が平成18年8月1日交付されました。内容は大変厳しいもので、老人であるにも関わらず、所得により「一般」の方と同様、3割負担になる方も増加しています。

平成30年8月からの上限額(70歳以上)

1 世帯収入の合計額が520万円未満(1人世帯の場合は383万円未満)の場合や「旧ただし書所得」の合計額が210万円以下の場合も含みます。
2 過去12か月以内に3回以上、上限額に達した場合は、4回目から「多数回」該当となり、上限額が下がります。
3 住民税非課税世帯の方については、従来どおり、限度額適用・標準負担額減額認定証を発行します。

当院の在宅医療の種類
・ 在宅自己注射
・ 在宅自己腹膜
・ 在宅血液透析
・ 在宅酸素療法
・ 在宅中心生脈栄養法
・ 在宅成分養経管栄養法
・ 在宅自己導尿
・ 在宅人工呼吸
・ 在宅持続陽圧呼吸療法
・ 在宅悪性腫瘍患者
・ 在宅自己疼通管理
多職種連携システム(バイタルリンク)
当院では、多職種の情報共有・連携強化に力を入れるため、多職種連携システム(バイタルリンク)を導入しております。
詳しくはこちらをご覧ください。