おはスタ感想ページ

2012/07/18(水)

出演:山寺宏一、テッケン、タイコウ、デュエルヒーローユウ、デュエルヒーローアツト、テイラー、DJマサ、ブレーダーGAI、陰山英男
おはガール:なつみ
スポンサー:BANDAI、レゴ ニンジャゴー、劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ、AEON、タカラトミー、メガハウス、ヤマザキパン
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 反復学習のドリルを紹介。 反復学習は学びの基本であり、効果的なのは間違いありません。この点に関しては評価できると思います。 しかし同じ問題が三ページ連続するというのはコストパフォーマンス的にはいまひとつな気もします。 普通のドリルを買ってきて、答えをチラシの裏に書いて反復学習するという方法ではだめなのでしょうか? 「おはスタ」ではたまにこの手の「○○式」という学習方法を紹介しますが、どれもちょっと怪しいんですよねぇ・・・。 「異端を攻(おさ)むるは、これ害あるのみ」とは論語のひとつです。 正当でない学問は有害なだけ、という意味ですが、どうもそれに当てはまるような気がします。

 また「すぐに暗算が出来ない人は、将来算数が苦手になる可能性がある」という売り文句も気になります。 例え引き算とはいえ、急に問題を出されて回答できる人間は少ないはずです。 暗算能力では無く、反射神経の問題で解答できない人もいることでしょう。 そんな人達を全員ひっくるめて「将来算数が苦手になる可能性がある」とテレビで宣言するのは、 子供達に対する脅しではないでしょうか。

 「すぐに暗算が出来ない人は、将来算数が苦手になる可能性がある」という売り文句に対して、 消費者は別の観点からもこの売り文句を評価する必要が出てくるでしょう。 まずこの売り文句を逆説的に考えると「すぐに暗算が出来る人は、将来算数が苦手になる可能性がない」となります。 しかし、暗算ができても算数が苦手な人はたくさんいます。 なぜなら算数(数学となるかもしれませんが)で暗算が必要なのは最初だけで、 突き詰めていくと暗算能力よりもひらめきといった発想力の方が必要になってくるからです。

 また可能性はいくつも存在するという事も忘れてはいけません。 「すぐに暗算が出来ない人でも、将来算数が得意になる可能性がある」という事も十分あり得るのです。

 Newsweek September 21, 2011に「知的インチキの見破り方」という興味深い記事が掲載されていました。
「言われたことを暗記させるばかりで、自分の頭で考えさせていない。だから子供達に強力な知的ガードがない。 知的ガードがないと、それを利用しようとする人間が現れる。子供達にはそれを見極めて防御することを教えるべきだ。」
視聴者はテレビの宣伝文句を鵜呑みにするのではなく、良く考察しなければなりません。 特に「おはスタ」のようにヤラセを多用する番組は、知的ガードを使って警戒しなければならないでしょう。

 ハイパーヨーヨーのコーナー。 ルーピングが売りのヨーヨーということで、その特性を見せつつ、自分のテクニックも披露するテイラー。 その後ろで今日もアイドルコンサート風にテイラーを盛り上げるDJマサ。 これにはなつみも爆笑していました。 うーむ、しかしなぜにコンサート?しかもアイドル風? テイラーも
「ツアーにはペンライトを持ってきてくれよ」
と発言。なにか新しいキャンペーンでも始めるのでしょうか?

 デュエマのコーナーでは「デッキのできあがり」とダジャレ、タイコウもプレゼントをいじっていつものボケ、 なつみはリボン、テッケンはめくり芸、山寺はパペット、ブレーダーGAIはヤラセと、 今日の「おはスタ」はそれぞれの出演者がそれぞれの持ち味をうまく出せた手堅い内容だったと思います。 ヤラセが持ち味というのもアレですが。


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