499.「発情ジュリアス・シーザー」
主なキャスト:石橋菜津美・岡田あがさ・岡野真那美・荻野友里・川上ジュリア・七味まゆ味・清水由紀・鉢嶺杏奈・葉丸あすか・深谷由梨香・我妻三輪子・渡邊安理 作:W・シェイクスピア 脚色・演出:中屋敷法仁 舞台監督:川除学 公演記録:2013.3.14〜17@in→dependent theatre 2nd(大阪) |
あらすじ>>ローマ市民からの熱狂的な人気を誇る凱旋将軍ジュリアス・シーザー。 彼の暴走を恐れたブルータスは旧友キャシアスらに駆り立てられシーザー暗殺を決意する―― 「ブルータス…お前もかッ…!」 |
んー…いちお柿喰う客本公演も行ったことがあるのでDM先行案内なぞは届いておるのだけれども。(え)ちょうどふらっとHPを覗きに行ったらばクリスマスだけの期間限定特別企画とやらでLCCチケットを発売するとおっさる。(は?)もう半ば叩き売りに近い額の100円から開始で枚数が売れれば売れるほど価格は上がって行くっつーシステム。あたしが観た時にはもう1日か2日か経っておったのでさすがに100円チケットは売ってなかったけれども(苦笑)それでも2400円で買えてしまった(通常前売り価格4300円)のでこれだったら大当たりなら儲けモノだし万が一にも失敗作(爆)だったとしてもこれぐらいだったらばまずしょうがない。(おい)座席は当日行ってみないと分からない(払い込みは先払いだけど。黙)のでそれだけが難と言えば難なのだけれども送料もお互い支払わなくて済むしどうせ当日会場には行くわけだからそれまで向こうが勝手に(え)チケットを預かっておいてくれるっつーんだから有り難いっちゃぁ有り難いのかもしれない。(苦笑)でもこの日は朝からチケ取りを3件も抱えており。(え)10時開始のはさくっと取れたんだけど12時開始のKOKAMIが電話受付なもんだからNTTに妨害されて(爆)四苦八苦。(黙)ようやく12時半過ぎに掛かって飛び出たんだけどぎりっぎり間に合うかべみょうなところ。(え)しかも開演10分前までに引き取らなかったら向こうの割り振りで座席変更もあり得るとか書いてるしー…!(死)もう駅からぜりぜり言いながら走りに走ってようやっと12、3分前に到着ー。(ほっ)っつか開演前にトイレにも行っとかなくちゃだよっ!(爆)…間に合ったけど。(苦笑)今回は東京公演が青山円形劇場だったのでそのままのアレンジを大阪にも持って来たかのやうなステージ構成で真ん中に円形舞台があってその四方を取り囲むやうに客席が組まれておって花道も円形劇場みたく2方向に作ってあったりなんかしてインディペンデントでもこういう稼働座席が組めるやうになっておるのだなー…なぞと別の意味で感心する。(え?)そう言えば転球劇場でここを使っておった時にステージ奥のいつもだったらば舞台裏っつかもうかんっぜんに外になる部分(えー)からシャッターをがらがらがら〜っと開けて入って来て道行く人たちも「何が始まるのか??(おぶおぶ)」みたくちょっとばかし止まって見守るのかと思っておったらばほんつふっつーにどんどこ通り過ぎてくだけで注目も何もされてなかったのだけれども。(苦笑)…とすると舞台奥から伸びる花道の辿り着く先は仕切ってあって見えなくなっておるけれどもほんっとうのところは外なのかっ??!!(違)…や、まぁぜぇーんぶの空間を使ってしまえば外ってことになるんだろうけれどもちょっとした倉庫っぽいすぺいすになっておったはずなのでそこから外に出られる(結局外に出るのかよっ?!←)やうになっておるのかもしれない…。行ってみたことないから分かんないけど。(苦笑)とりま座席はH列 8番っつー舞台正面上手側ブロックの4列目通路横(端っこ)って感じかな??「ジュリアス・シーザー」は蜷川シェイクスピア・シリーズでもまだやってない(とおも。←自信ないけどそう…だよねぇ??おぶおぶ)のでぜんっぜんっ!観たことがなくて…。(黙)原作はさらさら読む気がないので(おい)どういう話なのか知らないんだよねー…。(苦笑)ブルータスが出て来るってことは「ブルータス、お前もかっ?!」な有名な台詞が聞けるはず…っ!ってのは聞きかじりで知ってたりするんだけど。(え)…で、ですよ。(何)前回の「マクベス」は元ネタ(おい)を知ってるから2時間にはしょられておったとしてもこう…切り取られた枝葉のぜぇーんぶが網羅出来るわけじゃないけれどもある程度は脳内補完で付いてくことが出来たしよかったんだけれども今回のは歴史モノだし登場人物多いしその上に役者さんの顔と名前が一致してない人がほとんど(爆)なので役の名前で呼ばれておっても誰が誰やらちぃーっとも分かんね。(滅)さすがに主役格のシーザーとブルータスとアントニーは分かる(その役しか演じてないから。苦笑)けれども他の人たちはとっかえひっかえいろーんな端役でも出て来られたりするのでますます区別が付かないおっ!!!(どーんっ!)しかもどういうわけだか今回は喋り口調がべらんめぇ言葉(昔の江戸弁??おぶおぶ)だったりするのもあってか最初のうち言葉を言葉として耳が捉えてないっつか聞こえてはいるんだけれどもどこか上滑りだったりなんかしてこう…言葉の意味みたいなものまでが頭に入って来なくて「今何を言ってるのん??」って感じで…。(苦笑)喋ってる方もいまいち慣れ親しんでないっつーのがあるのかなぁ??一生懸命喋ってる感じはするんだけれどもそれに必死過ぎてこっちに届いて来る感じがぜんっぜんっ!しないっつか…。(黙)途中からは落ち着いて聞けるやうになって来たんだけれどもそれでもなーんかよく分かんないまま話だけがどんどこ先に進んで行っちゃってる感じで…。確かに言葉の勢いとしても話の勢いにあっておってスピード感はあったと思うんだけどそこにまんまと騙されちゃってる感じ??(えー)やぱーり大まかな話の筋みたいなものは頭の中に入ってる方がいいと思いますです、ハイ。(黙)…っつかそもそもの事の発端であるところのシーザー(川上ジュリアさんの役どころ)とブルータス(深谷由梨香さんの役どころ)がどうして反目し合っておるのかがとー………んと分からない。(滅)…や、反目し合ってるってことではないのか。(え)ブルータスもその友達であるところのキャシアス(渡邊安理さんの役どころ)もシーザーとは腹心の友っつかまぁ信頼はされておるのであろ。それだから裏切られたっつかブルータスにシーザーが刺される時に「ブルータス…お前もかっ?!(中屋敷(法仁)さん脚色ではこの台詞そのまんまじゃなくてアレンジされておったと思うんだけど何て言っておったか忘れた←)」っつって息絶えるなーんてなことに繋がっておるのだと思うんだけど。そもそもシーザーってのは何か悪いことをしたって言うのか??(おぶおぶ)そりゃまぁシーザーの前に王だった人物はよく出来た人物だったみたいだし大衆からの支持も集めておってものすんげぇ絶大な人気を誇っておったぐらいなのにシーザーがよそとの戦争に勝ちに勝ちまくってローマに凱旋して来るなんてなことになった途端に「シーザー、万歳っwww」みたいな空気になっちゃってそれまで箸にも棒にもかからなかったモノがいきなり王様にまでのし上がっていい気になるなっ!!!ってのは確かにあったかもしれない。だけれどもシーザーはアントニーから授けられた王冠を三度も払いのけ(…や、まぁそこにアントニーとの結託っつか「王冠を授けることになるけれども君はそれを断った方が株が上がるよvvv」とか何とか言い含められておってそれっぽく振る舞ったとも言えなくもないし←)欲もそんなにないみたいには見えるんだけれどもそれだとしたらばブルータスの嫉妬ってことにもなる…のかな??(え?) でも嫉妬っつってもブルータス自体もシーザーを殺して自分が天下を…っ!!!みたいな感じではないんだよねー…。ぱっと見シーザーとブルータスの衣装なんかを見ておると文明開化っつー印象が強いんだけれども(喋り言葉もそういう感じだしシーザーの奥さんはばりっばりの鹿鳴館スタイルっぽかったしvvv(対するブルータスの奥さんは「はいからさんが通る」っぽかったけど←は?))構造を見ておるとどっちかっつーと新撰組??もしくは尊王攘夷??もう一度武士の意義を問い直す!!!みたいなところがあったんじゃないのかなぁ??と。この場合相手は誰でもよかったはずでたまったまシーザーが王の座に就いておったもんだから攻撃対象になったっつーだけでアントニーが王だったらばアントニーが刺し殺されておっただろうし逆にブルータスが王の座に就いておってシーザーがブルータスの側だったとしたらばキャシアスと組んでシーザーがブルータスを刺しておったのかもしれない。とにかくまぁ弛緩し切った世の中に喝を入れるとかそんな感じの意味合いだったんじゃないのかなぁ??…ってまぁこれはあたしの勝手な印象ってだけなのでこの話の根元はぜんっぜんっ!違うところにあるのかもしれないけども。(苦笑)でもやぱーりブルータスはアントニーを殺しておくべきだったと思うよ??(えー)だって結局のところは死人に口なしっつかブルータスにとってのいい世の中を作ろうと思ったらば元がシーザーに付いてたやうな人は消しておくべきだったんじゃないのかな??その点キャシアスは抜かりなく「殺した方がいい!」って主張しておったのにブルータスが怯んだっつか何だか訳の分からない情けをかけて生かしておくことにしてしまったせいで今度は自分たちが追われる側になっちゃったりなんかして…。(黙)ブルータスとしてはシーザーの従順な家来っつーよりかは政治の後見人みたいな役割として捉えておったんだと思うしシーザー亡き後上手い具合に世の中を引っ張って行くためにはアントニーが必要だと思ったんだろう。でもブルータスの悪口は直接言ってないけれどもシーザー擁護に廻れば遠回しに「シーザーはとてもいいヤツだったけれどもそのシーザーを葬ったブルータスはとんでもない悪いヤツ…っ!」っつってるのと同じことじゃね??(苦笑)王冠を三度も払いのけたのは事実だ。だけれどもシーザーの私的財産をローマ市民全員と山分けするつもりだったなーんてことはホントかどうか分かんないじゃんかよー!!!今アントニーが思い付きで言ったことかもしれないし証拠なんか何1つないわけでさ。(苦笑)「シーザーからそういう風に聞かされておった」っつったところでもうシーザーは死んじゃっていないわけだし分かんないもっ!!!ちょっとのことだったとしても誰だってお金を貰えるなーんてなことになれば嬉しいし「何??どんだけいい人www」っつって好感度めためたあーーーっぷっvvvぢゃんねぇ??(え)しかも死んじゃってるってのはものすっげぇおっきい。生きてる間に山分けするって言われてもそれもまぁ嬉しいことだけれども死んじゃって「可哀想…」ってな気持ちがちょっとばかし沸いて来ておるところにこれだもの。「惜しい人を亡くしたわーーー!!!」って感じぢゃね??(え?)貰えるはずのお金が貰えなくなったわけでも何でもないのに。だってべっつにシーザーが死んだところで「私財をローマ市民と山分けする」ってことだったんだとしたらばまぁ半分はシーザーの奥さんのモノってなことになるんだろうけれどもそれでも残った分はみんなで仲良く山分けvvvってことで丸く収まるじゃない??ブルータスがシーザーの遺志を継いでそういう手筈を整えさえすればいい。それなのにシーザーは考えなしなブルータスに殺された…!みたいなことになっちゃってさ。(黙)しかもその話聞いた大衆たちも安易にシーザーに転ぶんだもの。(苦笑)ブルータスってのはそれほど信用されてないのか??もっと市民レベルでの根回しが必要だったんじゃないか??(え)自分たちの仲間内だけで盛り上がってすーっかりその気になっちゃってただけでさ。もっとこう…何だろ??町内会レベルの行動っつの??(は?)ボランティアに積極的に参加するだの町を綺麗にするだの足の不自由なおばあさんだのおじいさんだのは背中に負ぶってあげて家まで送り届けてあげるだの(は?)「ブルータスって見上げたいいヤツだなvvv」ってのを浸透させとかないと!ブルータス1人が目立ってやっておったって無理っ!!!その仲間たちもこぞって奉仕活動に励むとかしてないと支持なんか得られないよ??(えー)それぐらいのことをやってればアントニーがいくらシーザーを褒め称えたところで「ブルータスだっていいヤツだよなぁ??」ってなことになって五分五分もしくはブルータス優勢に持ち込めたかもしれないのに…。…っつかアントニーって「アントニーとクレオパトラ」(観劇日記No.398参照)に出て来るあのアントニー??(え?)あーんなにシーザーのことを嘆き悲しんでるフリ(…フリかどうかは分かんないけどさ。苦笑)をしておいて晩年(…ま、これが原因で殺されるわけだし、ねぇ??←え)はすーっかり女狂いで人生まで狂わせちゃってとんだ執政官だよ…。(滅)…ま、それはこの話とは関係ないわけだけどさ。でもブルータスも役としてはしっかりしていい役だと思うのに恰好がもう髪の毛はぼっさくれてるしこう…みんなの目を引くやうなイケメソでも何でもないし(爆)なーんかもったいないよねー…。(黙)それに引き換えシーザーはかわいらしす(は?)っつかイケメソだし我儘放題にやったって「あー…!もう可愛いから許しちゃうwww」って思えちゃうやうな??(えー)あー…でもそれまで大人しくて言いたいことも言えないやうなちんまい子(え)だったのが王座に就いた途端に我儘っぷりを発揮したりだとかって王様でびうかよっ??!!みたいなとこもあったみたいだしそうだとしたらいけ好かないヤツってことになるよね…。(えー)どっちの言い分を信じるべきなのか…??それが問題だ…。(おい)でもアントニーの部下??のピンダラス(岡田あがささんの役どころ)は風呂桶みたいなの持って走ってるし(ローマだからテルマエと掛けてるの??←)ブルータスの部下(…使用人??)のルーシアス(我妻三輪子さんの役どころ)もなーんか主人の割にはぼんやりしてるっつか(え)締まったとこがない感じがどうにも…。(苦笑)それでもブルータスは自分の最期をルーシアスに託そうとしたりするし結構あー見えて信頼しておるっつか頼める人が最終的にルーシアスしかいなかったんだとしてもおもっきり大それたことだし歴史に名を残すっつかそれぐらい大変なことなわけでそ??それなのにやらせるんだからすごい決断力だよねー…、ホント。あと結構客席最前列はオイシイっつかそれなりにお高い設定の席になっておるのか(通常価格よりも1000円ぐらい割高)女優さんたちとの絡み半端ねぇっwww話し掛けられるし(答えていいもんかどうか迷うけど。苦笑)キャスカ(鉢嶺杏奈さんの役どころ)だっけか??からは「手錠取って??」とかって迫られるし…。(苦笑)…っつかホントにあの手錠は外してあげてよかったのか??(おぶおぶ)取って貰って逃げてまたブルータスのところに戻って来るってなことになっておったけれどもいちお人質に捕られておったわけでそ??東京公演は誰も取ってくれる人がいなかったとかってのをちらっとブログで読んだんだけど日によってお客さんも違うわけだから取ってあげてる人もいたのかなぁ??大阪はえっらいかんったんに取ってあげてましたけども。(苦笑)シーザーが殺されてブルータスも死んで結局最後に何が残ったのか??キャシアスも自殺しちゃうしなーんかもうめんどくさくなったらぜぇーんぶシェイクスピアって片っ端から殺しちゃうんだね…。(違)カテコは特別なくて役者さんたちが袖に捌けたら終わりって感じで呆気なかったでつ。(苦笑)次の「リア王」は観たことあるから大丈夫そう…かな??(は?)でも大阪公演あるかどうかがべみょうなところ。(黙)引き続き公演打ってくれることを願いつつ。 アフタートークは長くなってるのでこちらからどうぞー。→ |