季語:鰭酒(ひれざけ)


無言の夜背負ひ鰭酒傾ける むごんのよせおひひれざけかたむけ


三冬の季語。

身体が温まると、不思議なことに心も温まる
ひとり鰭酒を傾けている人は
孤独に見えて
案外
楽しい思考三昧の鰭酒ワールドにひたっている
のかもしれない


「鰭酒」は、漁師さんが始めた日本酒の飲み方らしい。
戦後の米不足の時代につくられた「三倍増醸清酒」を魚のヒレでかき混ぜて飲んだところ、
びっくりするくらい美味しいお酒になったのが始まりとか…

以下、ネットで拾った「鰭酒」作りのポイント

ヒレはトラフグが最適
生臭さが残らないように、焦げ過ぎないようにゆっくりじっくりと焼く
酒は純米酒より本醸造…味がクドくなりすぎない
熱々の熱燗で…うまみが溶け出す温度は約70℃
お酒の表面に火をつけて飲むのもオツ…フタをして数分待ちましょう

参照サイト:nomooo