季語:余寒(よかん)

 

鐘の音の遠き余寒や二月堂  かねのねのとおきよかんやにがつどう

 

初春の季語。

奈良の東大寺二月堂から200mほど離れた場所にある東大寺の鐘楼。

日本三名鐘のひとつで、「奈良太郎」という愛称で親しまれている。

毎日20時に撞かれ、その音が近隣に響き渡る(修二会の時期を除く)


大きな鳥が羽を広げたような屋根は威風堂々

そして音色には、|侘《わ》び|寂《さ》びの余韻