おはスタ感想ページ

2020/04/03(金)

出演:ロバート 山本博、ちゃおガール 並木彩華
おはガール:鶴屋美咲、小田柚葉、隅谷百花、増田來亜、小川桜花、菱田未渚美、山口綺羅、原田都愛、石井蘭
スポンサー:小学館、BANDAI、SonyMusic、ShoPro

今回の見所

 齋藤孝の教養本に期待した点が見所でした。 今日は『小学生なら知っておきたい教養366』のCMを放送し、ちらっと齋藤が映りました。 この人を知っている視聴者もいるのではないでしょうか。というのも、齋藤はさつきが出演する「にほんごであそぼ」の監修者だからです。 齋藤の本は9冊読みましたが*、哲学(本質を知る力)と教養(本質を例証する力)に優れており、当然さつきも一冊ぐらい読んでいるはずです。 中でもおすすめはSB新書の『知性の磨き方』で、知とは何か、知を持つ人はどのような人か、どうすれば知を得る事ができるのかが書かれています。 さつき世代におすすめなのは『本当の「頭のよさ」ってなんだろう? 勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』で、前書で述べた理想的な知と学生に必要な現実的な知を思い知る事ができます。 CM後はスタジオで紹介する可能性が極めて高く、注目の一冊です。

 齋藤の本を読めば、さつきの魅力はお笑いの知見ではなく、何かへの情熱だと気づく事ができます。 さつきと言えばお笑いの知見であり、さつきが出演するネット番組では、それをさつきの魅力としてお笑いクイズ企画を実施しています。 しかしながら、このクイズ企画を見てもさつきはさほど輝いておらず、不思議な違和感を持った人もいたのではないでしょうか。 この違和感の正体は、お笑いの知見がさつきの魅力だと番組側が勘違いしている点にあります。 さつきの魅力はお笑いそのものではなく、『本当の〜』で言う「何かに夢中になれる力(p150)」にあるのです。 頭の良さの根底には情熱があり(p218)、お笑い、プリキュア、ラジオに共通する「情熱を持った頭の良い人」がさつきの本質的な魅力と言えます。


*『本当の「頭のよさ」ってなんだろう? 勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』、『知性の磨き方』、『座右のゲーテ 壁に突き当たったとき開く本』、『超訳吉田松陰語録 運命を動かせ』、『100分de名著 学問のすすめ』、『語彙力こそが教養である』、『「頭がいい」とは文脈力である。』、『すぐ使える!四字熟語 頭のよさは「語彙力」で決まる』、『人生は「2周目」からがおもしろい 50歳から始める”知的向上感”の育て方』(順不同)


Amazon :本当の「頭のよさ」ってなんだろう?: 勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方



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