20年ぶりの再会  '02.11.03 Eri
結婚して九州に住んでいる、OL時代の同期の友人Mちゃんに
20年振りに会いました。
20年といえば、一緒にするのは誠に不謹慎ではありますが、
北朝鮮に拉致された方と、ほぼ同じくらいの年数です。
拉致以前のお写真と現在の姿が並んで掲載されているのを見るにつけ、
年数の長さを実感したものです。
私自身は顔に年輪(?)は刻んだけど、
体重もあまり変わっていないから、さして変化してないと思っていた
(そう思っているのは本人だけかもしれない?…)けど、
Mちゃんは「20キロ増えたからわからないかもしれないよ!」と、
メールで知らせてきました。
20キロ! 20キロといえばお米2袋分! 約1.5倍に太った?
私、会って失礼なことを言わないかな…
見つけることができるかな…
でも、会えばきっと昔に戻れるはずだけど…。
そんな心配しながら、待ち合わせ場所に行きました。

待ち合わせ場所の地下鉄京都駅に到着してから、
「中央改札口から出てね」とメールを書いてる最中に、
いきなり後ろから腕をつかまれ「あらら…」と思ったら、
なんと、私の腕をつかんでいるのは22年振りのMちゃんだった!
「やだ〜、会えへんかったらあかんと思ってメール書いてたのに」
なんてどうでもいいことをまず口走ってしまったら、
「だってすぐわかったもん!」と、Mちゃんは答えて、
それがなつかしの再会の第一声になりました。
彼女が意外に太っていないので、ついジロジロと見てしまったら、
20キロは冗談だったそうで(すっかりだまされた!)、
それでも10キロ近くは増えたようでしたが、
明るい笑顔が変わらない彼女でした。

それから、一緒にお茶しました。
Mちゃんに「話したあとに首をかしげるところ、変わらないね」
と言われて、そんなことを言われたのは初めてなのでビックリ。
「私って、ぶりっ子?」と尋ねたら「今はブリババ」だって(^_^;)
そういう彼女も、考える時に思いっきり顔を横に向けるところや、
ちっちゃい唇を尖らすところなど、昔とちっとも変わらないと思いました。
なつかしい話や今の話など、時間はあっという間でした。
彼女が前向きに生きていることが実感できて、とても嬉しかった。
私も元気に頑張ろうと思いました。

別れる前に写真を撮っておこうということで、
京都駅の前で誰にお願いしようかな、と思いましたが、
帰りを急ぐ風情のサラリーマンでは申し訳ないので、
駅の壁にもたれて座り込んでいるジベタリアンの青年に、
「写真撮ってもらえませんか?」と声をかけました。
すると、その青年「いいですよ」とすっくと立ち上がりました。
決して「よっこいしょ」という立ち方ではありません、爽やかな青年でした。

Mちゃんの使い捨てカメラで1枚撮ってもらったところ、
タイミングが悪かったのでもう1枚撮り直し。
それだけではなくて、ついでに私のデジカメでもお願いしました。
そこでも2枚…(^^ゞ
で、デジカメはその場で見ることができるので、
3人でその場でデジカメの画像を覗き込んで確認しました。
すると、2枚目の写真にジベタリアン君が手にしていた
タバコの煙が写っていることに気が付きました。
「これ、ちょっと怖い写真だね〜」と言うと、
「すみません、もう1回撮ります」と、撮り直してくれて、
再度、3人でデジカメをチェック(*^_^*)
無事に写っていたので、ジベタリアン君にお礼を言って別れたけど、
私達、やってることがオバサマ化してるかもね〜…
はい、22年の歳月は完全に私達をオバサマ化したみたいです(笑)
親切なジベタリアン君、本当にどうもありがとう。

楽しい再会でした。
今度は同期の4人で再会しようと約束して別れました。