おはスタ感想ページ

2011/07/29(金)

出演:井出卓也、ワッショイ帯田、マッハカズ
おはガール:しおり
スポンサー:BANDAI、ハリーポッターと死の秘宝Part2、ポケットモンスターベストウイッシュ、meiji 明治、ショウワノート
ハム太郎CM回数:0
ドラゼミCM回数:0
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 「チョロQ ハイブリッド マッハギア」のコーナー。 またマッハカズが登場。 「今日もマッハで走るおもちゃを紹介しに来たぜ!」「音速を超えるスピード!」「音速を突き破れ!」 と再三にわたって音速を強調します。


このおもちゃが時速1225kmで走る?

 音速、すなわち音の速度は1225km/hです。一方2011年7月25日の「おはスタ」で計測された 「チョロQ ハイブリッド マッハギア」の速度は7.3km/hです。 両者の間には168倍もの速度差があります。 数字の上でも、見た目でも「チョロQ ハイブリッド マッハギア」は音速に比べて明らかに遅いのですが、 マッハカズはこのノロノロ走るおもちゃが音速を超えていると主張します。

 「おはスタ」は「チョロQ ハイブリッド マッハギア」が従来のチョロQに比べて速く走ることを主張したいのでしょう。 しかし、この「チョロQ ハイブリッド マッハギア」が音速(1225km/h)で走るという主張は、あまりにも 無茶苦茶です。

 これは音の速度が目に見えないことを利用した、悪意のある誇大広告と受け取られてもやむを得ないでしょう。 「チョロQ ハイブリッド マッハギア」は2011年7月30日発売とのことですが、「「おはスタ」で主張した時速1225kmが出ない!」 というクレームが「おはスタ」やメーカーに寄せられるのではないでしょうか? 「おはスタ」が子供を騙すのはいつもの事なのですが、今回は具体的な数字を持ち出して子供を騙すという、 大変強い悪意が感じられます。 大人の「おはスタ」視聴者としては、「チョロQ ハイブリッド マッハギア」の速度を音速だと勘違いした 頭の悪いガキ共が、理科の授業をどう崩壊させるか見ものですね。


あれが音速だと、理科の授業はとんでもない事に。

 具体的な数字で子供を騙すと言えば、今日のポケモンも都合の良い数字で子供を騙していましたね。 「小学生の5人に1人(20%)は見ているぞ!」というワッショイ帯田の主張ですが、これも明らかに嘘です。

 統計局が発表している年齢各歳別人口における、6〜11才(統計局が小学生年代と定義している年齢)の人数は 平成21年の最新データで6,968,000人。 一方7/27までにポケモンを鑑賞した人の総計は157,1793人。 小学生の総数から鑑賞者数を割ると、ポケモンを見た小学生の割合が求められます。

6,968,000人÷157,1793人=約4.43%

 全小学生の内、ポケモンを見た人は4.43%しかいません。これは「小学生の23人に1人が見ている」計算になります。 ちなみに鑑賞者数には大人や5才以下の子供の人数も含まれているので、実際の数字はこれよりも悪くなるはずです。
(参考:統計局ホームページ/日本の統計 年齢各歳別人口

 「チョロQ ハイブリッド マッハギア」の速度詐称といい、ポケモン映画「ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」 の小学生鑑賞割合詐称といい、「おはスタ」の数字を使った子供達を騙す嘘はかなり悪質なのではないでしょうか。


 来週からおはガールの水着&ゆかたウィーク!「昆虫さんいらっしゃーい」のコーナーもあり、来週が楽しみです。


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