ヨウムと遊ぶ

ヨウム(アフリカン・グレイ・パロット:African Grey Parrot)は、パロットの中でもかなり知能が高いらしい。
シルバーグレーの羽根に朱色の尾羽、クールな目つき…見るからに知的。
賢いだけに神経質で、幼鳥から育てない限りなかなかなつきにくいという点もあるけれど、その分、馴らしていくおもしろさもある。

ただ、馴れないうちは、臆病なあまりについつい強く噛んだりする。
短気な飼い主の場合、「噛む → 叱る → さらに噛む」の悪循環で、手がつけられなくなって鳥を手放す…
というケースもあるらしい。
これは飼い主にとっても、鳥にとっても悲しいこと。
そうならないように、ゆっくりと信頼関係を築き上げていかなければならない。

知能が高いので、うまく教えるとかなりの言葉を覚えるらしい。
あいにく、うちのヨ~くんは放任主義の飼い主に育てられて、多分言語に関する能力のほんの一部しか活用していない…と思われる。
一貫性のない教え方のせいか、あるいはヨ~くんの性格か?勝手に変な言葉を発して言葉遊び?をしたりしている。

たとえば…言葉の合成や省略
「おはよ~ちゃん」… むかし「お疲れちゃん」というギャグ?があったが。
「こばにちは」…「こんにちは」と「こんばんは」の合体?
「こんばん」と挨拶してくるヨ~くん。これは「は」の省略形と思われる。

また、音マネ・物マネも得意。
パッシングの時に鳴らす軽いクラクション…来客がだまされてましたね。
旅行中でペットショップに預けていて帰ってきたら…突然、低い声で「オ~イ」と呼ぶので、思わず辺りを見回したり…
コンコン咳をしているので風邪ひいたのかな?と心配したけど…鳥って咳する?と我に返ったり…
他の鳥の鳴きマネも得意。カラスは結構迫力があって、家でカラス飼ってるって誤解されそう。

 

 

ヨウムって?

Dr.ペッパーバーグが研究用に飼っていた『アレックス』は有名なヨウムで、むかし「ムツゴロー」の番組にも取り上られていました。

<以下、ウィキペディア(Wikipedia)からの抜粋>
アレックス (Alex)
1976~2007/9/6、31歳で死去(2007/10/4に死因は動脈硬化に関連することと発表される)
比較心理学者のアイリーン・ペッパーバーグ(Irene Pepperberg)博士によると「アレックスは50の物体、7つの色、5つの形を認識し、数を6つまで数えることが可能で、2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」という。
アレックスの公式サイトには次のような追悼文が寄せられている。
「彼は『オウムは人の言葉を無意識にまねるだけ』という固定観念をくつがえしてくれた。鳥の心に対する一般概念を変えただけでなく、バカを表す『bird brain(鳥の脳みそ)』という言葉への認識も変えたのだ」


ヨウムの知性に関する研究

 ヨウムの「無私無欲の行動」 ~進んで仲間を手助けか~  →  記事へ