心に蔵があるとしたらそこには何があるのだろう日々の行いを映し絶え間なく流れるせせらぎの水湧き上がる感情で風紋を織りなす孤独の砂漠の砂不確かな未来の幻想につきまとう無彩色の影心の蔵に溜めこんできたことごとの中で思いは巡る心を映す川は楽観の原野を軽やかに流れ杞憂の谷では渓流となって絶壁を落ちるやがて命の海へと還りあるいは外来河川となり金色に乾く砂漠を潤す満月の砂地に開く真理の花花弁が閉じるとき星々は朝日の中に消えてゆく