廃墟の島草叢あせて霜あたらし はいきょのしまくさむらあせてしもあたらし 三冬の季語。灰色の廃墟の島には人影がない雑草だけが青々と光る夏が過ぎるとひとときのもの言わぬ秋がきて海風が寒々と吹きつけるころ朝日が霜を輝かせる冬となる廃墟の歩き方北越雪譜(鈴木牧之)…豪雪地帯の風情曽根崎心中~道行の霜