立ちのぼる伊予柑の香にアッサムの湯気 たちのぼるいよかんのかにあっさむのゆげ
三春の季語。
雨の多いアッサム平原はインド北東のブラマプトラ河の両岸に広がっている。
そこで収穫される紅茶、アッサム(Assam)
ティーカップに注いだ色は赤味のある濃い褐色。
伊予柑は、酸っぱいというよりも甘みの勝った懐かしい味。
日本の在来種である。
明治時代に山口県の萩市で発見されたという。
現在は、主に愛媛県(伊予の国)で生産されている。
春とは言えど、まだ名残の寒さを感じる昼下がり
インドの香りと日本の香りが織りなす春模様