
鵙の贄ヒポクラテスにささげをり もずのにえひぽくらてすにささげをり
風ふるる薄翅ふるふ鵙の贄 かぜふるるうすばねふるふもずのにえ
三秋の季語。
見た目はかわいい小鳥、モズの意外な習性「モズのにえ」
「モズのはやにえ」ともいわれる(早贄、速贄)
捕らえた小さな生き物を小枝や有刺鉄線等に突き刺したり挟んだりして保存
あるいは食すという
そのギャップはいささかショッキングではあるが
それゆえに想像力や興味をかき立てられたりもする
その習性については諸説あり、どの説ももっともらしい
けれども、本当のところはモズに聞かなきゃわからない
ヒポクラテスのころにはタブー視されていたという解剖研究
敢えて挑んでいたら、医学の進歩はもっと早かったかもしれない、などと…
虫たちの風葬をイメージしつつふと独り言