太陽の命と月の詩篇が満ち引きを繰り返す言の葉の葉脈ときには誰かを傷つけときには誰かを癒し一片の葉は唯識の海へと流れつく海は豊饒悪しきものも善きものも撹拌して空に消え波音だけが残る星色が密かに変わり余韻だけが耳奥でざわめく静かな夜にふたたび輪廻するわたしは言葉