大人計画フェスティバル
2006.9.10 17時 荒川良々・近藤公園の“学園寄席一期一会” 古典
えーっと。この有料イベも吐夢さんと同じくA列 1番&2番げっとだったりとか。(苦笑)椅子席かと思いきや靴脱いで桟敷席が並んでる教室でしたねい。でもやっとゆっくり座れる。(年寄りかよ?)ちょうど目の前で扇風機がぶんがぶんが回っててよかったでつ。(おい)で窓側だったもんでドッジボール大会が気になるったらーん。そういう人たちが窓のところに群がってましたねい。(苦笑)でちょうど2試合目も終わったとこだったのか三宅さんがチームのみんなに肩車されてたので勝ったのかなー?と。望遠レンズ付いてたらばっちり撮れたのに…。(あ。そう言えば女の子ですっごい望遠レンズ付きのカメラとか首から提げてる人がいたりしましたが。気合いが違いますねい)で教室のバックは空と雲が書いてあって爽やか路線。で公園くん登場ー。この時は眼鏡はかけてなかったですねい。「いやーホント暑いですねー。みなさん、大丈夫ですか?気分悪くなったりとかしてません?」とか気遣ってくれてました。で「落語はホント初めてなのであんまり上手く出来ないんですけど。この中で落語よく聞きに行ったり寄席行ったことあるって人いますか?…あ、いません?よかったー。あんまり詳しい人とかいたらどうしようかと思いましたけど。じゃまぁ気楽に聞いてってください」みたいな感じで噺に。町内でもこうなんとなーくみんなの頼れる兄貴分みたいな感じの人っていますよね、みたいな感じでネタは「風呂敷」。なんかあたし、どっかでこの噺聞いたことある気がするんですけど?(え?)つか結構昔からパパリンが落語好きなものでカーステがまだテープだった頃とか笑福亭仁鶴さんのテープが普通に車に積んであってラジオかける代わりに聞かされたりしたものです。(苦笑)噺でよく覚えてるのは「貧乏花見」と「青菜」。この2つはすっごいよく覚えてる。仁鶴さんのテープでは「風呂敷」はたぶんなかったはず(パパリンが持ってる中には)なのでどこで聞いたのか自分でもよく分かんないんですけど。(焦)テレビで何か見たりしたのかなー?でも他にもパパリンがラジオの落語とかテープで録ってたりしたからその中にあったのやも。(と。帰ってから「こんなの知ってる?」って聞いたらパパリンは知らなかった…。じゃどこでだー?!) えーっと。噺の内容は…古典なので説明しても大丈夫かな?(おぶおぶ)長屋に住んでる奥さんがいてて。で旦那さんが「今日は遅くなるから」って言って仕事に出て行ったので家でのんびりしてたら近所に住んでる人(男の人)が訊ねて来て玄関先で話し込んでたら雨も降って来たのでここじゃなんだからってことで家の中に入れてゆっくりお喋りすることに。が。そこへ「遅くなる」って言ってたはずの旦那がへべれけに酔っ払って帰って来たー。びっくりした女将さんは別にその男の人とはどうもないんだけど「この押入れの中に隠れてっ!」ってその人を隠して旦那さんを出迎える。で「遅くなるって言ってたのにどうしたんだい?」って聞いたら「俺が早く帰って来ちゃ悪いか?!」ってご機嫌斜め。「そういうわけじゃないんだけどー…。じゃお酒も飲んでるみたいだしもう早く寝ちまいなよ」って促したら「まだまだ俺はここで飲むんだよー」って押入れの前にすっかり居座ることに。寝かした隙にその男の人を帰そうと思ってたのに全然その場をどける様子がないのでどうしたらいいものか?と相談に来たと言う。旦那は相当の焼きもち焼きだしお酒が入ってるからそんな何もない男の人だけど見つかったらどうなるか分かりゃしないーってことで「じゃぁ何か考えて後から行くよ。一緒に帰ったらまたまずいことになるだろ?」ってことで兄さんは後から訪ねることに。で「ちょっと風呂敷を出しておくれよ」って奥さんに言ってその風呂敷を1枚持って家を訪れる。で「どうしたんだい?こんなに酔っ払って」って聞いたら旦那も「遅く帰るって言ったのに仕事が早く終わったからあんまり早いとなんだしと思って時間でも潰して帰ろうと思って飲んで帰ったのにそれをまた女房が早く寝ろって急かすもんだから意地でも俺は寝てやらないんだっ!」ってふてくされ。で「そう言えばさっき行った家にこんなやつがいたんだよ」って話をして「聞きたいかい?」って言ったら「聞かせてくれよ」って乗って来たんで「焼きもち焼きの旦那がいてな。女房は別に浮気してやろうとかそういうわけではなかったんだけど近所の男の人と話し込んでたところにその旦那が帰って来たから急いで押入れの中に隠したんだな。そしたらその旦那はへべれけで押入れの前から動こうともしない。もう中の男は気が気じゃないわな」「そりゃ大変だな」「あぁそうさ。大変さ。でな女房がどうしたらいいか?って飛び込んで来やがった。だからこうやって風呂敷を使ってな。どうだ?やって見せてやろうか?」「あぁどうやったんだい?見せておくれよ」「こうやってその旦那の頭に風呂敷をすっぽり被せてだな。で押入れをちょっと開けてな。中にいる男に「ほら、早く出て来いよっ!今のうちだぞっ!あ。中に何も忘れ物すんじゃねぇぞっ!おいっ!履物もちゃんと持つんだぞっ!もたもたすんじゃないよっ!気をつけて帰れよっ!」ってまで言ってやってな。送り出してやったんだよ」「そりゃ兄さん、上手くやったなー」「そうだろ?全く世話が焼けるぜ」みたいな感じの噺でしたねい。テンポもよくて面白かったでつ。 で続けて良々登場ー。つかでかっ!間近で見るとやっぱり良々でかいわー。(驚)で「落語をねやろうってことになったからきたろうに聞いたんですよ。落語詳しいって言うから。きたろうって言ってもあの髪長いお化けのきたろうじゃないですよ?でいろいろ教えてやるからって言われたのにまず言われたのが「お前は口がのろいからまず口の手術をしろ」ですよ?どうしろ?って言うんですか?そんなもんですよ。それぐらいしか言えないんですよ。だからねぇ前の人はいっぱいなんか口から出るかもしれませんけど勘弁してくださいよ?あ。みなさん、これが初めてですか?新作とか聞いた人…あ、いますか。どうでした?どっちも聞いてるんですね。物好きですね」みたいな感じでお喋り。で「途中なんか外でやったりするんでなんかうわーっ!ってなったりしますけどこっち集中してくださいね」って言われて始まったのが「酢豆腐」。これもなにげに聞いたことある気がするー。(え?)えーっと。噺の内容は…まぁ長屋に住んでるみんなが集まってちょっと飲もうじゃないかってことになって。みんなでいろいろ家から何か持ち寄ってそれをつまみにしようってことになって。でいろいろ持って来るんだけどその家にあった豆腐がどうにもこうにも腐ってて食べられない。口に入れるまでもなく顔に近づけただけでものすごい臭いがするぐらいだし色も変わってふわふわしたカビまで生えてるぐらい。で「そんなの捨てちまえよ、早くー」ってことになるんだけど。そこを通りがかった若旦那。これがどうにも鼻持ちならないやつでいつも格好つけてばかり。「こいつに一泡食わせてやりたい」ってことでその若旦那を捉まえて「ちょっと今から一杯やるんだけど一緒に飲まないかい?」って誘い込む。で「若旦那ならこの味が分かるかも」とか何とか言ってその腐った豆腐を食べさせることに。若旦那も「いやーこの鼻を突く臭いがまたたまらないねー。目に来るよ、目にっ!」とか「このちょっと箸を入れたらべとつくところもいいねー」とかなんとか解釈を滔々と述べるんだけど「じゃこれは貴重な食べ物だから家に持って帰って食べるとするよ」とか言ってどうにかその場を逃れようとするんだけど。「いや。ここで食べておくれよ。この中の者にはその食べ物のよさが分かるやつが1人もいねぇんだよ。食べてどんな物か教えておくれよ」って必死で引き止める。で「じゃぁ一口だけだよ?」ってことで若旦那が無理矢理食べさせられることに。で口に入れるのはいいんだけど「あぁこの臭い!」とかもがき苦しみながらなんとか飲み下す。で「一体それは何て言う食べ物なんだい?」って聞かれて「こりゃぁ酢豆腐だね」って知ったかぶって得意げに答える若旦那…ってので終わり。なんだけど。若旦那が途中で「いやーこの鼻を突く臭いがっ!」の下り辺りで外で源ちゃんの弾き語りが始まる…。(苦笑)で良々が「…始まりやがったな…」ってぼそっと言って「はいっ!みなさん、こっちに集中ですよっ!じゃ続きからやりますよっ!」ってことで「いやーこの鼻を突く臭いがっ!」の仕草に入ったところからもう1回。その「ちっ!」って顔がすっごいまた可愛くてホントいいもの見させてもらいましたよ。(は?)こっちもホント演技力っつか動きも大きいし面白かったでつ。 つか落語ってお芝居やってる人には合うのかもしれない。なんか落語って究極の1人芝居っつかパントマイムって感じするんですよねー。1人で何役もやらなくちゃいけないし身振り手振りで今こういうことが起こってるんですよーってみんなに伝えなくちゃいけないし難しいとは思うけど普段やってることとそう大差はない感じがするっつか。長台詞を延々喋ってるってのと同じ状態なのではないかなー、と。だから全然何もやったことない人って感じじゃなかったしむしろ自然だったと思う。ホント新作も聞いてみたかったなー。むうーん。 ってことで続いては魂最終ライヴに向かいますー。 |