1018.「絢爛とか爛漫とか」

主なキャスト:安西慎太郎・鈴木勝大・川原一馬・加治将樹
作:飯島早苗 演出:鈴木裕美 舞台監督:小笠原幹夫・白石良高
公演記録:2019.8.20~9.13@DDD青山クロスシアター(東京)
あらすじ>>処女作以降、2作目が書けず悩む新人小説家・古賀の部屋に集う批評家志望のモダンボーイ・泉、自称耽美小説家の加藤、非凡な才能を持ち、破天荒で自由に生きる諸岡。
移り変わる季節のようにゆれうごく夢と才能、理想と現実の葛藤の中で、友情や恋にもがきながら、それぞれの道を探していく。

(長塚)圭史くん作品2本だけじゃあもったいない(…さもしい←)気がして他に何かー…??と思って探したんだけれども柿喰う客公演はあたしが帰った次の日から初日(黙)だったし無理だなー…と思ってキャストにさほど興味はなかった(おい)けれどもくらりす(佐々木蔵之介氏)もやったことあるってのでちょっと興味をそそられてこの演目をチョイス。もうすでに一般発売日は過ぎてたかと思うんだけれどもC列 9番と悪くない席が取れてしまったい。(苦笑)かろうじて加治(将樹)くんはー…「曇天に笑う」で観たことあったわ!…と「セールスマンの死」(観劇日記No.950参照)にも出ておったらすぃーんだけれどもいまいち覚えてないっつか。(滅)他メンバーに至ってはてんで知らなかったので(えー)なーんかすっげぇ人気ある人たちだったらごめんなさい。(え)内容としてはモガだとかモボだとか言っておるので昭和初期ぐらいの時代背景なのかしらん??(おぶおぶ)ダンスホールとか聞くと明治初期かと思ってしまったんだけども。(苦笑)何にせよいつの時代も変わらない青春活劇とでも言いますかー…??(え)何故かなし崩し的に古賀(安西慎太郎さんの役どころ)の家に集まって来る面々…。ちょうど1人暮らしでそこそこわっかい女中に身の回りの世話を焼いて貰っておるっつー何不自由ない暮らしをしておるところが羨ましいっつか何っつーか…ま、小説でこけたとしても慌てて働き口を探さなくてもそれなりにやって行けるお坊ちゃまな境遇の持ち主なんでしょうねい。…にしても1作目がばばーんっ!!!と売れてしまうと何かとプレッシャーっつか2作目もそれなりに期待されて待ってられるのかと思うとしょーもない作品は世に出せるわけがないしまあまあそこそこ「売れる」作品でないと…!ってな意気込み虚しく書いては捨て書いては捨て…の繰り返し。(滅)いっやぁー…でも分からないでもないけどねー…。(苦笑)あたしは小説家ではないのでアレだけれどもこないだだったって映画で「カメラを止めるな!」が思いの外大ヒットしてとんでもないロングラン上映っつか最初は単館モノで細々とやっておったのがあれよあれよっつー間に全国区にまでのし上がって行ってシネコンなんかで掛かるやうになってますます観る人が増えてしかもそれが無名っつかまぁ演劇ぶっく略して演ぶっつったらば知る人ぞ知る雑誌だと思うんだけれどもそこの監督クラスの卒業制作…ではないけれどもそれに近いっつか何っつーか…それだから俳優さんたちも観たことない人がいぱーい出ておったしなーんとなくそれが逆にリアルっぽいっつか演技じゃない風にも見えてシロウト臭さがウケたっつーパターンだったわけだけれどもさすがに2作目ともなると同じパターンの作品を撮るわけにもいかないだろうし今度は正当な評価っつかこっち側の人たちだったって見る目が変わって来るわけじゃないですか??そこを期待されて期待されまくっての結果が「…これ??」みたいなのだとダメだしそのプレッシャーたるや…!と他人事ながら心配してしまったりするわけだけれども(苦笑)それぐらい作品を世に出すってのは難しいことなんだなー…なーんて。(え)それだからいつまで経っても「これじゃない…!」つて悩みまくって夜も考え過ぎて眠れなくてつよーい中毒性のあるやうな睡眠薬にまで手を出して精神的にもどん底にまで落ちて行ってしまうところも分からないでもないわけだけれどもそれで巻き込まれる人たちの立場からしたらばたまったもんじゃないな、と。(黙)自分1人が身を持ち崩して行くのはどうしようもなく自業自得なんだからしてしょうがないわけだけれども通いの女中さんまで手籠めにされかかったりだとかそれって謝って済む問題じゃないしどうなのよ??実際??って話なんだけれどもそれで入院ちうもせっせと足繁く通って来てくれては世話を焼いてくれて…ってなことですーっかりと勘違いしてどうやら俺に気があるんじゃなかろうか??(え)ってなところでいよいよプロポーズにまで持ち込もうとしたところに向こうは実家の田舎の幼馴染みだったかとけこんするってな話になって告白する前に撃沈…とかついてねぇー…!(どーんっ!)…ま、こればっかりは出会いの順番っつかしょうがねぇなぁ…としか言えないわけだけども。(黙)そーんなどうしようもないダメンズっつか残念っぷり全開男子を京様(京晋佑氏)が初演、再演続けて演じておったなんて…!…ってか近鉄小劇場でもやっておったってのに何で知らなかったんだろう??…や、まぁ90年代後半とかそーんなにガンガン舞台に通っておったわけじゃないので情報もほっとんど入って来なかったので仕方ないんだけども。(黙)あの時もっと知ってればー…!(むきぃーっ!←)片や特別に小説には思い入れのないらすぃー諸岡役が前ーにくらりすが演じておった役だと言う。今回ぽっちゃりさん…では済まされないやうなまるまるっとした体形の(おい)加治くんが演じておるってなことでてんでくらりすとはいめいじが違うんですけども。(だから)2作目の方向性に悩む古賀の前で「俺なんかこないだ結末のない小説を1本書いちまったよ!」つてカラカラと笑ってだから心配することなんかなーんにもないwwwつて励ましてくれる心強い友人だったりするわけだけれどもその結末のない小説がどういうわけだか文芸誌(今で言うところの「小説新潮」とかその類…なのかしらん??)に載ったっつーので読んでみたらば確かに結末は書かれてないけれどもそれがまたこの話はここで終わったわけじゃなくてその中で息づいてる人たちはもっと先の未来永劫を生きて行く…!みたいなことで市井の人たちが生き生きと輝いてまるで目の前で実際の人たちが立ち上がって来るかのやうにリアルに感じられてこれはもう絶対に太刀打ち出来ない…つてすーっかりと古賀の筆を折らざるを得ないやうな??打ちのめされて「才能って確かにあるんだな…」と撤退宣言かましてしまうぐらいに物凄い作品だったわけだけれども本人はと言えばそーんなに力を入れて書いたわけでもなくただまぁ習作??のやうにしてさらさらっと書いてしかも結末も書き切れないまま担当者に「こんなん書いちゃいましたwww(てへぺろ←)」ってな体でもって渡して担当編集者さんにもいい顔をされなかったっつーのでついぞ文芸誌になぞ載っかることはないだろうと思っておったのがたまったま当たってしまった…!な具合だったりで片手間に書いてこれなんだからしてしんっけんに小説家を目指したらば古賀なんかの出る幕もないだろう…ってなことでかんっぜんにノックアウトなわけだったのが本人は家業を継いでイギリス??だかに経営学を学びに行く…!つて小説家の道からはとっとと降りてしまうしますますと腹の立つことよのう…ってな感じなわけだけれども本人に小説家になるつもりもないんだからして仕方がない。…ってか古賀にもこれぐらい力の抜き具合っつかさらさらっとなーんにも考えずに書くぐらいの??…とそれが出来るのは処女作ぐらいのモノかー…。(黙)それで売れたとなると2作目は…!ってなってきっついモノがあるし片手間にさらさらっと…なーんて出来ないか。(苦笑)…と悪循環ループwww

耽美小説…とは名ばかりの(え)女を縛ったり吊るし上げたり…はなかったかもしれないけれども(苦笑)とにかくもエログロバイオレンス的な??(えー)そーんな作品ばかりをものしておる加藤(川原一馬さんの役どころ)は加藤でこれまた悩んでおったりなんかして…。(黙)どうにもどういうトラウマがあるのかはわっからないんだけれどもとにかくもものすっげぇ歪んだマザコンっぷりっつーのか書く女、書く女…と自分の母親像が密かに投影されておったりなんかしておってそうでないと書けない…!とのたまう。(え)本名ではいろいろとまっずいので(黙)ペンネームで実家にもバレないやうにしておったのが母親が危篤…!ってなことで取り急ぎ実家にすっ飛んで帰らなくちゃいけないことになって残されたのは父1人子1人…。(滅)何とも気まずくそうしてそーんな破廉恥(!)な小説を書いてるってなことになったらば絶対的に勘当されるかはたまた小説なぞ辞めて帰って来い!とのお達しが下されるかどっちかだっつーので気を揉んでいたわけだけれどもどうにも母親にはバレておったらしく。(え)こーんなに面白い作品を書けるのだからして「辞めろ!」なんて言わないであげて??ってのが母親からの最後の頼みだったっつーので親公認っつかまぁ小説家は諦めないでよくなったとかでこれまた親から愛されてたんだなー…ってなことが今になって分かったり。遊び人の泉(鈴木勝大さんの役どころ)も何かっちゃぁ遊び人のカノジョ…っつか向こうは向こうで付き合ってるつもりもなーんにもなくて他にも何人もの男ととっかえひっかえやっておるもんだからしていっちばん一緒にいて気がラクだっつーのでどこにでも連れ歩いておったのがいよいよ妊娠してしまって「誰の子…??(おぶおぶ)」ってなことになっておたおたし始めてそれまで何度告白しても気のない返事しか貰えなかったわけだけれども一大決心で「父親になる…!」とか宣言してしまってどうにも年貢の納め時…だとかいろいろすったもんだもありつつ。(苦笑)ダンスの腕前はそこそこっぽかったけれどもお坊ちゃまのたしなみとしてのバイオリンはとんでもない出来だったりで(黙)一瞬何弾いてるのかちぃーっとも分からなかったんだけれどもほんっとに心底ヘタクソなのか(おい)それともヘタクソに見えるやうにわざと練習もなーんにもしないで臨んだ結果としてのアレ(え)なのかどっちなんだろ??(おぶおぶ)ふっつーに騒音にしか聴こえなかったけど。(爆)今「G線上のあなたと私」たら言う(おい)ドラマが始まってますけどもあの(中川)大志くんは置いといて他2人のシロウト上がり(!)な出来栄えの方がずーっと上手いわwwwと思えるぐらいにヘタクソですた…。(黙)これがお気に入り俳優さんたちががっぷりよつで臨んでくれたりなんかしておったらば俄然テンション上がったんだろうけれども年わかーい俳優さんたちがあーでもない、こーでもない…つて必死に悩んでのたうち回ってもんどりうって明後日の方向に向かって行っては壁にぶつかって跳ね返って来たり…などんくさっぷりを「そうそうwww」つてなまぬるーく笑って観られるやうな年でもないし(え)なーんかちょっとこっぱずかしいわwwwなぞと思いつつあのどこかとおーくから「穴に入れるんだったらずーっとふかーい穴に隠して埋めてしまいたい…!」なエピソードの数々に「はぁー………」と全く他人のことながら大きなため息を吐いてしまいたくなったりしつつ。(え)今はもうその渦中に放り込まれてぐるんぐるんと振り回されて七転八倒しておる真っ最ちうであろうのできっと俯瞰的には見てないし見られないだろうからもう駆けずり回って転んでケガして泣いて暴れて…で疲れて寝ちゃうってなパターンなんだろうけれどもこれが10年ぐらい経ってみたらば「恥ずかしい…!」つて裸足で脱兎のごとくに逃げ去りたいぐらいの出来事なのであろうなー…と思ったりしてそーんな10年後のドラマとかを新作で書いてくれたらそれもまた観てみたいやも??(え)「絢爛とか爛漫とか」続編として何代も続いて行く物語ってのもあってもいいのかもしれないなー…、と。(おい)…とかんっぜんに無責任なことを言いっ放しにして逃げる…!(え)特に今流行りのBL展開に流れるわけでもなく(え)ただただもう「モテたい…!」つて必死になってダンスホールに通った挙句に常連の踊り子さんといい仲になって「今度こそデートに誘う…!」つて宣言した結果他の男に持ってかれる…だとかまぁ元々の初演が90年代半ばから後半にかけてだったりするので今みたくBLが持て囃されてるわけでもないし(死)正統派男子の友情とは…?!みたいなことでわちゃわちゃやってる感じっつか男子校のノリ…なんだろうなー。(遠い目)あたしは中高とじょし校だったので男子の入り込む隙もなく…っつか「モテ」を考えることもなく淡々と過ごして来て挙句の果てにすーっかりとおさーん化してしまい今に至る(黙)わけだけれどもあの思春期バリバリだった頃に手軽な男子が周りにいなかったってのは随分と間違った人生を過ごして来てしまったのやもしれん…と今更ながらに思ったりもするのでつ、ハイ。(滅)…何だろう??高校生の時にはちゃんとした異性交遊っつか付き合う、付き合わないにしろ「男子がいる!」ってのを意識して生活しないといろいろダメだと思うんですよねー…。(苦笑)…ま、もうどうにも戻れないのでどうしようもないですけども。(黙)これが女4人版みたいなのもあるみたいだけれども女4人だと喧々囂々になり過ぎてダメだとおも。なーんの問題解決にもならない。(おい)みんながみんな「自分!自分!」つて自己主張激しく言い合った結果共倒れになってだーれも救われない…ってないたーい話になりそうだし。(死)男4人だからこそ人生設計だとかなーんにも無計画で未来の展望性??そんなん知らんわwwwでも笑って観てられるけれども女4人だとけこんだ何だとか子供はどうだとか生臭くなっちゃってそーんな夢物語なんか屁のツッパリにもならん!みたいなことで女優さんファンは萌えるのかもしれないけれども演る方も観る方も気まずくなりそうでやだwww(おい)この4人が誰だったら嬉しいか??(え)を考えてみたらばもっかい諸岡はくらりすで観てみたい…!だとかエログロバイオレンスを書いてる上川(隆也)さんが観たい…!だとかチャラ男はやぱーりなるすぃー(池田成志氏)にやってほしい…!だとか悩み苦しむくどちゃん(宮藤官九郎氏)とかリアルすぐる…っ!とかいろいろあるわけだけれどもあたしの理想を揃えると50超えかよwwwなおさーん集団になってしまってこの年になって人生設計見えてなかったらとりあえずいかんだろwwwって話になってしまって老後の心配かwwwみたくなって来るので止めておきまつ。(黙)…とこの日はアフタートークありだったのでそちらも気になる方はこちらー。