季語:浴衣(ゆかた)

 

水棲のやうな君しじらの浴衣 すいせいのやうなきみしじらのゆかた


三夏の季語。

水から上がったばかりの水棲動物
そんな感じ
水もしたたる何とかというけれど
たしかに

広い海をほしいままに泳ぎまわり
きれいな色の魚たちと遊びまくり
ようやく帰ってきた

今夜はお祭り
新しい浴衣で縁日に繰り出して
花火の咲く夜空を一緒に泳ごう

しじら織り:縮み織りの一種。布の表面が波状になっているため涼感がある。