百年前の色で咲く桜の森今年も地球は無事に回りもの言わぬ花がそれを寿ぐ花びらが言花となって宇宙の闇へと散ってゆく天上の存在へ供えるため人々の歓びの歌声と受難の息づかいが空を昇ってゆくおごそかにおしべの先で光るのは誰かの魂の輝きかもしれない哀しみかもしれないやがて光は拡散し真空に吸い込まれて消えてゆく言花の香りだけをここに残して