℡ 0744-47-7366 住所 桜井市初瀬1566番地
(桜井市立初瀬小学校内)
桜井市の学校事務の共同実施は、2020年04月01日より「桜井市教育委員会学校事務グループワーキング」から桜井市学校管理運営規則に基づいた、法定組織「桜井市立学校共同学校事務室」へと変わり、今年度で5年目を迎えました。
桜井市立初瀬小学校を拠点校とし、市内15校を一つの室として、共同学校事務室が作られ、桜井市教育委員会から任命を受けた「室長」が初瀬小学校に配置されています。このことは、室長が共同学校事務室の運営と業務に専念できるように、奈良県が学校事務職員の加配を実施したことによります。
この設置の目的は、桜井市の教育の充実のため、学校事務にかかる業務を連携し、共同処理することにより効果的、効率的に進め、事務機能の強化と事務処理体制の確立を図ることです。
=桜井市立学校共同学校事務室のビジョン=
共同学校事務室は、学校事務という専門的知識を持つ職員が集まる組織として、各校の教育活動を推進し、人材育成も行える組織です。一人でできないことができる、組織になることで情報や人材が集まり、一人ひとりの実践も集まります。これは共同学校事務室の強みといえます。
事務職員の資質能力を発揮させ、職を確立させることで、子どもたちにとって一番の効果のある学校事務の取組を行い、学校、教育委員会、地域とともに協働し、成長していく事務組織でありたいと思います。学校事務に関することは、各校は抱え込まず、共同学校事務室に上手に任せてもらい、各校の校長が共同学校事務室とのつながりを強みにして、学校のマネジメントを進めていけるような共同学校事務室を構築していきたいと思います。
「学校事務職員が関わらない教育活動は学校に存在しない。」という気概と職への責任を持ち、9年間の学びの保障を教職員と協働していける、想像力豊かな、社会の変化にしなやかに対応できる事務職員であり、事務組織でありたいと思います。
=市内の17人の学校事務職員が、知恵を出し合い、力を合わせて、「子どもたちの笑顔のために」学校事務の仕事からできる学びや育ちの支援を進めています。=
4つの中学校校区グループは、従前のグループワーキングの効果を継承した組織として、年間計画を立ててさらに充実した運営がなされています。庶務学務チーム・財務チーム・給与、旅費、共済チーム、研修チームの4つの業務別チームに分かれて、学校事務での仕事を共同で行い、事務の効率化、平準化、仕事の質の平準化をチームリーダーが中心となって進めていきます。
2024年度の運営計画書に基づいて、今年の目的達成に向けて、室長がグループやチームをつないでいきます。それぞれの学校の学校事務は、各行の事務職員が中心となって、共同学校事務室が支援をしながら進められています。
桜井市立学校共同学校事務室は、それぞれの事務職員が力を出し合って有機的につながった組織です。室長は各校の事務職員が各校の学校事務を子どもたちの育ちや学びのために進められるように支援を行っています。
学校事務職員は、学校の唯一の行政機関です。共同学校事務室の支援を十分に発揮し学校運営職員として、学校運営に参画していきます。