季語:蟇(ひきがえる)


蟇鳴く通学路はつ恋譚 ひきがえるなくつうがくろはつこいたん


三夏の季語。蟇(ひきがえる)別名:がまがえる

その不穏な姿にふさわしく?両眼の辺りから幻覚作用のある毒を分泌するという。
これがガマの油の正体。
実際に大阪夏の陣や冬の陣で負傷した兵隊の傷薬として使われたらしい。

そして、幻覚作用とは…
アメリカンヒッピーもトリップに使ったというこの毒成分。
原色のサイケな光が現れたり消えたりするそうな。
それが快感なのでしょうか。
幸いなことに理解不能です。

さて、初恋
遠いむかしの初めての恋は今や久遠の彼方。
言葉を交わすこともなくただすれ違っただけなのに
勝手につくり上げた幻想は甘く切なく悩ましい。
そんな日々を思い出す。
ちょっと笑ってしまいそうなヒキガエルの声とともに…