>>vol.107

2020.10.18(Sun.) 「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」配信開始
一度完成を見た楽曲も、こういう再生の仕方があるんだなって思いましたね。新たに血を注ぎ、息を吹きかえした印象がありました。本来はハロウィンをモチーフにした楽曲でしたけど、映画という限定されたシチュエーション、 「えんとつ町のプペル」に出てくるあの街が舞台となると、また曲の世界観も変わって感じられる。そういう意味でもこのアレンジはおもしろいと思いますね。
2020.10.19(Mon.) LE-CIEL会員向け「L'Arc~en~Ciel OFFICIAL GOODS」メンバー プロデュース企画決定 第1弾はhydeが担当
これまでもライヴでメンバーそれぞれがプロデュースするグッズがあって、一つひとつ個性的でおもしろいから、それをLE-CIELでもやったらいいんじゃないかなと思って提案しました。スタッフが提案してくれたアイテムをメンバ ー全員で確認するとどうしても人任せになったりもするから、ひとりが最後まで責任持ってひとつのものを作りあげれば、より血の通ったものをお届けできるんじゃないかと。
ラルク アン シエルのグッズというとポップな印象があると思うんですけど、今回は30周年ということもあるし、あえて大人が使うグッズとしてシックに仕上げ、幅広い層のみなさんに普段使っていただけるものを目指しました。
"30周年"をあからさまに入れこむのもどうかなと思ったので、"XXX"と刻印して、さりげなくソフトにアピールしています(笑)。
2020.10.20(Tue.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"開催決定
これまでは、座席のある会場には興味がなかったんですね。オール スタンディングこそがロックだなと思っていたのでライヴハウスにこだわってやってきたんですけど、このコロナ禍では席がないとソーシャル ディスタンスが保てないじゃないですか。そうなるとライヴハウスでやる意義も薄くなってきて、むしろホールのほうが観やすいから、アコースティック形式でやるのであれば、ホールも視野に入れて考えていこうと。従来に固執するのではなく、今の時期だからこそのアプローチで会場選びも含め、考えていきましたね。
そういう考えに至れたのも、9月にZEPP HANEDA(TOKYO)で開催した"HYDE LIVE 2020 Jekyll&Hyde"の経験があったからこそなんですよ。"HYDE LIVE 2020 Jekyll&Hyde"は、当初あまり乗り気じゃなくて。会場自体は以前から押さえてあって、そこでやるべきこと、やりたいことは頭のなかにあったのに、それができない状況になったわけで。でも実際Acoustic Dayをやってみたら、"このアイデア、いいかもな"と思えた。この状況下でいろいろな制限がかかるなか、どこかで発想がせき止められても、そのアイデアは横に広がって別なベクトルを持つ。木の根っこのように石にぶつかったら横に広がるみたいな感覚でしたね。横に広がったら、これはこれでおもしろい、みたいな。
9月のタイミングでは、まだ地方への移動がよしとされていない状況だったから東京都在住の人だけしか会場には来られなかったんですけど、そうするとほかの地域のファンから、「東京だけ、いいなあ」っていう声が聴こえてきて。それならば、地方への移動が叶う段階になったら、万全の対策を施したこの安全なライヴを全国のホールに持っていこうと。会場側にしても、中途半端な対策だとクラスターが怖いからOKも出しづらいだろうけど、このライヴであれば喜んでくれるはずだと思って、全国ツアーを敢行するに至りました。
2020.10.24(Sat.) "NHK WORLD-JAPAN presents SONGS OF TOKYO Festival 2020"オンエア
素晴らしい映像でしたね。特に「ZIPANG」。「ZIPANG」の背景は番組サイドで作っていただいたんですけど"さすが!お見事!!"って感じでした。僕らの"NEO TOKYO"のLEDも、テレビに合った濃厚な感じになって。これまで僕らが作りあげてきた素材がいい形で融合して、真価を発揮した感じがしましたね。
日本に興味を持ってくれている海外の人は世界中にたくさんいると思いますけど、人それぞれ街に興味があったり、料理に興味があったりで、日本の音楽にはまだ興味を持ってくれていない人もたくさんいると思うんですよ。そういう人たちが日本の番組ということで観てくれて、日本の音楽っていいなと思ってもらえるいい機会だと思うので、そういうチャンスをどんどん作ってもらえたらありがたいです。あとはオンエアの瞬間、パフォーマンスで世界の人たちをいかに魅了するか。ある意味、アーティストとして真価が問われる場所でもありましたね。
2020.10.27(Tue.) "HYDERoom presents 黑ミサ 2020 in Furano"グッズ デザイン チェック
グッズ製作は嫌いじゃないんですけど、なかなか思いどおりのデザインにならないこともあるから、そのやりとりがちょっと面倒くさい。
グッズは基本的に自分が気に入るかどうかが大前提で、買った人が気に入るかは、ある意味二の次(笑)。全員の趣味に合わせられないからね!僕にとってはあくまで自己表現の手段、アートのひとつだから、売れればいいってわけでもない。たとえおちゃらけたものだったとしても、自分の美学のなかに入るものでありたいですね。
2020.10.31(Sat.) 「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」スペシャル ムービーを公開
ちょうどハロウィンに蜷川実花監督の「HALLOWEEN PARTY-プペル Ver.-」のスペシャル ムービーが公開されると聞いていたし、僕自身、ハロウィンには何かやりたいなと思っていたので、撮影のときに蜷川監督に撮ってもらった写真や、"HALLOWEEN PARTY 2010"のときのムービーをSNSにアップしました。
2020.11  6(Fri.) 「LET IT OUT」配信開始 SNS広告の腹話術によるプロモーション動画が話題に
なんか普通にしゃべるプロモーション動画ほどつまらないものはないなと思って、とっさに思いついたんですよ。なのにスタッフが遠慮して使わない感じだったから、「おいおい、使ってくれよ」ってお願いしました(笑)。
2020.11.12(Thu.) 「DEFEAT」×「デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション」リリック ビデオ ショートVer.公開
歌詞を綴った映像で構成する、いわゆるリリック ビデオなんですけど、今回、「デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション」の映像とコラボして作らせてもらいました。まさか全編にわたって映像を使わせてもらえるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。「デビル メイ クライ 5」の映像って雰囲気がロックだし、本当にかっこよくて。まずショートVer.が公開され、その後フルサイズ公開に繋がっていく流れでした。
「デビル メイ クライ」シリーズの1~3くらいは、とにかくやりこみましたね。ユッキーよりやったと思う。"ダンテ マスト ダイ"っていう最高難度にまでいち早く到達して、セーブデータをユッキーにあげましたから(笑)。それくらい大好きなゲームです。「激突トマラルク TOMARUNNER VS L'Arc~en~Ciel」と並んで、僕の人生のハマりゲームのひとつです。
2020.11.13(Fri.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"ツアーグッズ事前予約スタート
通常の販売のようにグッズを一つひとつ選んで買ってもらうんじゃなくて、セットにして購入してもらったほうが感染対策として少しでも接触を減らせるんじゃないかなと思いセット販売を試みました。僕のライヴはチケットも電子チケットですし、ほぼほぼ接触がないから、電車とかよりぜんぜん安全ですよ。電車だと吊り革握ったり、誰かが座ったあとに消毒もせず座ることになるじゃないですか。あれって僕はちょっと不安な感じがするんですけど、電車でクラスターが起きたって聞いたことがない。電車ですらそうなのだから、感染対策をしっかり施して接触も極力避けた僕のライヴなんて、絶対に大丈夫ですよ。
2020.11.25(Wed.) 「LET IT OUT」リリース 発売を受け、ライヴに期待を寄せるファンのSNS投稿をチェック
コロナ禍に入ってからSNSはあまり見なくなりましたね。多勢が多勢の発言をチェックしあって、自警団みたいな風潮になっているじゃないですか。そういうのに触れると気分が悪くなるし、人のことばかり気にして発言する"いい子ちゃん"だけしか生きのこれない感じがして。ロッカーには"いい子ちゃん"のイメージなんていらないじゃないですか。
僕、根底にアンチの精神があるから、人の意見を過剰に気にする今の世のなかに対して"かっこ悪くない!?"って少し思うんですよね。だから、僕のファンの子がどんな印象を持ったのかなって知りたいときは少し見たりしますけど、それもあまり深く読みすぎないようにしてます。
以前、星野リゾートの星野佳路代表が、"みんなの意見を聞いてくと、暗い階段は危ないということで全部明るくしないといけなくなるが、そうすると情緒が損なわれてしまう。安全を望むものであればそういうところに行けばいいし、情緒を望むのであればそれに見あった場所を訪れればいい"って感じのことをおっしゃっていて、それはずっと僕の心にありますね。やっぱり自分が美しいと思うものを追求しないと。他人の意見を聞かないわけではないけど、それを聞いたうえで何を選ぶかは自分次第なんですよ。
2020.11.29(Sun.) HYDE CHANNEL 配信
「HYDE CHANNEL」はもともと僕のなかにアイデアがあって、それをやりたいんですけど、なかなか準備が間にあってなくて、毎月毎月何をすればいいか侃侃諤諤(かんかんがくがく)になってしまうんですよ。
でも、ようやく当初のアイデアへのアプローチが整ってきたから、近々その企画がスタートする予定です。
2020.11.30(Mon.)~12. 3(Thu.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"リハーサル
9月に開催した"HYDE LIVE 2020 Jekyll&Hyde Acoustic Day"をベースにしつつ、今回はツアーなので曲数を増やしてさらに見ごたえのあるものにしようという思いがありましたね。アレンジ面においても、"HYDE LIVE 2020 Jekyll&Hyde Acoustic Day"で気になったところを追求していきました。ジャジーで少し大人っぽくって、これまでやってきたANTIのライヴと通ずる僕なりの美学を投影していった感じです。
バンドメンバーそれぞれがすごい作曲家だから、アレンジの仕上がりもすごく早かったです。僕がアイデアに行きづまっても、誰かがそこを的確に補ってくれる感じで、どんどん曲がいい方向に向かっていきました。
これまでの黑ミサのようなアコースティック アレンジのライヴは、事前にアレンジャーの方にお願いしてデモテープを作り、そのとおりに演奏してもらう感じだったんです。けど、"HYDE LIVE 2020 Jekyll&Hyde Acoustic Day"と今回は、まずスタジオに入り、コードをとったらとりあえず演奏してみる流れでした。インプロヴィゼーション=即興演奏に近い感覚。「今の雰囲気よかったね」「でもここはちょっと違うかな。ほかに何かない?」「じゃあ、こんな感じは?」みたいに言いあって、どんどん変化させていく。すごく有意義な時間でした。
今回のツアーは、流れとして『ANTI』に至るまでの"Episode 0"という位置づけなんですよ。だから、"HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"を経て『ANTI』の世界に行きついたという世界観にまとめてるんですけど、ジャジーなアレンジとかは『ROENTGEN』にも通ずるものがあったりして、"このやり方って、もうひとつ別の世界を作りやすいな"という手ごたえがあって。今後、"黑ミサ"の世界観を新たに作るときには、すごく有用な糧になるなと思っています。
2020.12. 5(Sat.) 「HIPANDA」撮影
「HIPANDA」という中国のアパレル ブランドがあって、そのブランドからコラボ アイテムを出したいとオファーがあって。日本の店舗で撮影したいということだったので表参道にあるお店にお邪魔したんですけど、普通の洋服屋さんを想像して行ったら、店内に再現してあるグラフィックだったり、かなりこだわっていて芸術的なお店でした。AR技術も駆使していてスマートフォンをかざしながら店内を歩くとキャラクターのパンダが現れたり。
2020.12.15(Tue.) "黑ミサ 2020 in Furano"開催中止を発表
北海道での感染も広がっていたし、中止せざるをえない状況でしたね。
でも僕自身は、世間の対応とちょっとズレを感じるんですけど、感染拡大の抑制の仕方について、全体を一気に抑えなくてはという考えは、違うんじゃないかと思うんです。危険な部分は抑えるべきだけど、安全に回せるところは回さないと。無駄に全体を止めてどういう意味があるんだろうと。
かといって、僕のファンがその場を訪れることで現地の人がいやな思いをするかもしれないし、ファンの子がいやがられるのもよくないし、やむをえないなと思って決断しました。
2020.12.16(Wed.) SNS企画「HYDEMADE」参加者にリプライ
グッズで布を作ったんですよ。STAY HOME期間、あまり家から出られなかったりもするから、その布を使っておうちで何か好きに作ってもらおうという企画でした。普段からものづくりが上手なファンを見てきたので楽しみにしてましたが、やっぱりすごい人がたくさんいましたね!このタイミングだからこそのファンとのSNS上でのコミュニケーションでしたね。
2020.12.19(Sat.) "黑ミサ 2020 in Furano"グッズのHYDERoom会員向け販売を開始
残念ながらイベントは中止になってしまったけど、せっかく準備を進めていたので、みんなの楽しみが少しでも増えればと思って現地で販売する予定だったグッズを通信販売しました。医療体制のひっ迫が叫ばれていたので、医療従事者のみなさんのために何かできないだろうかということで、チャリティー グッズ第2弾も同時に販売して寄付を募りました。
2020.12.22(Tue.)~24(Thu.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"リハーサル
受験勉強といっしょで、一気にやるより時間を分けてやるほうが本当は効率いいと思っているので、直前に2回目のリハーサル期間を設けました。効果はあったと思いますよ。1回目である程度仕上げておきつつ、空いた期間に各々が自分のペースで準備して2回目のリハーサルに臨む。結果、完成度の高い最終リハーサルができました。
2020.12.25(Sun.) 「DEFEAT」配信開始 SNS広告の腹話術によるプロモーション動画が再び話題に
腹話術、結構いいなと思って気に入ってるんですよ(笑)。自分でやっててすごく盛りあがる。自分がときめくのっていいじゃないですか。自分がおもしろければ、人がおもしろくなくてもひとつの成功だと思う。僕がよければすべてよし(笑)。
2020.12.26(Mon.)~27(Tue.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"@ぴあアリーナMM
この日は一年のライヴ始めだったんですけど、2020年はラルク アン シエルで8本、ソロで9本のライヴにとどまりました。2019年は年間96本のステージがあったんですけど、一気に減りましたね。
完全に止まってしまった時期はライヴへの渇望感があったかもしれないです。でも今は、"やりたいな"という思いよりは使命感に近いですね。やるべき、みたいな感覚。
"HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"は間違いないだろうという確信的な思いで臨みましたが、その思いどおり、自分の思いえがく形で初日を終われました。
アコースティックだと歌に集中できるんですよね。今回のツアーでも歌をいかに極めるかということに意識を置いていたので、その足がかりとしての初日はとてもよかったです。
                                                                                       →12月26日、27日 HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE@ぴあアリーナMM
2020.12.30(Wed.) HYBLOG更新
このブログを上げる前にコロナについて強めな意見の文章を上げていたので、あまりその雰囲気を広めるのもどうだろうと思い、ツアー スタートに向けて前向きなブログをアップしました。
自分の意見を発信していくことに関しては、"僕なんかが言ったところで"という気持ちもあるけれど、自分なりに真実は見えてるのに、なんでそこへ向かわないんだろうっていうジレンマを感じることもあって、言うべきことは言っておきたいなと思っちゃいますね。今の状況下では黙って行動することがむずかしいとも思うし、きっちり説明しないとライヴもできない。"黙って俺の背中を見とけよ"なんて昭和な感覚だと何も伝わらない、言わないと伝わらないんだろうなと思うところがあって、最低限のことはね、言ったほうがいいかなと考えています。
2020.12.31(Thu.) WOWOW「L'Arc~en~Ciel「RESET>>LIVE*000」~WOWOW edition~」オンエア
僕は観てないですけどね。「絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」を観てました。なんで年越しにラルク アン シエルを観ないといけないの?僕、ラルク アン シエルなのに(笑)。
一年をふり返ってみると、正直な思いとして、2020年は何もやる気がなくなった一年でしたね。創作活動においては後悔したくないから、時間もあったのでやらざるをえないことや、やってきたことのブラッシュアップはちゃんとやりましたけど。本来自分がやりたかったことをできない状況だったからやっていた、という感じでしかね。前向きな発言はしてましたけど、実際にはテンションが下がって当然でした。
でもこれまでひたすら走りつづけてきて、見落としている部分も、ある意味、承知のうえでやってきたから、ここで一回リセットしておいてよかったんじゃない?って前向きに思える日が来るかもなとは思いますよ。やっぱり創作でもクオリティがぜんぜん違うし、これまでより細かいところまで目が届くし。回りくどい曲作りだとは思うけど、一回出来あがったものをもう一度ゼロから構築していくとか、時間があるのでトライできますから。その結果、確実にクオリティは上がるし、それをいざライヴとなったときに披露したら、必ずすごいパワーを生むだろうと思っています。
2021. 1. 1(Fri.) 「WOWOW×L'Arc~en~Ciel 30th L'Anniversary Special Collaboration」新聞広告掲載
本来ならば、この日から30周年としてのことがいろいろあったはずなんですよ。でも、今はね、一度とどまるというか、情勢を見ながらっていう感じにならざるをえないんですけど。まだ終わったわけじゃないですから、前向きに考えたいと思っています。30年、長いですね。バンドってなかなか続かないものなのにね。
2021. 1. 6(Wed.) SNS企画「HYDE初夢チャレンジ」開催
ファンのみなさんに僕の初夢を当ててもらう「HYDE初夢チャレンジ」はこれまでも結構やってて、今年もTwitterでやってみました。夢って昔は毎日思いだすようにしてたんだけど、最近は夢なんてつまらないなと思って、看ても思いだそうとしないんですよ。だから「初夢チャレンジ」のときは、忘れないよう枕元にメモ帳を置いておくんです。今年もその日は起きてすぐ、ちゃんとメモしました。
2021. 1. 9(Sat.)~10(Sun.) HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIREこ@名古屋国際会議場センチュリーホール
ここ最近、ライヴ開場時のBGMは、コンセプトを決めてプレイリストを作ってるんです。この状況下、感染対策との兼ねあいもあって、いつもより長めに開場時間をとっていて。そうすると最初に来たお客さんは暇じゃないですか。そういう人たちが少しでも楽しめるような企画が何か欲しいなと思ったときに、僕が中学時代にめっちゃ聴いた曲と高校時代にめっちゃ聴いた曲を日替わりでプレイリストにして流そうと思いついて。企画内容は事前にSNSで告知したけど、どんな曲が流れるかは来場してのお楽しみ。
改めてふり返ってみると、中学時代に僕が聴いていたのは、ほとんどがニュー ウェーブ。ハードロックはあまりありませんでしたね。一方、高校時代はハードロックが主体で、きれいに分かれていた。時代性なんですかね、おもしろいなって思いました。
この時期、再び緊急事態宣言が発出されましたが、僕としては僕のライヴは完全に安全だと確信してました。でもやっぱり不安があるから来られないって人もいるし、信頼があっても家族に止められて来られないって人もいるし、お客さんそれぞれいろんなパターンがあるだろうとは思ってましたね。だとしても、僕らとしてはなすべきことを完璧にやって、そのうえでキャンセルが出たら仕方ないと思うしかない。
でもね、ライヴは楽しいですよ。やっぱり会えると感動します。君がそこにいるだけで、みたいな感覚です。
                                                                          →1月9日、10日 HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE@名古屋国際会議場 センチュリーホール
2021. 1.11(Mon.) SNS企画「HYDE初夢チャレンジ」終了
この日で「初夢チャレンジ」の応募は締めきり。正解は「僕の送迎を馬でやってもらいたいけど、室内で馬を飼うには許可がいるらしく、どうしよう」でした(笑)。絶対に当たらないですよね。夢だからしょうがないけど、"うわ、すごいの見ちゃったな"って思いました(笑)。案の定、正解者はおらず、「馬」というワードが入っていた方を当たりとしました。
2021. 1.12(Tue.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"@大阪城ホール2公演の延期を発表
根本としての僕の考えは変わりませんが、イベンターや会場の判断として、振替公演の日程を提案してくれたので、そうしたほうがいいんだろうなと思って延期を決断しました。
2021. 1.21(Thu.) J-WAVE「WOW MUSIC」収録
番組のマンスリー プレゼンターを務めていたTHE ORAL CIGARETTESの山中拓也くんとは、コロナ禍なのでいっしょに飲みに行ったりはしばらくできてないですけど、たまにメッセージのやりとりをしていて交流はあります。このときの収録では、彼がファン目線で僕にどんどん質問してきて、すごくいい内容だったと思います。収録とはいえ、飲みながらでしたけど(笑)。
2021. 1.22(Fri.) SNSに漫画「adabana-徒花-」について「今夜はまとめて可愛がってやろう」と投稿
2巻が出たんですよ。でも1巻の内容を忘れてるから、もう一回読もうと思って、意味深なツイートをしました(笑)。
2021. 1.24(Sun.) "HYDE LIVE 20020-2021 ANTI WIRE"@トークネットホール仙台
普段から結構自分で歌い方は研究してるんですよ。その成果もあってか、"ひと皮むけたな"と思えるようになりましたね。ずっと激しいライヴをやっていると、やっぱりノリにまかせて考えずに歌ってしまうことも多くあったんですけど、今なら"なんでここが歌えないんだろうな"とか、ごまかさないでそこに集中できる。ずっと突きつめていけるから、目に見えて変わってくるんですよね。歌えないものについてどうしたらいいんだろうって悩むとき、声量なのかとか、喉のどこから発声しているのかとか、ポイントに気づけるか否かがステップ アップするポイントのひとつなのかなと思います。自分のなかでそういう、"これをこうすればいいんじゃないか"というひらめきを持てると歌がグッと成長しますね。
僕の場合、歌えている/歌えていないの判断基準は、主に発声の仕方が美しいか、ですね。いくつかのポイントの微妙なバランスというか、さじ加減が重要だと思っています。そういうポイントに気づけると、ワンランク アップって気がしますね。
                                                                                       →1月24日 HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE@トークネットホール仙台
2021. 1.26(Tue.) 「令和2年度 和歌山文化賞」受賞
ここぞとばかりに故郷に錦を飾っております(笑)。もうこれは親孝行とか、そういう感じですね。
2021. 1.27(Wed.) YOSHIKIさんからいただいたワインについてSNSに投稿
ほんっと―――――うにおいしいですよ!僕、もともとナパのワインが大好きで普段からよく飲んでますけど、YOSHIKIさんのワインは完璧ですね。やっぱり彼は、味についても芸術を求めるんだなって思わされます。お見事のひと言。完璧主義すぎる人が作るから、味に隙がないんですよね。
2021. 1.29(Fri.) Abema「初対談 HYDE×手越祐也 バースデイ・スペシャルトーク」出演
 「HYDE CHANNEL」配信
相手が手越となると、ファン同士の「なんで~?」「HYDEさんひとりでいいのに」みたいなやりとりを見ちゃったこともあって、結構アンチの多い印象があったんですよ。でもね。ということはこの場はあいつにとって逆にチャンスだなと、ここはもう手越の手腕でうまいことやれば、その印象もガラッと変わるだろう。ファンの子たちは基本、素直だから、番組をやればきっと大丈夫だと思ったんですね。とりたてて期待していたわけではなかったし、だめならだめで僕が盛りあげてやろうと思ってたんですけど、結果、見事な司会ぶりでしたね。僕は惚れなおしました。"こいつ、すげえな" って。ファンの印象がどう変わったかは知らないですけど、きっと変わったと思う。お見事でした。
一点、「HYDE CHANNEL」でDAIGOとの共演となると、アンチはいないので(笑)。"やった~!DAIGOさんだ!!"みたいな。僕のソロ20周年を彼といっしょにふり返ったんですけど、映像に特化した構成だったから、せっかくDAIGOがいるのにちょっともったいなかったかなと思ってます。もうちょっとダラダラと普通にしゃべっている流れのほうがよかったかもしれない。
2021. 1.30(Sat.)~31(Sun.) "HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"@東京国際フォーラム ホールA
東京は、会場に来てくれるお客さん相手だけではなく、配信もあるハイブリッド公演ということで特別なライヴでしたね。目の前に来ているお客さんとカメラ、両方を意識する必要性があるんですけど、美術的にもすごく気に入った形が実現できたし、スキルアップしてる自分をいい状態で見せられたなと思っています。いろんな意味で集大成的なライヴになりましたね。
まだ数本ありますが、今この世のなかでライヴをするには、この"HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE"の形が最善なんじゃないかなと思っています。ちょっと大げさってくらい感染対策をしてますけど、お客さんやその周りの家族の安心のために、今自分ができる最大のことかなと思ってやってますね。状況が許さないとか、従来のアイデアが実現できないからとかで仕方なくやっているのではなく、自分の歌と向きあってスキルアップをはかりながらやってるライヴなので。ちゃんと意味のあるものにしたいなと思って臨んでいます。
                                                                               →1月30日、31日 HYDE LIVE 2020-2021 ANTI WIRE@東京国際フォーラム ホールA
今号のシメのひと言

2021年がどんな一年になるかなんてまだわからない現状で、
僕自身はまだしばらくこの状況が続くのではないかと思って
ますけど、ラルク アン シエルが30周年を迎えるわけですか
ら、諦めず、望みを捨てずに進んでいきたいなと思っています。
詳しい内容はまだお伝えできませんが、今日もラルク アン シ
エルのための時間を過ごしているので、ぜひ楽しみにお待ちく
ださい。