おはスタ感想ページ

2013/12/12(木)

出演:山寺宏一、べっちゃま、いわーい、ゴールド高原、タンタロー、ユウト・チャージャー、トレッタリーダー ケント
おはガール:なつみ
スポンサー:ショウワノート、任天堂、GungHo、タカラトミー、Happinet、プレーンズ、BANDAI
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 「マイクロチャージャー」のコーナーで、久しぶりに「おはスタ」らしいインチキVTRを見る事ができました。 「マイクロチャージャー」とはチョロQのような車のオモチャです。 小さいながらもバッテリーとモーターを搭載しており、ゼンマイに比べて素早く長く走ることが売りです。 その性能的な売りを見せるため、「おはスタ」は10連続ループとロングコースという二つのコースを用意しました。

 「おはスタ」はオモチャの性能的な売りを見せる時、そのオモチャの性能や信頼性を遙かに超えた見せ方をします。 今日紹介した「マイクロチャージャー」に本当に10連続ループをクリアする速度と信頼性があるのならば、生放送で見せるはずです。 生放送ではなく事前に録画したVTRを使用すると言うことは、「マイクロチャージャー」に10連続ループをクリアする速度と信頼性が ないことを意味します。 事前に録画したVTRならば、何度失敗してもやり直すことが出来るからです。 「マイクロチャージャー」が100回に1回しか10連続ループをクリアできなくても、100回挑戦すれば成功した1回を撮影できます。 そして99回の失敗映像を捨て、たった1回の成功映像を生放送で放送します。

 これを見た子供は「マイクロチャージャー」が10連続ループを一発でクリアする性能と信頼性を持っていると思い込むことでしょう。 そして「マイクロチャージャー」を実際に購入し、実際に10連続ループに挑戦し、 「マイクロチャージャー」が「おはスタ」で見せた性能と信頼性を持っていない事を知って、泣くことになります。 実際に10連続ループに挑戦してほとんど成功しなければ、「おはスタ」の宣伝は誇大です。 また何回挑戦しても成功しないのであれば、「おはスタ」の宣伝は虚偽に当たります。

 誇大・虚偽といった不当広告は、消費者の選択を誤らせます。 そのような不当広告に対処する法律が「不当景品類及び不当表示防止法」です。 これに違反し、消費者庁の指示に従わなければ、当該事業者には三億円以下の罰金が科せられます。

 産地の異なる食材、食材そのものが異なっている料理、表示と異なる調理方法など、最近不当広告に関する話題に事欠きません。 テレビでも大々的に報道されて問題になっているのですが、そのテレビが率先して不当広告に抵触する可能性のある宣伝を行っているようです。 とはいえ、「しょせんオモチャ」なので目くじらを立てる人はいないでしょう。 「しょせんオモチャ」「しょせん子供」。 オモチャ会社がスポンサーで子供が視聴しているにも関わらず、その両者に対して「おはスタ」は軽蔑するような態度を見せています。 オモチャ会社も子供もたまったものではありませんが、大人の「おはスタ」視聴者としてはニヤニヤしながら楽しむことが出来ますよね。




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