緑色の彗星が秋にやって来るおおぐま座りょうけん座うしかい座そしてへび座を通り北斗七星を横に見ながら緑の星座列車は天の線路を行く地球に近づくにつれ列車の小窓には金の灯がともり車体が明るく光りだす闇深い夜空の久遠の彼方から何かを乗せてやって来る地上に佇んで毎晩見上げる誰かのもとへそれが禍(わざわい)なのか歓びなのか誰も知らない