季語:胡麻(ごま

 

火袋に胡麻かをらせて二百年 ひぶくろにごまかをらせてにひゃくねん


仲秋の季語。

京都の老舗のごま油屋さん
お店に入るといい香り

胡麻を釜で茹でて焙煎し、砕いて絞る
そんな作業を代々続けてきた
由緒ある香り

火袋とは…
京町屋特有の構造で、ハシリ(流し)の上の大きな空間。
炊事の熱気や煙を逃がす空間であり、火事の際に延焼を防ぐために火を閉じ込める役割を果たす。
左右に開口部が取れないため、天窓が設けられている。

京町屋事始(八清)より引用