これが旅だと気づいたのはいつのころからだろうひと所にとどまる旅景色は変わらないはずなのにカメレオンの鮮やかな色が涙のように溶けていったのはドンツキのない空が泣いたように見えた旅の途中淀む湖沼に咲く花のまばゆい開花を目にしたのは雨糸が銀色に見えた旅の途中闇夜に見つけた6等星が青白いシリウスみたいに輝いて見えた旅の途中あれが夢だと気づいたのはいつのころからだろう