夏を忘れて秋が終わるころ錦の色で寿ぐのは秋の女神龍田姫葦原中国(あしはらのなかつくに)よ豊かなれと万葉を染める色は匂えど散りぬるを匂うように美しい色もいつかは褪せてしまうけれど色鮮やかなひとときを永遠という玻璃の次元に封じ込めて冬を待つ青い空