幻とうつし世の架け橋は夢溶解剤のように境界を溶かし緩衝剤のように衝撃を和らげる美しすぎるものは夢文字にするときれいな詩になってしまう哀しすぎるものは夢永遠を信じられなくて半眼で眺める暗い道のりを旅するのは覚醒しながら見る夢のようだ夢の途中闇に埋もれそうな娼楼の提灯を見たそれは半世紀前の亜細亜の一隅の村に咲いた幻花寂寥に潜む歓楽の緋色だった