季語:春暖(しゅんだん)

 

春暖や雨声の繭に籠り寝ぬ しゅんだんやうせいのまゆにこもりいぬ


春の季語。

春の雨は
山を濡らし
町を濡らし
屋根を濡らし
そのうち
やわらかく心地よい繭のように
からだを包み込む

そして
完全なる寝落ち