おはスタ感想ページ
2012/04/24(火)
出演:山寺宏一、小春、たいし、テイラー、DJマサ
おはガール:ゆうな
スポンサー:BANDAI、KINECT、名探偵コナン 11人目のストライカー、SEGA-SAMMY GROUP、adidas、レゴ シティ
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ハイパーヨーヨーのコーナー。
テイラー「いくら早くても、君たちを置いていくことはない。Keep yo soul!」
とヨーヨーのスピードの速さ・先駆者として後人(こうじん)を導く心の余裕をかけて、キメるテイラー。
毎度毎度かっこいいテイラーの決めセリフなのですが、山寺だけは渋い顔でした。
恐らく山寺としては喋るよりもトリックの方に集中して欲しいのでしょう。
山寺はテイラーが失敗した場合のスポンサーからの恫喝(どうかつ)を恐れているのではないでしょうか。
スポンサーからの恫喝、それはすなわち「おはスタ」に金が入らないことを意味します。
「金は全てに優先する」は「おはスタ」三大ポリシーの一つですので、その遂行は絶対です。
それゆえの「ごちゃごちゃ喋らずにトリックを決めろ!」という山寺の表情だったように見えました。
テイラーのスーパープレイに目を奪われがちですが、画面の奥に写る山寺のこの表情もかなり楽しめるので、
是非注目して欲しい所です。
それにしても山寺も年を取ってしまいました。
吹き替えやラジオでガンガンアドリブを飛ばしていた頃の山寺は、間違いなくテイラー&DJマサと同じ輝きを放っていました。
先ほどの山寺の表情はケラケラと笑い飛ばせる要素なのですが、山寺の輝きが失われてしまった事については残念で仕方がありません。
先生パペットのアドリブではまだ山寺は輝いているので、なんとか頭の固い爺さんにだけはなって欲しくないものです。
少年よ大志を抱けのコーナー。
テレビ東京の住所が書かれていないというヤラセっぽいハガキを呼んだ後、ストローの袋飛ばし対決。
これは半分に切ったストローの袋をストローの先に取り付け、息を吹いて箱に入れるという実に単純なゲームです。
袋が箱に入ったのはDJマサだけだったのですが、スタジオは盛り上がり、テレビの前の視聴者にもその楽しさは伝わってきました。
ベイブレード・ビーダマン・爆丸といった低い評価が下されているおもちゃも、
みんなでわいわい遊べば恐らく楽しめるのでしょう。
ところが「おはスタ」のインチキな映像からは、おもちゃの性能は伝わってきますが、おもちゃの楽しさはまるで伝わってきません。
楽しそうでないおもちゃなんて、誰も買いません。
「おはスタ」のインチキ映像は、まさに本末転倒な結果を導いていると言ってもよいと思います。
もっともベイブレード・ビーダマン・爆丸以外にこれといった新商品を開発できない、タカラトミー・セガにも非はあるでしょう。
この二社はベイブレード・ビーダマン・爆丸で何年引っ張っているのでしょうか。
マイナーチェンジを繰り返したところで、おもちゃに新しいおもしろさが表現されるわけではありません。
それゆえマイナーチェンジ商品の売りが「おもしろさ」でなく「新機能」となるのではないかと思います。
売りが「新機能」なので「おはスタ」もその「新機能」を強調するのでしょう。
しかしテレビの前の視聴者にはおもちゃの「おもしろさ」は当然伝わって来ません。
マイナーチェンジを繰り返すことしかできないおもちゃ会社も、おもしろさを伝える事が出来ない原因の一つと
なっていると思います。
実はハイパーヨーヨーも似たような境遇なのですが、それでもハイパーヨーヨーからはおもちゃのおもしろさが存分に伝わってきます。
これはハイパーヨーヨーが安易なインチキ映像を使わず、努力しておもちゃの魅力を正直に引き出しているからではないでしょうか。
この違いがおもちゃのおもしろさを視聴者に伝えるのだと思います。
大人の「おはスタ」視聴者としては「おはスタ」が子供の純真を尊重するまっとうな番組となっては困ります。
インチキ映像による子供だましは大人の「おはスタ」視聴者にとって大好物の一つだからです。
ただその心配はなさそうで一安心ですね。
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