おはスタ感想ページ

2013/11/20(水)

出演:山寺宏一、テッケン、デュエルヒーローユウ・デュエルヒーローアツト
おはガール:なつみ
スポンサー:Happinet、レゴ チーマ、BANDAI、ヤマザキパン
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 タイコウ記のコーナー。 このコーナーはタイコウがピロッチョ(カレー)を求めて各地を食べ歩くというコーナーです。 今日もそこらの素人をいじったあと、欧風カレーのお店へ入りました。

 欧風カレーだけあってか、イタリア産の材料を使っているような名称のハムカツカレーを食べるタイコウ。 こういった食べ物を食べる番組やマンガでは、食べながらその食べ物をいちいち説明してくれます。 このコーナーでもタイコウが今食べているカレーについて解説をしてくれるのですが、今日は少し異なっていました。

 タイコウがナレーション風にカレーを解説する事には変わりがありません。 しかし、今日はそのナレーションの一部が差し替えられていました。 差し替えられた箇所はカレーのトッピングに関する二箇所で、「揚げたもの」「目玉焼き」と、 明らかにタイコウではない声が喋っていました。

 「揚げたもの」はハムカツに対するナレーションでした。 「おはスタ」はなぜハムカツをわざわざ「揚げたもの」と言い換えたのでしょうか? それは昨今の食品偽造問題と関係があるのかもしれません。

 食品偽造問題が各所で発覚してから、食品に対する定義が厳しくなりました。 例えば「芝エビ」というエビが実在するにも関わらず、他の種類のエビを「芝エビ」と証すること、これが食品偽造に当たります。 今まではエビをなんとなく「芝エビ」と呼んでいたことから慣習で小さいエビを「芝エビ」と呼んでいたようですが、 昨今ではそのような言い訳は通用しません。 これは材料に関わらず、食品の定義に関しても同じです。 「肉」と「ステーキ」はJAS法上異なる存在なのです。


ステーキにはJAS法上の定義がある。それ以外は全て偽造。

 このような社会情勢から、「おはスタ」はハムカツを「揚げたもの」と言い換えたのではないでしょうか。 お店はハムカツと称しているものの、ハムカツには何らかの定義が存在し、お店のハムカツはその定義と異なる・・・ と「おはスタ」は考えたのかもしれません。 ハムカツの定義に当てはまらないものをハムカツとテレビで紹介する事は、食品偽造問題幇助(ほうじょ)です。 法的には問題が無いかもしれませんが、テレビでウソを放送することは道義的に大問題です。 「目玉焼き」も同様の理由で言い換えられたような気がします。

 とはいえ、今さら「おはスタ」がウソを放送しても何の驚きもありません。 2011/07/25にはチョロQがマッハ(1,225km/h)で走る!と大嘘をついて視聴者を愕然とさせました。 実際は7.3Km/hしか速度が出ていなかったのですが、子供の中には騙された子もいたかもしれません。 この時の速度偽造は168倍にも及びます。 またビーダマンやベイブレードでよく用いられるVTRを使った勝負も、明らかにヤラセです。 ヤラセとは視聴者を騙そうとする悪意以外の何者でもありません。

 ただ最近の「おはスタ」はこういったウソが減少しているように思えます。 今日のハムカツに対する言い換えも、「おはスタ」の良心なのかもしれませんね。




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