ユニット

 

人目のない処で
手をつなぎ
背中合わせに
寄り添って
背後で気配を
探り合う

片や
光を好み
黒い闇を嫌う

片や
畏怖心を好み
白い闇を嫌う

美と死は
宇宙の闇を父とする
異母兄弟

ときに陽気に
ときに陰気に
魅せられて

生は
翻弄されながら
光と陰を行き来する