アリス  '13.07.27

アリス コンサートツアー 2013〜 It's a Time〜

★開演前
アリスのコンサートがあると知って、初めて行って来ました。

文化パルク城陽 プラムホールは1〜3階席で合計1,305席。
1階席はほとんどがファンクラブ会員で埋まってたそうで、
私たちは2階の1番後ろでした。
でも、1番後ろといっても4列目だし、割とセンターに近かったので見やすい席でした。

★開演
谷村新司、堀内孝雄、矢沢透の3人のメンバーが登場。
アリスのコンサートは初めてだけど、衰えていない、すごい声量で迫力でした。
昔聞いていた、アリスのイメージそのものでした。

谷村さんたちのMCによると、アリスは1971年にデビューして、活動は10年間だったそうです。
今回は活動を再開してからは初めての、26年ぶりの新作アルバム
「ALICE XI」を引っ提げての全国47都道府県をめぐるツアー、ということらしいです。
本日、33公演目。

始まると、2階席は着席したままだったけど、1階の方は総立ちでした。
MCになると、観客はそろそろと座られて、それを見て谷村さんも堀内さんも
「ゆっくり座ってね。腰を痛めるといけないからね(笑)」などなど、いたわっていました。

アリスのメンバーは3人合せて191才(平均63才)、
観客も私よりちょっと上の世代の方中心でした。

でも、1971年デビューということは、
1972年デビューのひろみさんと、ほとんど同時期です。

MCの最初は「帰って来ました〜!」でした。
関西出身の谷村さんと堀内さんにとっては、京都は地元と同じ。
矢沢さんも京都に住んでいたことがあるそうです。

売れない時代に京都のデパートの屋上などで、
コツコツと営業を続けた思い出を語られました。
年間300ものステージをこなしたそうですが、すごく小さなところを回ったそうです。
華やかな活動のアリスしか知らなかったので、ちょっと意外でした。

曲の説明が丁寧で、1曲1曲、どのアルバムには入っているか、
作詞作曲、曲の意味してる内容などの説明がありました。

デビュー曲は「走っておいで恋人よ」
私は知らないだろうな…と思っていましたが、
「顔は見ないさ 恥ずかしいだろう〜♪」というサビを聞いたらわかりました。
このあと、「今はもうだれも」までヒット曲がなかったそうです。

ステージは、中央の奥にドラムの矢沢さん、前方の向かって右手に谷村さん、左手に堀内さん、
他にバンドのメンバーが3人おられましたが、
途中で、矢沢さんがドラムから降りて来て、樽のような形のコンガ(?)をたたき、
3人だけの演奏になりました。

「キンちゃん(矢沢さん)の声が聞きたいでしょ〜?」ということで、
矢沢さんが挨拶されましたが、ここでなごやかな笑いが起こりました。
ここから、矢沢さんのワンマンショー(笑)

矢沢さんってソロで歌われるんですね。でも、その前に長々とした説明(笑)
期待してはいけない(笑)、平原のような曲(盛り上がりがない)、時々はずれる、
聞き終わったあとで聞いた人はフラッとすることもある、などなど(笑)

また、アリスは最初、谷村さんと堀内さんの2人だけで1971年12月にデビューしたけど、
2人だと絵ズラが悪いので、矢沢さんが加入したそうです(笑)
そのあと、矢沢さんがピアノで弾き語り。「あなたがいるだけで」
静かなソロでした。

谷村さんのささやくような語りは、やはりいいですね。
昔、よくラジオで聞いていた声そのものでした。
「キンちゃんは癒し系、僕とベーヤン(堀内さん)はいやらし系」だそうです。
メンバー紹介のときは、「アリスの永遠のセンター、矢沢透」と紹介していました。

堀内さんはお孫さんがいらっしゃるそうで、
2人のお孫さんに「おじいちゃんのこと、好きか?」と聞いたら、
下のお孫さんに「ちょっと苦手」と言われたそうです(笑)
孫は「来てよし、帰ってよし」だそうです。

新しいアルバム曲から、昔のアルバムさんのあまり歌ってない曲から、
ヒット曲から、と選曲はさまざまでした。
やはりヒット曲が1番わかりやすかったし楽しめたけど、
説明が詳しいのでよくわかりました。
最後の曲は「チャンピオン」。盛り上がりました。

★握手会
終演後、アルバムを買ったら握手会があると聞いて、
夫が「行って来たら?」と言ってくれたので、
新しいアルバムも聞いてみたかったことだし、
ありがとう券(握手券)をもらって、並んで来ました。

長い階段の上から並ぶと、1番下のところが握手会だったので、
待っている時から、ずっと3人の姿を見ることができました。
結構、ゆっくりとしたペースで握手されていました。
スタッフも一緒にファンの方の話を聞いて笑っておられました。

近くで見られて握手できたら、くらいに思っていたので、
何を話したらいいのかわからなくて、どうしよう、と思っていたら順番になりました。
普通に「楽しかったです。ありがとうございます。」くらいしか言えなかったけど、
3人ともしっかりと握手して下さいました。

特に最後の谷村さんは、握手したあと、ゆっくりと見送って下さいました。
まだ何か言わなくちゃいけないかな?と焦ったくらいです(^_^;)
お疲れのところ、本当にありがとうございました。
コンサートを思い出しながら、新しいアルバムを聞いてみようと思います。

<セットリスト>
1.It's a Time 〜時は今〜 
2.Western Dream
3.冬の稲妻
4.ジョニーの子守歌
5.涙の誓い
6.あの日のままで
7.READY LADY
8.Voyager
9.Boys be
10.生きているから
11.何処へ
12.冷たいレシピ
13.秋止符
14.誰もいない
15.走っておいで恋人よ
16.あなたがいるだけで
17.GOING HOME
18.ユズリハ
19.狂った果実
20.今はもうだれも
21.夢去りし街角
22.帰らざる日々
23.遠くで汽笛を聞きながら
24.チャンピオン
(アンコール)
25.Wonderful Day