2009年 4月例会のご報告 |
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近江 打下城 | ||||||||
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開催日 | : | 4月5日(日) | ||||||
参加者 | : | 16名 | ||||||
担当幹事 | : | 平田和久・川岡 洽氏 | ||||||
コース | : | JR湖西線近江高島現地集合集合 ⇒ 打下城 ⇒ 近江高島駅 | ||||||
打下城は、比良山地の北東の端、支尾根の先が琵琶湖に落ち込んだように突き出ている、その城山の山頂に築かれている。 ここからは高島郡はもちろん、湖北や湖東方面まで展望でき、眼下を通る北国街道(西近江路)を扼し、のど元を押さえる交通の要衝である。 城跡へは、山裾にある日吉神社の左側から登り始め、谷の左側を進み、約50分で稜線に着く。 この尾根を左に曲がり10分出ると虎口に出る。 最初に出迎えてくれたのが左側の堅堀と大きく長い土塁、すぐ又堅堀と土塁、さらに大きな幅広空堀、三連堀だ。 特に最後の堀は、西側が大きな竪堀となっていて下方に落ち、東側は中主郭を取り巻くようにして南西尾根を掘り切り、竪堀となって東側斜面に落ちている。 虎口に戻って、いよいよ中主郭へ。 すごい切岸だが、ザイルが張られていて登りやすい。 到着。 少し狭いが土塁が一周しており、事実上の本丸だ。 ここで昼食。 食後、痩せ尾根を下って北主郭へ。 途中、段曲輪が9段ほどあり、うち3段は土塁が巻かれている。 北主郭の手前南東斜面に7条の竪堀があり、ここも見どころの一つだ。 カメラマン達が動き出す。 ここを登ると北主郭だ。 広々として中央にやや高い段を持ち、一周土塁で巻かれている。 中主郭の3倍位の広さがありそうだ。 つききった北北東斜面には又7本の畝状竪堀がある。 大小取り混ぜてあるのが魅力だ。 この城の主要部は皆土塁で囲繞され、さらに横堀・竪堀群で守られているのが特徴だ。 竪堀の周囲を探索すれば、新発見が期待されそうな気がする。 城跡を後にして下山。 ガリバー堰堤を少し下ったところを右に入ると、すぐに謎の場所がある。 以前、登山路を間違って見つけたものだが、一つは数段の曲輪群だ。 切岸も高くするどい。 居館跡か?、侍屋敷跡か?、もう一つはこの曲輪群の上部30m程のところに250mに渡って横たわる石垣だ。 高いところで1.5m、埋もれていることを考えると2mを越すところもある。 矢穴跡のある石も使われており、謎の石垣だ。 当地教育委員会の人によると鹿垣ではないかよのこと、しかし根拠はない。 一見するのも面白い。 とにかく、打下城跡はいろいろと楽しませてくれる。 |
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