季語:小春(こはる)

 

養生がとれてベランダ小春風 ようじょうがとれてべらんだこはるかぜ


初冬の季語。

マンション全体を鋼管の足場と養生で覆う大規模修繕は12年~15年の周期で行われる。
近頃は養生も白っぽいものに変わって室内はある程度明るいけれど、それなりの閉塞感はある。

大抵、暑い夏を除いた季節に行われるが、秋に始まった場合、終わるのは冬に入ってから。
寒い冬にマンションは一気に服(養生)を脱ぐことになる。

寒いから服を着たままでもいいかな?と思ったりもするが、養生が取れた途端
直射日光の明るさを実感することになる。

そこに暖かい小春風
久々に春を感じてワクワク