季語:冬眠(とうみん)

 

冬眠の心音いだき山しづか とうみんのしんおんいだきやましづか


三冬の季語。

錦秋を過ぎ
風がさらに冷たくなり
山の色が落ち着く頃
動物たちは居心地のいい穴を見つけて冬眠に入る

長い眠りの前にたくさん栄養を蓄えることができたのだろうか
落葉の寝床はふかふかで温かいのだろうか
そうあることを願いながら
地味な色合いになった山を眺める