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"SWING ADDICTION"
<REPORT-PART.2>
by 田家秀樹

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Vol.2 「ANSWER コラボレーションシングル発売」

ついにその日が来た--。言うまでもなく8月2日である。
GLAY feat. KYOSUKE HIMURO「ANSWER」の発売日である。
 この曲はどんな風に世の中に受け入れられて行くのだろうか。最近流行の大物コ ラボレーションの一つとして時の流れと共に忘れられていってしまうのだろうか。それ とも時代を刻み、更に、音楽に真摯に取り組んでいるアーティスト同士の極めて創 造的な出会いとして語り継がれて行くのだろうか。それこそ、今、このサイトを読んで いる一人一人のオーディエンスが何を語って行くかということにかかっているのでは ないかと思う。
 ただ、それはあくまでも客観的な反応であり、「ANSWER」が持っている根本的な 意味とは少し距離があると言っても良い。つまり、そうした即時的な数字というような 評価とは違う次元にある曲だと言うことだからだ。そして、今、GLAYがやろうとして いる音楽や、氷室京介がこれまでに残してきた作品というのは、そこをどうやって突 破するかという一点にあったと思うからでもある。それは言い換えれば、納得出来る 作品を作り上げるということに尽きるだろうか。
 どのくらい売れたか、更にチャートが何位であったか、ということしか音楽を語る言 葉を持たないこの国の状況に絡め取られないためにどうするか。10周年イヤーを終 えたGLAYが自分たちの音楽環境を一新したのも、氷室京介が、生活の拠点をロス に移して孤高の戦いを続けているのも同じ理由なのではないだろうか。
 すでに様々なメディアの中で、GLAYのメンバーの発言は目にしていると思う。そ れらを思い出しつつ、改めて「ANSWER」という曲がどういう意味を持っているのか 、何の"答え"なのかを見て行きたいと思うのだ。

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