季語:六月(ろくがつ)

 

鉱物の匂ひ立つごと六月の雨 こうぶつのにほひたつごとろくがつのあめ


仲夏の季語。

夏がすぐそこまで来ているときに降る雨は
土や石の匂いがする
懐かしい地球の匂いがする

アスファルトに覆われた街の中でも
歩き慣れた帰り道でも

むかしからずっと同じ匂いがする