塾長プロフィール
若木 宏之(わかき ひろゆき)
レッツ学習塾 塾長
1954(昭和29)年11月生まれ。
大阪府立鳳高校、立命館大学産業社会学部卒業。
高校時代は野球部に所属、勉強もせずにひたすら野球に没頭。大学卒業後に大阪市内の塾に入社。その塾が拡大路線をとり、大阪・奈良・兵庫・東京と着実に教室を増やすなか(40弱の教室)、大阪・奈良の新教室を統括運営(部長職を拝命)する役割を担いつつ、子どもたちへの指導も行う。
1993(平成5)年、奈良県橿原市にて独立、レッツ学習塾を開塾。「やる気」・「根気」・「元気」をモットーに地元橿原市に密着した塾を目指し、現在まで子どもたちの指導を行っている。
2006(平成18)年、「中和教育研究会」を立ち上げ、近隣私塾とともに子どもたちに有意義な情報を発信。現在、「やまと私塾の会」「中和教育研究会」の主要メンバーとして塾生の学習・進学・生活面での指導など、多岐にわたり活動している。
著書に『中学生のわが子と受験に打ち勝つ「親力」』(エル書房)がある。
『親力勉強会』が2013年4月8日(第1号)~2017年8月14日(第100号) の
4年4カ月にわたり奈良新聞に掲載されました。
その一部を紹介させていただきます。お役に立てればうれしいです。
第8回 親の一言が合格に導いた
ケース 34 「きみの受験はまだ終わっていない」
公立高校受験者にとっての一番大切な時期は、私立高校の合格発表から公立高校受験までの間です。私立高校の合格の後、気が緩むのです。
中学受験をしていない子どもたちがほとんどですので、この私学の高校受験が、子どもたちにとっては合否を突きつけられる初めての経験です。
異常なる緊張のもと、やっと合格通知を手にしたのです。気が緩むのも当たり前だと思います。
だからこそ、この時期が大切なのです。一気に子どもたちは、華やぎます。私学専願の生徒は、もう勉強から解放です。遊ぶことしか頭にありません。次に、公立高校の特色選抜で合格した子どもたちも遊びます。
私立専願者や公立の特色選抜の合格者は、多いクラスだと半分以上になる のです。この子らとまだ公立高校の一般入試の受験が終わっていない子どもたちが一緒に遊んでしまい、自分だけが不合格ということにもなりかねないのです。一般入試をするものにとっては、非常に大切な時期です。この時期に子供が遊びに出ようとしたときに、
玄関で立ちふさがって「お前の受験はまだ終わっていない」と言って、遊びに行かせなかったお母さんがおられます。
合格発表後、娘さんが「お母さん。ありがとう。あの時遊びに行っていた子が 不合格になっている。みんな信じられないと言っている。あの時お母さんに腹が 立ったけどお母さんの言うこと聞いて本当に良かった。あの時ふてくされてごめん。 私も不合格になったかも知れんな。」
本当なのです。私立の合格発表から公立高校の入試までのこの間が大切なのです。模擬テストの結果や内申のことを考えたら受験しないほうがいいと言われても諦めきれない生徒がいるものです。この子達は、必死で勉強しています。
目があいているときすべて勉強するぐらいの迫力があります。この子達に学力で ひっくり返されてしまうのです。以前の回にもお知らせしたように油断をしないで下さい。合格通知をもらってから喜んでください。まだ、合格していないのです。
ケース 35 「このテストの結果はなかったことにしよう」
Aさんは、9月以降の模擬テストや学校の学力診断テストに備えて、夏休みに本当に一生懸命勉強していました。でも、9月の学校の学力診断テストが最悪の結果でした。 本人は、ただただ泣くだけです。「あんなに勉強したのに。なんで私だけ伸びてないの。 他の子は、しっかり伸びたと言っているのに。やる気なくした。どうせ私なんか努力しても結果がでない。それやったら遊んだ方がましや。」とわめきちらしていたそうです。
中学3年生でもこの程度です。本当に子どもなのです。小さい頃の駄々っ子と変わりがありません。お母さんは、こどもの機嫌をとろうと必死です。また、前向きに勉強させようと子どもの気持ちをなだめておられたようです。
そこに、お父さんが帰宅され、話の一部始終を聞かれ怒りました。
「他の子のことは関係がない。君自身の問題や。本当に君が努力したというのなら必ず いつか結果がでるはずだ。1回ぐらい失敗したぐらいで泣くな。考え方を変えなさい。いい結果がでるまで努力を続けるのだ。少しぐらい努力したぐらいで、直ぐいい結果を 求めすぎてはいけない。今は、結果のことより入試までにどれだけ自分は努力したのかを自分で誇れるようにすればいいのだ。次頑張ればいいじゃないか。この結果はなかった ことにしようじゃないか。」
日ごろ子どもの教育には口を出されないお父さんが子どもに熱く語ったそうです。 子どもは、不思議と納得して1回1回のテストの結果に一喜一憂しなくなりました。 精神的にも安定して努力を続けれる子どもに成長していました。
「努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。
多くの人は、それまでに飽き、迷い、挫折する。」
(ヘンリー・フォード)
ケース 36「逃げることばかり考えるな。勝負するしかないやろ」
「どこの高校を受験しますか?」と、塾内の懇談会の時にあるお母さんにお尋ね しました。「いやーー。子どもがまだはっきり決め切れていないようなのです。 先生申し訳ないですが、子どもの気持ちがどこにあるのか聞き出してください。」 と言われたので、後日彼女と話し合いを持ちました。
「どこの高校を受験しますか?」返事がありません。長い沈黙の後、「笑わないで くださいよ。○○高校なんです。でも、内申点がないし、学校の先生にも怒られるし、でも、○○高校しか行きたくないし・・・」と涙ぐみながら彼女はいいました。
正直厳しい選択でした。学校の先生の判断が正しいと思いました。
合格 3:不合格7ぐらいの状態です。これは、私学に行かざる可能性がありました ので、再度お母さんにも来ていただき三者懇をすることにしました。
子どもの本音がわかり、お母さんは子どもに「あんたができることは、泣くことだけか。行きたい高校ならば、勝負するしかないやろ。学校の先生には、お母さんからお願いする。わかったか。」子どもは、泣きながら「でも、落ちたら私立に行くことに なる。お金が・・・」と言っています。
「お金の心配しなさんな。行きたい高校があるのなら勝負しよう。」
彼女は、ただただ頷くだけでした。
それからの彼女の勉強ぶりには目を見張るものがありました。自分の行きたい学校に勝負することができるのです。ひたすら合格するために必死で勉強していました。
ほぼ、毎日塾にいました。 入試前日までも私達教師に質問していました。 この努力が実を結びました。見事合格を勝ち取ってしまいました。
ケース 37 「あんたは、出来る子や。アカンかったら責任取ったる。」
勉強のまったくやる気のない男子生徒でした。ところが、9月の私立中学高校進学説明会の後変わりました。某私学の先生と話をして、完全にその高校に憧れを 持つようになりました。正直学力の差がありすぎて、彼がいくら行きたいと行っても 無謀な話でした。でも、お母さんと彼と10月に話をしました。驚くことに、私が今から偏差値を 10ぐらい上昇させないとダメですよ。と言った後、お母さんは彼に「あんたは、出来る子や。アカンかったら責任取ったる。男やろ頑張れ。おもろい挑戦や。」と、 言われたのです。実際偏差値10の壁は、高いです。11月・12月少しずつ成績は 向上してきました。でも、まだまだ届きません。受験校を決定する時は、さすがに一つすべり止めを受けてもらうようにしました。1月の模擬テストの結果が、2月の始めに塾に届きました。驚きました。その模擬テストでは合格圏内に入っているではありませんか。
これを、彼に見せるべきか迷いました。油断させたくなかったのです。 迷っている時に、お母さんが塾に来られて最近家で暴れだしているとのことでした。 行きたいけれど、成績が思うように伸びないからです。かなりのストレスを抱えているようでした。お母さんに、「この模擬テストの結果を見て下さい。合格圏内に入っています。」 とお伝えするなり、お母さんは、「ありがとうございます。直ぐに、息子に見せます。 これで、自信を持って受験させることができます。」と言って、踵を返されました。
念ずれば、通じるものですね。希望校合格を勝ち取りました。この合格は、お母さん の一言があればこその合格です。お母さんの一言が彼を合格に導いたのだと思います。
2021年 春塾長の独り言(織田信長より)
生まれながらに才能のある者は、それを頼んで鍛錬を怠る、自惚れる。しかし、生まれつきの才能がない者は、何とか技術を身につけようと日々努力する。心構えがまるで違う。これが大事だ。
努力は才能に勝るということです。努力している人は、人を引きつ けます。助けてあげたくもなります。努力の大切さを知りましょう。 そして、協力者を増やしましょう。成功の近道です。
2020年 冬塾長の独り言
なぜ5教科の勉強をするのか?
国語:相手を想う言葉を収穫しなさい。
数学: お金の大切さを考えなさい。
社会:生き抜く力を吸収しなさい。
理科:自然と向き合うキッカケを作りなさい。
英語:世界にはいろんな人が居る事を感じなさい。
成績の為ではない。進学の為ではない。将来自分のなりたい 職業が見つかった時に学力がなくては断念せざるを得ません。
学力をつけることによって、将来自分のなりたい職業が選べるの です。自分の個性に応じた仕事ができれば最高に幸せですよね。
自分の個性を大切にする為に学んでいるのです。
答:将来の自分のためですよ。
2020年 秋塾長の独り言
良いことを言うよりも、よい行動をとる
。すぐに「きらい」「苦手」と言って、自分の世界をせばめない。
見た目ではなく中身で勝負する人になる。
迷ったときは、きついほうを選ぶ。
「一生懸命」をバカにする人にはけっしてふりまわされない。
自分の時間と同じように、他人の時間も大切に。
身近な人にこそ、ていねいな態度を。
「わかってもらえない」とは言わない。
「できません」「休みます」言いにくいことこそちゃんと自分で伝える。
他人を批判したくなったら「自分はどうなんだ」と考えてみる。
「ありがとう」を口ぐせに。
親のカンペキを求めすぎない。
「失敗」を「失敗」のままにしない。「経験」にする。
どうしてもツラいときは、逃げる。
合わない人がいるのは、「よのなかの当たり前」だと知る。
最低限のお金は必要だと知る。
自分が幸せになって、それから人を幸せにする。
雑誌に記載されていた文章にひかれました。私と同じようなこと を考えておられる方もいるのだと嬉しくなり今回掲載しました。
2020年 夏塾長の独り言
目標を達成するには、全力で取り組む以外に方法はない。そこに近道はない。 (マイケル ジョウダン)
2020年 春塾長の独り言U ネイティブアメリカンの教え
最後の木が切られたとき、最後の川が毒されたとき、最後の魚が釣られたとき、ようやくあなたは、お金が食べられないことを悟るだろう。
最近先輩からネイティブアメリカンの教えについて教えていただきました。
確信を突いた言葉に唖然としました。次回の塾長の独り言にしようと思ったのですが早く生徒たちに伝えたくて掲載しました。
何が真実であるのか日々考えもせず、困った時にやっと気が付く。
何が大切であるかを。
あるのが当然なものが急になくなる。その時に初めてなくなったものの大切さがわかる。なくしたものに対してやっと自分に大切なものであることが分かり遅い感謝をする。
遅くてもいい。自分にとって何が大切であったのかが分かればまだ幸せである。そのことをきっかけにいろんなものに感謝できる。
うわべだけの感謝ではない。心底感謝できるのである。ネイティブアメリカンの言葉を知れば、ものの考え方やとらえ方がいままでとは変わるのではないだろうか?もし、変わってくれれば私の今回の掲載に意味があったことになる。心配なのは私自身の自己満足に終わってしまわないかと言うことである。
2020年 春塾長の独り言T(マザーテレサの言葉)
God doesn't require us to succeed,
he only requires that you try.
(神様は私たちに成功してほしいなんて思っていません。ただ、挑戦することをのぞんでいるだけよ)
これからもたくさんの壁が君たちの前に立ちはだかります。失敗するかもしれません。でも逃げずに挑戦しましょうね。あきらめることはいつだってできます。結果ばかりに思いをはせるのではなく今できることに集中して行動しましょう。自分にコントロール出来ないことに気持ちを奪われてはいけません。さあ、次のステージに向かって動き出しましょう。
2019年 冬塾長の独り言
「夢は、逃げない」「夜明け前の夜が一番暗い」
あなたが、自分自身の夢から逃げようとしているだけではありませんか。今までの自分は、なんでも人任せで主体性もなく、ただ、ラッキーを待つだけの人ではありませんでしたか。自分で生きているという実感もありませんでしたね。でも、今は違いますよね。○○高校に行きたいという夢ができましたね。
○○高校に行きたい、と強く思うと、どんな努力もできますよね。今まで嫌いだった教科の勉強もできるし、いろんな辛抱もできますよね。自分の持てるすべての力を夢の実現のために集結できますよね。いままで、自分の夢がなかったから何も行動に移すことができなかっただけですよね。今は、自分の全精力を使って目標に立ち向かえますよね。ガンバレ受験生、ゴールは近い。
2019年 秋塾長の独り言
努力をする人は希望を語り、怠ける人は不満を語る (井上靖)
自分自身がやりたいことや、したいこがあると努力できますよね。少々つらいことがあっても辛抱できますよね。これは、自分の希望の方が辛いことを上回っているからです。だから、辛さが苦痛にならないのです。こういう人に会うと応援したくなります。自分のできる最大限のことを、希望を語っている人に提供したくなります。そして、少しでも希望を語っている人のお役に立ちたいと思います。一方怠けている人は、まだ何をしたいのか目標を持てないといるのでしょう。だから、別段怒られても心に響かないのです。
でも、中3生は来年高校入試が必ず来ます。行きたい高校に行くことが出来れば、高校の3年間は楽しいでしょうね。行きたい高校を見つける努力をしてみませんか。見つけることが出来れば、努力をすることが出来ます。そして、高校に合格する努力を始めましょう。早く見つけることが出来た人ほど入試は有利になります。なにせ、やる気が変わりますから・・・・。
2019年 夏塾長の独り言
「どんなに愚鈍な相手であっても、頭を白紙にして聞いてもらえるならこの上もなく難しい問題を説明することはできる。しかしどんな聡明な相手であっても、その相手の頭の中にすでに一片の疑問もなく知り尽くしているという固定観念が宿っていた場合、このうえなく素朴な事柄すら伝えることはできない。」 トルストイ
成績を上げる方法はいくつかあります。その中でも大切な1つが授業中頭の中を白紙にして聞くということです。授業に集中するということです。クラブで疲れたとか、嫌なことがあったとか集中できない言い訳をしてはいけません。新しいことを勉強するのですよ。難しいに決まっているじゃないですか。初めからできないのは当たり前じゃないですか。各教科の先生方は、できるだけ皆さん方に理解しやすいようにかみ砕いて説明しています。必死で説明しています。今まで以上に授業に集中する時間を多く持てるように意識して授業を聞いてみてください。それだけで成績が上がります。
今の授業に集中してください。授業の流れについてきてください。真剣に聞くだけで、分からなかったことが分かるようになってきます。それでも分からなければ授業終了後に先生に質問して下さい。喜んで、指導します。教師としたら嬉しいのです。真剣に聞いてくれたから質問が出るのです。さあ!!今日の授業から実践してみてください。本当に成績が上がります。
2019年 春塾長の独り言 人生山あり谷あり
いいことばかりが続くわけじゃありません。
ほんとうに幸せなのはどんなに苦しくても
どんなに辛くてもよし僕にはやれる!
私ならできる! 絶対負けない!
そう思えることではないでしょうか?
「なんとかなるさ」じゃなくて
「なんとかしようぜったいなんとかしてみせる」
そう思うことが大切です。
大丈夫、失敗はすべて経験になります。
その経験があなたの器を大きくしてくれます。
きっとあなたは、その分優しくなれますよ。
私がいつも思う「生きる」とはこのようなことなのです。
何の目標もなく日々だらだらとした生活を送り、私はついてないとか、やる気が起こらないとか言っている人には幸せが来ません。
幸せは自分でつかみ取るものです。人生は長い。勝負は1回だけじゃない。高校入試・大学入試・就職試験・その後も君たちには試練が待ち受けています。この試練に対して、自分の意志で勝ち抜いてもらいたいのです。なんでも真剣にとらえ必死で行動してほしいのです。そうすることで本当に「生きている」ということが言えるのです。
ただ1回の人生です。自主性をもって自分に降りかかってくる試練に真剣に戦ってもらいたいのです。茶化して生きても虚しさだけが残るだけです。高校入試で失敗した生徒が大学入試で挽回したり、行きたい会社に行ったりします。高校入試も大切ですが、それで人生が決まることは決してないのです。そんなに人生は甘くはないのです。
器の大きくなっていく君たちを心の底から応援します。
2018年 冬塾長の独り言 勇気について
ウイルストンチャーチルは言います。
「金を失うことは小さく、名誉を失うのは大きい。しかし、勇気を失うことはすべてを失う。」
できないと自分で決め込んだいたことに、こわごわながら勇気を振り絞って努力をしてみたら思いのほか簡単に突破できたりします。このことにより、やれば自分はできるかもと思えるようになります。これも最初の一歩にできないかもしれないけれどやってみようという小さな勇気があったからです。勇気があればできないこともできるようになるのです。
入試のことを考えてみましょう。入試は団体戦ではありません。個人戦です。そうです、あなたが合格するか、あなたが不合格になるかなのです。どちらしかないのです。突き詰められてしまうのです。そこには他人は全く関係がありません。結果が出ればその後それがあなた自身の経歴になるのです。
高校入試が人生のすべてではありません。でも、あなたの人生の一部分であることは間違いがありません。
自分自身の生き様として、今のままでいいのですか?
嫌、ダメだ、と思うのなら今から変えなければなりません。今までの怠惰な自分とおさらばしなければなりません。ゲームも捨てなければなりません。友人とのLINEでのやり取りも一時中断しなければなりません。面白い漫才やユーチューブの動画も入試が終わるまでお預けです。人は、何かを得るためには何かを必ず犠牲にしなければなりません。あなたの成功は、あなたの犠牲の上に成り立っているのです。あなたの我慢があなたの願望を実現するのです。
後150日で、高校入試の結果は出ます。塾生の皆が悔いのない受験をしてもらいたいのです。さあ、今から勇気をもって受験を挑んでください。レッツ学習塾はそんな皆さんに協力を惜しみません。
2018年 秋塾長の独り言
Your success depends on what you do yourself, with your own means.
(自分の成功は、自分でしか築き上げられない)
生徒の皆さんは、勘違いをしていないでしょうか。
自分の周りの人が助けてくれて成功に導いてくれるような錯覚をしていませんか。誰も助けてくれないのではありません。正確に言うと誰も助けることができないのです。
あなたのことが嫌いなのではありません。それどころかあなたのことが大好きです。でも、助けることができないのです。だから、自分で解決していくしかないのです。自分で解決できる能力(学力・体力・気力)を自分で養うしかないのです。
学力だけに限って言えば、学力をつけるために塾に通っているのです。でも、椅子に座っているだけでは成績は伸びません。しっかり先生の言っていることを真剣に聞き、宿題も手を抜かないでするのです。それでも分からない時は、残ってでも聞くのです。
あなたの努力でしかあなたの成功は掴めないのです。
あなたの成功は、あなたの努力でしかないのです。主体性をあなた自身が持たなければ成功は訪れないのです。
あなたの学力をつけるために塾もあなたのために努力を惜しみません。塾がシャカリキになって君らを追い掛け回してもいい結果は出ません。(成績は上がりません。)でも、あなたがやる気を出し、授業の集中力を高め、また出された宿題を一生懸命し、分からないところを聞くようにすれば成績は上がります。
そうです、成績を上げるのは、あなた自身の努力が必要なのです。
あなたが頑張らないとあなたの成功はありません。
あなたの周りの人は、あなたを補助することしかできないのです。
今回の話で、少し大人になってもらえたら嬉しいです。
大人とは、自分に降りかかってきたことを、全て自分の力で解決しなければならないのです。勿論協力者を探し問題解決に当たることもできます。
でも、主体的に動くのは自分自身なのです。
2018年 夏塾長の独り言 『グレイテスト・ショーマン』
ヒュージャックマンが好演していました。塾を立ち上げる前にどのような塾にしたいのかを真剣に考えていたころを思い出しました。心の中から熱い気持ちになりました。魅せられた言葉を紹介します。
Noblest art is that of making others happy.
(もっとも崇高な芸術はとは、人を幸せにすることだ。)
No one ever made a difference by being like everyone else.
(みんな違うから輝くんだ)
Your success depends on what do yourself with your own means.
(自分の成功は自分でしか築き上げられない)
塾は芸術ではありませんが子どもたちを幸せにしたいと本気で思っています。そして、子どもたちはそれぞれの個性をもって生まれてきています。だから、子どもたちを育てるのが面白いのです。
輝かせる方法を辛抱強く考えねばなりません。また、子どもたちに自分の成功は人から与えられるものではなく、自分で築き上げるものであることを教えなければなりません。
塾を立ち上げて早25年になります。この間たくさんの子どもたちと出会いました。また最近では、教え子のお子さんまで教えさせていただくというありがたいことまで起こるようになりました。
本当にありがたいことです。
グレイテスト・ショーマンを観て、自分の与えられた使命を認識し、子どもたちに貢献したいと思いました。
レッツ学習塾の開塾当時を思い出させてくれた素晴らしい映画でした。
2018年 春塾長の独り言
成功は決定的でなく、失敗は致命的でない。
大切なのは続ける勇気である。(ウィルソン・チャーチル)
昨年のレッツ通信で大学受験に失敗した元受験生の話をしました。今春、彼は見事同志社大学に合格しました。
今回の高校入試が人生の成功ではありません。また、人生での致命傷でもありません。それぞれがまた新しいスタートを切るのです。次のステップに進むためには新たなる努力が必要なのです。いつまでも過去の栄光や過去の失敗に縛られる必要はありません。
勇気をもって次に進みましょう。
2017年 冬塾長の独り言
「お母さんが子供の自主性を奪わないでください。」
「お母さんが子どもの自主性を奪わないでください。」
考えることをしない子ども達が、増加しているように思います。
これは、日頃から子どもを教えるのにお母さんの方がしびれを切らして答えを言ってしまっているからだと思います。
自分で答えを出しても、間違っていたらお母さんに怒られる。ならば黙ったままで、お母さんが答えを教えてくれるのを待つ方が良いということに子ども達は気が付きます。
いろんな手を使って子どもたちは答えを聞き出します。答えを聞き出す天才になっています。お母さんは、まんまと子どもにはめられてしまっています。お母さんは、ダメですよ。いまの状態を続けていたら全く考えることができない子どもにしてしまっています。
間違っていてもいいじゃないですか。子どもが考えて答えを出したのなら褒めてあげるべきです。なぜ、そのように考えたのか、子どもの考えを大切にして欲しいのです。もっと考えるように指導してあげてほしいのです。
文科省が期待しているのは、教えられたことを利用して新たなる問題を解決する力です。暗記だけではダメなのです。パターン練習だけではダメなのです。だからお母さんが辛抱して子どもの自主性を大事にしなければならないのです。
勝負は、まだ先にあります。今は、考えることができる子を作りましょう。
2017年 秋塾長の独り言 『あなたの中の最良のものを』
人は不合理、非倫理的、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい
あなたが善を行うと、
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい
目的を達成しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい
善い行いをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい
あなたの中の最良のものを、この世に与えなさい
たとえそれが十分でなくても
気にすることなく、最良のものをこの世に与え続けなさい
『最後に振り返ると、あなたにもわかるはず、
結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。
あなたと他の人の間のことであったことは一度もなかったのです。』 マザーテレサ
マザーテレサのこの言葉が大好きです。彼女の生きざまを感じるのです。自分が正しいと思うこと、人のためになるであろう最高のことを与え続けたのが彼女です。人の評価を気にせず自分が思う最高のことをやり続けたのです。
私にも迷いがありますし、自己嫌悪に陥るときもあります。それでもあなたは間違っていないですよ、今の最高のことを困っている人のためにやり続けなさいと励ましてもらっているようにいつも感じるのです。
もう一人私のお気に入りの人物がいます。龍馬です。最近小学生の塾生も坂本龍馬が好きだと言う子がいます。何時か龍馬の話もしたいと思います。龍馬の「我のみぞ知る」人の評価を一切考えずに、自分の正しいと思う道をひたすら歩く龍馬の強さ。龍馬の豪快さ。龍馬のひょうきんさ。龍馬の優しさ。こんな小さいことで悩みなさんな。もっと大きいことを考え、もっと大きいことを考え、もっと将来の子どもたちのために働きなさいよ、と常に叱咤激励されています。さあ、頑張ってみますか。マザーテレサと龍馬を見方につけて。
2017年 夏塾長の独り言
願望が決断になったとき未来は動き始める (植西聰)
「◯◯高校に合格できればいいかな」から、「合格してみせるぞ。」
「△△の仕事ができればいいかな」から、「私はこの仕事しか考えられない。」
人は願望をおぼろげながら持っています。それが、決断になった瞬間、すべてのことが変化します。今までできなかった辛抱ができます。辛抱ができるようになると良い結果に変わってきます。良い結果がまた次のやる気を引き出します。またいい結果がでます。
このようにすべてが好転していくだろうと思います。失敗が次のステップの土台になります。だから失敗ではなくなります。諦めなければ失敗はないのです。すべてのことが次のステップのための勉強になります。
もし願望がなければどうなるのでしょうか。
何時まで経っても未来は動き出しません。ただ流されているだけす。自分で生きている実感もないし、やりがいもないのではないでしょうか。本当にそれでいいのでしょうか。失敗を恐れるよりも、今なにもしない自分を恐れた方が良いのではないでしょうか。
現在の力から考えるとかなりかけ離れている願望でもいいのです。
まず動き出せます。自分なりの努力をすることになります。
足りなければ、もっと努力をすればいいのです。
何もしないで生かされているよりも自分で生きている実感があります。達成できた時の喜びを心底味逢うことができます。自分に自信が持て次のステップにも行くことができます。
塾生達が心底から自分がしたいと思える願望に出会えることを期待しています。
2017年 春塾長の独り言
人生に失敗がないと、人生を失敗する。
失敗を勧めているわけではありません。何事も精一杯努力してもうまくいかないこともあるのです。そういった経験をすることにより人の優しさや自分自身の能力のなさを痛感するのです。そして、また精一杯努力するのです。それを繰り返すのです。そうすると、貴方の味方がいつの間にか増えて、楽しいことがいっぱい雪崩のごとく起こるのです。それまで、精一杯努力を続けましょうね。と浪人が決定した元塾生に話をしました。私も自慢ではないですが、浪人しました。彼の気持ちが人一倍わかります。来春彼からの朗報が聞けると思います。
2016年 冬塾長の独り言
迷ったら前へ。
苦しかったら前へ。
辛かったら前へ。
後悔するのはそのあと。
そのずっとあとでいい。(星野仙一)
随分長いこと塾をしてきました。飽きっぽい自分が何故こんなにも長くできたのだろうか。自問自答してみました。
生徒達の努力をしている姿を見るのが何より好きなのです。自然と応援したくなるのです。努力をしている生徒たちに自分は何ができるのか?共に高校入試を真摯な気持ちで戦いたいのです。
合否も大切ですが、結果を導く過程が大好きなのです。
不安な気持ちを抱えて、辛抱し勉強に向き合っている塾生徒を支えることが私にとって貴重なのです。
現中学3年生にも、高校入試が日に日に迫ってきています。成績が思うように伸びなかったり、行きたい高校にたどり着くのにもう少しの努力が必要であったりすると抱えるストレスは大変大きなものとなります。でも、まだまだ時間はあります。志望校を諦める必要などありません。与えられた時間を精一杯努力しましょう。
学力診断テスト・五ツ木や藤井の模擬テスト・定期テストの結果が悪くても今ヤル気をなくしている場合ではありません。今は頑張りとおすのです。やるのです。がむしゃらに精一杯自分のできる最大限の努力をするのです。そして、2学期の期末テストが終わり、内申点が出てきたら、もう一度志望校を考え直せばいいのです。
志望校変更も自分の判断でするのです。その判断の中に、学校の先生方との相談も重視してください。塾にもデータや資料はあります。でも、最後の判断は自分で下しなさい。あなたの人生だからです。塾生達にして欲しくないことは、今を無為に過ごすことです。無為に過ごしてしまいますと、必ず入試が終わってから後悔します。
後悔することが分かるような生き方をしないでほしいのです。何故、目の前の壁を乗り越えようとはしないのですか。できるかできないかは誰もわかりません。だから精一杯力を発揮して挑戦するのです。
さあ、もう一度星野仙一さんの言葉を読んでみて、次の行動に移してください。困ったことがあれば、相談ください。
2016年 秋塾長の独り言
笑えるのは、楽しんでいる証拠。
怒るのは、真剣だった証拠。
喧嘩するのは、一緒だった証拠。
つまずくのは、進んでいる証拠。
裏切られるのは、信じていた証拠。
失恋は、愛していた証拠。
「疲れた」は頑張っていた証拠。
「失敗した」は挑戦した証拠。
「もうやめようかな」は、まだ希望を捨てずにいた証拠。
「素直になれない」はそれだけ愛している証拠。
もう良いは、全然よくない証拠。
いつもへらへらしている人は、過去に何かあった人。
よく笑う人は、よく泣いた人。
よく大丈夫という人は、よく無理をする人。
よく強がる人は、よく我慢する人。
幸せな人は、幸せを知っているから優しくなれる。
強くなれる。
努力する人は、希望を語り、怠ける人は、不満を語る。
泣きたかったら泣けばいい。辛かったら頼ればいい。
我慢できなくなったら我慢しなくていい。
笑うのが疲れたら、無理しなくていい。
「明日笑えるかな」って思うより「明日少し笑ってみよう」って思う方が辛くない。
立ち止ることは悪い事なんかじゃない。
辛いとき苦しいとき少し休憩してまたもう一度歩き出せばよい。
表面だけで人を理解したり決めつけたりしてはいけない。
人の気持ちは理解することは難しいけれど、この詩のように人の行動を冷静に判断できれば、より深く人を知ることになる。本音の深い部分まで理解できる。また、人を好きになる。私自身も歩き出すことにしよう。子ども達に負けずに。
2016年 夏塾長の独り言<マザーテレサの言葉>
人生はひとつのチャンス
人生からなにかをつかみなさい
人生はひとつの美
人生を大事にしなさい
人生はひとつの喜び
人生をうんと味わいなさい
人生はひとつの挑戦
人生を受けてたちなさい
人生はひとつの責任
人生をまっとうしなさい
人生はひとつのゲーム
人生を楽しみなさい
人生は富
簡単に失わないように
人生は神秘そのことを知りなさい
人生は悲しみそれを乗り越えなさい
人生は冒険大胆に挑みなさい
人生は幸運その幸運をほんものにしなさい
人生はかけがいのないものこわしてしまわないように
人生は人生立ち向かいなさい
私が人生を語ることはできません。でもこのマザーテレサの言葉を読んでいると不思議にヤル気がみなぎるのです。せっかくうまれてきたのだから自分のできる最大限に挑戦してみてもいいのではあるまいか。何も挑戦しなければ心底からの喜びも味わえないのではあるまいか。もったいないことをしているのではあるまいか。
2016年 春塾長の独り言
努力して後悔をした人を見たことがない
練習して下手になる人もいない
勉強して馬鹿になる人もいない
何かをして変わった人はいても
何もしないで変わった人はいない
良い結果が出なかったら努力をした意味がないじゃないかと腹を立てている生徒がいます。ほんの少しの努力で結果を求めないでください。努力を継続するのです。また努力とは、人が認めた段階で努力をしていると言えるのです。自分で努力をしているという人は本当の努力をしたことにはなりません。あなたの周りの人々に最近頑張っているではないかと言ってもらえれば努力をしていることになります。
成績を伸ばすためには、今のあなたを変化させなければなりません。夜遅くまでしているゲームを止めるとか、テレビを見過ぎているとかそれを止める。授業中は集中して聞くようにする。宿題だけは必ずする。
提出物のワークは、テスト1週間前には完全に終わらせるようにする。授業でわからないことがあれば、必ず理解するまで聞いて帰る。今の自分の生活リズムを変化させることによりあなたは変わっていくのです。ほんの少しの変化で、成績が伸びていくのです。
さあ行動に移してください。これはいいなと思ったことからでいいです。とにかく実行してください。実行しないで成功は決してありません。人生は一度しかありません。思うぞんぶんやり切ってみようではありませんか。最初の差は本当に僅かです。それが、将来大きな差となって表れてきます。その時、あなたはあの時頑張っとけばよかったというのでしょうか。今を大切に将来の自分に胸を張れるぐらい努力を継続してみましょう。
2015年 冬塾長の独り言 ありがとう (清水 英雄)
つらいことがおこると感謝するんです これでまた強くなれるとありがとう
悲しいことがおこると感謝するんです これで人の悲しみがよくわかるとありがとう
ピンチになると感謝するんです これでもっと逞しくなれるとありがとう
つらいことも悲しいこともピンチものりこえて生きることが人生だと言いきかせるのです自分自身に
そうするとふっと楽になって楽しくなって人生がとても光り輝いてくるんです
ピンチはチャンスだ人生はドラマだ
人生がとてもすてきにすばらしくよりいっそう光り輝きだすんです
ますます光り輝く人生をありがとうの心と共に
2015年 秋塾長の独り言 古人の言葉
「百里の道を行く者は、九十里に達したときに全行程の半分を行ったものとする。」
あと十里の大切さを訴えています。物事に成功するためには、最後の仕上げが大切で、心構えとしては九十里で半分の気持ちでいなさい。まだまだ道のりは遠いので頑張りなさい。もし、あと十里で終わりだと考えてしまうとそこに安堵し油断が生じることになります。まだまだ道のりは遠いので頑張りなさい。もし、あと十里で終わりだと考えてしまうとせっかく物事があとわずかで成就できたのに、手放さざるを得ない状態になります。今までの苦労がすべて水の泡になってしまいます。そんな失敗を若い人たちにしてもらいたくないので、この言葉を残してくれたのです。
そう考えると年配の方々(両親を含む)の言葉には、自分の失敗と同じことをしてはだめですよ。つらい目にあいますよ。そうならないでください。私のように。と訴えていると考えることができないものでしょうか?
塾生達にほんの少し考えてほしいのです。君たちのためを思い、必死で声を荒げて怒っている大人を。若いうちは、
それを疎(うと)ましく思ったりします。
説教じみて申し訳ないのですが、かっこ悪く必死であなたのためを思い必死で何回も何回もあなたに注意しているのではないでしょうか?たとえあなたに嫌われようとも、必死であなたの将来のために言い続けている人を馬鹿にしたり反発したりしていいのでしょうか?保護者の方々も、子ども達のために必死の大人の姿を子ども達に見せてもいいのではないでしょうか?
2015年 夏塾長の独り言<クラーク博士の言葉>
「少年よ、大志を抱け!金や私欲のためではなく、名声などと呼ばれる空しいものでもなく。
人間として当然持つべきもののために大志を抱け。」
以前北海道に旅行した時に、クラーク博士の言葉を書き写したものです。
有名な“Boys,Be Ambitious”の続きがあったと言われています。諸説あるようですが、そのうちの一つを紹介します。「少年たちよ、大きなこころざしを心の中に持て。夢を持て。」ということです。塾生それぞれが将来の自分の姿に夢を見て、その夢を実現させるために今があることを思い、今を精一杯生きてほしいものです。医師・看護師・薬剤師・保育士・警察官・消防官・自衛官・CA・理学療法士・作業療法士・レントゲン技師・アイドル歌手・教師・商社マン・広告代理店・起業・研究者・大学の教授・等。自分のやりたいことを実現している卒業生を誇りに思います。さあ、次は、現塾生たちの番です。夢の実現のため、将来のため学力をしっかりつけさせようという強い気持ちでいます。
共に頑張りましょう。
2015年 春塾長の独り言(良寛和尚からの伝言)
『災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬる時節には死ぬがよく候。
これはこれ災難をのがるる妙法にて候』
どんなひどい状況になろうと、そこでジタバタせず、すべてを受け入れ、淡々と生きることだといった。逃げられない運命だと悟ったら、その中に飛び込むしかない。そして、悲しくなったら、ただただ思いきり泣くことだ。ちゃんと悲しむことは、笑うことと同じように大事なこと。
良寛和尚のように私は悟れません。ただただ自分の不甲斐なさを嘆き悲しむだけなのです。でも、こんな弱い自分でも勇気を振り絞って行動に移そうと前向きになれるのは、自分を信じていただける方がおられるからです。
何があろうとも常に自分のベストをつくすことが、自分を信じてくれる人々への恩返しだと自分に言い聞かせています。
2014年 冬塾長の独り言
「人生について考えるのは暇な時だけにせよ」
人生のことを考えてもよいが、それは休暇のときにすることだ。
普段は仕事に専念しよう。自分がやらなければならないことに全力を尽くそう。
解決すべき問題に取り組もう。それが現実をしっかり生きることだから。 (ニーチェ)
過去や未来にとらわれない生き方が大切である。過去に囚われると後悔が生じてきます。また未来に囚われると不安が生じてきます。過去でも未来でもない現在を大切に生きていこう。今を大切に生きていこう。このことは受験生にも当てはまります。過去の失敗したテストを悔いても結果は良くなりません。今解決すべき問題に取り組みましょう。そして、来るべき未来の自分と対面しましょう。その時も過去にとらわれず、今解決すべき問題に取り組んでください。未来は現在の連続にあるのですから。
2014年 秋塾長の独り言
長い人生にはなあ どんなに避けようとしてもどうしても通らなければならぬ
道てものがあるんだな そんなときはその道を黙って歩くことだなあ 愚痴や騒音をはかないでな
黙って歩くんだよ ただ黙って 涙なんかみせちゃダメだぜ!!
そしてなあ その時なんだよ 人間としての命の根が ふかくなるのは・・・・
「人間というのは、途方にくれる経験をすることが、いかに貴重であるか。
にっちもさっちもいかない、どこにも行く場がない。
・・・そういう経験が人間の『いのちの根っこ』をそだてていくんですよ。」 (相田 みつを)
大半の公立中学生においてどんなに避けようとしてもどうしても通らなければならぬ道とは、高校受験のことではないでしょうか。自分の思うように成績が上がらなくても愚痴や弱音を吐かないで黙って歩かなければなりません。涙も見せないでください。
黙って、耐えるだけしかないのです。そして、じっと耐える決心をすればいいのです。悩みのない人なんかいないのです。入試まで、半年を切りました。1日1日を大切にしましょう。
2014年 夏塾長の独り言 (たまには自分をほめてみても)
「疲れた」は、よく頑張った証拠。
「間違えた」は、問題に挑んだ証拠。
「緊張する」は、気が引き締まっている証拠。
「死にたい」は、みんなと一緒にいたい証拠。
「諦めようかな」は、それまで希望を捨てずにいた証拠。
「素直になれない」は、それほど相手のことを考えている証拠。
自分のことを振り返ってみませんか?そして、また頑張ってみませんか?クラブに・勉強に少しでも高みを目指して歩き出しませんか?未知なるかっこいい自分を目指して・・・・・
2014年 春塾長の独り言
チャレンジして失敗を恐れるよりも
何もしないことを恐れろ (本田宗一郎)
何もしないということは、現状を維持または下降線をたどることになります。じっとしていてはダメなのです。いい結果を望むなら、今と同じ努力ではダメなのです。今以上に何かを工夫する努力が必要なのです。努力する時間数を増加させるか、質を向上させるかです。
人は、弱いですから変化を怖がります。でも、成長をしたいのであれば常に進化する必要があるのです。覚悟が必要なのです。だから、チャレンジしている人の失敗を笑ったりしてはいけないのです。チャレンジをしていない人が、チャレンジした人の失敗を笑う資格など無いのです。
失敗した人は、チャレンジしたからなのです。何も恥ずかしがる必要はまったく無いのです。何もチャレンジしない人は、失敗もしないので失敗した人のことを馬鹿にしたりします。何もしない人は、せめてチャレンジした人の悪口を言わないで欲しいものです。
チャレンジした人は、たとえ失敗しても気にすることなく次のチャレンジをはじめればいいだけです。いつも何かにチャレンジし続けることは、生きている実感があるはずです。
「失敗は、チャレンジしたからなんだよね。」
2013年 冬塾長の独り言
成功はやみくもに追い求めるものじゃない。
それに向かってたゆまない努力を重ねるものだ。
そうすれば成功は思いがけないときにやって来る。
それが分かっていない人が多いんだ。
中学3年生は、今はたゆまない努力を続けるしかないのです。定期テストや校内学力診断テストや模擬テストの結果が悪かろうが良かろうがひたすら精一杯努力を継続するだけなのです。
以前にも言ったとおり「自分にコントロールできないことには、一切悩むことは無いのです。また、悩む価値もないし、時間だってロスするし、一番最悪なのは、精神的に後ろ向きになることです。」
今、コントロールできることは勉強時間数を増加させることです。行きたい高校に合格できるようにたゆまない努力を継続するだけです。合格するだろうか?成績が伸びるだろうか?などの先のことは考えないようにしましょう。合格してみせる。成績を伸ばしてみせる。といった強い意志を持ち続けてひたすら勉強するだけなのです。
恐れる気持ち以外恐れるものはなにもない。
2013年 秋塾長の独り言
置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸になったりしては、
私は環境の奴隷でしかない。
人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、
そこで環境の主人となり自分の花を咲かせようと、決心すること。
渡部和子
ある雑誌に掲載されたこの文を読み、その通りだと感銘を受けました。
人間は、いくらでも環境のせいにすることが出来る。でも、それでは自分が生きているという実感はないのではないだろうか。どんな環境におかれても自分のベストをつくし続けることにより、生かされているのではなく生きているのだという実感が得られるのではないだろうか。
せっかくこの世に生をうけたのだから自分の意思で行動してみてはどうだろうか。それで、自分にとってよい結果が得ることができれば「俺はやったぞ。」と、心底喜びが得られるのではないだろうか?
自分の意思ももたず、人が言うからこうしただけでは自分の人生おもしろくないのではなかろうか。
さあ、みんなで自分の花をそれぞれ咲かせようではないか
2013年 夏塾長の独り言 (ヘンリーフォードの言葉)
努力が効果をあらわすまでには、時間がかかる。
多くの人はそれに飽き、迷い、挫折する。
中学3年生になって、ようやく勉強をはじめた男の子がいました。でも、「内申」においては、
学校の先生から「県立高校はきびしい」とまでいわれました。また、やる気をなくしていました。でも、9月の進学相談会に出席し、某私学の先生と話をしたことにより、その高校に入学したくなりました。
でも偏差値でいえば15も不足しています。通常ですと、この高校の受験は勧めることができません。
彼は必死で勉強を始めました。でも、10月・11月・12月の模擬テストや校内学力診断テストにおいても合格圏内には程遠い状態でした。それでも諦めませんでした。
でも、1月の模擬テストではじめて目標偏差値を突破しました。
このテストの結果が、やり場のない焦燥感と戦っていた彼の自信となって志望校に合格しました。努力が効果をあらわすまでには、時間がかかるのです。ならば、準備を早めるしか手はないと思うのですが‥‥
2013年 春塾長の独り言
名言
「あたりまえ」を「ありがとう」と言うのが感謝
「だからなに?」を「おめでとう」と言うのが賞賛
「もうダメだ」を「これからだ」と言うのが希望
「なりたいな」を「なってやる」と言うのが決意
「もういいや」を「まだ待とう」と言うのが忍耐
「疲れた」を「頑張った」と言うのが努力
ゆっくり読んでみて下さい。納得しませんか?同じ感情でも表現する言葉を変えるだけで、前向きに生きていけるでしょう。
2012年 冬塾長の独り言
この世に失敗などない。
あるとすれば成功する前に諦めてしまうことだ。
それは、人生最大の失敗である。
私はいつも失敗してへこんでいる時、この言葉を思い出します。今回の失敗は、次回の成功のための失敗なのだと言いきかせます。
そして、次の新たなる努力を始めようとします。勿論努力しても成功するかどうかはわかりません。ただ一つ言えることは、努力しなければ成功しないということです。
だから努力をするのです。報いられるかどうかはわかりません。報いられなければ、努力しなくても同じ結果ではないか。それならば、始めから努力をしなくても同じではないかという考えを、私は一切取りません。確かに努力をしても報いられないかもしれません。それは、自分の努力が足りなかったと、考えるべきなのです。
この生き様のほうが好きなのです。努力もしないで(リスクも取らないで)ラッキーだけにすがる生き方は好きではないのです。
人の失敗を笑う人間にはなりたくないのです。努力した人間をバカにしたくはないのです。
めっちゃ堅苦しくなってきました。
要は、私は、皆さん方に努力が実った時の感激を経験して欲しいのです。努力を継続する姿をみれば、人は感動せざるをえません。
2012年 秋塾長の独り言
悩むのは夢や希望があるからだ。
乗り越えた先に素晴らしい未来がある。
この時期はどうしても受験生のことが気になります。子どもたちの悩みも深刻化してきます。勉強したのに思うように成績が伸びてこない?このままでは自分の行きたい高校に合格しないのではないか?
考え出すと不安がドンドン膨らんできます。いらいらもします。回りに当り散らします。物を投げつけたり、親兄弟に八つ当たりをします。
勿論これでは、この先結果がよいはずがありません。このようなことは、誰にでも経験があると思います。
解決策はあります。それは、先のことを考え過ぎないようにすることです。今この瞬間を大切にすることです。今この勉強に集中することです。遠くを見るから不安になるのです。
悩んでいるのは、将来のことをはじめて真剣に考え出したからです。やっと本気になったのです。自分が悩んでいることに悩む必要はないのです。だから、悩んでばかりいないで、しなければならない宿題からしっかりやるのです。あわてる必要はありません。足元をしっかり見つめるのです。自分の希望する高校に合格するかどうかはわかりません。でも、努力しなければ合格しません。だから、みんな手探りで努力をするのです。行動を起こすのです。精一杯入試が終わるまで、自分ができる最大の努力をするのです。それをしないで入試を迎えると後悔しかありません。その後も後悔を引きずることになります。だめな生き方だと思います。
そしてこの試練を乗り越えた後の高校生活は、本当に楽しいものになるのです。クラブ活動や習い事やあなたのしたいことを追及して下さい。そして、明るい高校生活を楽しんでください。明るく楽しい未来を獲得するためにも、今を耐えましょう。今を大切にしましょう。まだ、大丈夫です。あきらめないで下さい。
さあ、また今日から頑張りましょう。頑張る君を応援します。でも、それでも解決できない悩みがあれば、私に相談下さい。
2012年 夏塾長の独り言(マザーテレサの言葉)
今回はマザーテレサの言葉を紹介します。
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
思考の大切さを教えてくれています。ずるいこと楽なことばかりを考えているとそれ相応の運命が待ち受けているということです。
日々の思考を前向きにひたむきに努力する方向に向けることにより我々の運命は明るいものになりますよ、と指導してくれています。
2012年 春責任を果たせましたか?
7月の終わりごろあるお母さんから
「大淀中学の3年生です。レッツ学習塾に入塾したいのですが…」と、問い合わせがありました。
まさか大淀から八木まで通塾されるとは誰も考えません。何か相談があると判断して、お話しする時間を設定させていただきました。
「大淀に知り合いの塾がありますので、紹介しましょう。○○塾です。」
「はい。存じ上げております。」と、お母さんからの返事です。
「ご近所の塾には行きたくないと本人が言いますもので…。レッツ学習塾に入塾させていただきたいのですが‥‥」
「それは、大変です。塾に来るだけで1時間はかかるでしょう?送り迎えのお母さんやお父さんにも負担がかかります。」
「先生ダメですか?私共は、すべてのことを理解して先生に残り7ヵ月見ていただきたいのです。」
そこまでいわれたら、断る理由がありません。「希望高校はどこですか?」「平城高校です。」
在塾生とわけへだてなく、しごき(?)ました。本人も必死で努力を積み重ねていました。そして、2.08倍(40名募集で83名の出願)の平城高校教育に見事合格しました。
今年は、遠方から通塾してくれた新庄中学や桜井東中学の生徒も見事合格を勝ち取ってくれました。
遠方の生徒だけでなく塾生一人ひとりにドラマがあります。一人ひとりの頑張りをまじかに見ることができました。
受験がつらいといって泣いていた生徒。
この問題が解けないと泣いていた生徒。
友達に合格しないよといわれて泣いていた生徒。内申がなくても行きたい高校を不安一杯で受験し合格を勝ち取って泣きじゃくる生徒。
成績が急に上がって自分自身でビックリしていた生徒。
いつも不安で私から、離れなかった生徒。
自分も不安なのに親に心配をかけないように平静を装っていた生徒。
学校の先生から志望校を変えなさいと言われても変えずに頑張りとおし合格を勝ち取った生徒。
私に認めてもらいたくて一生懸命がんばりぬいた生徒。(ありがたいことです。でも私の指導の失敗です。勉強は自分のためにするのです。)
今までの苦労が多い分感謝も多いのです。塾生を支えてくださったお父さんお母さんに感謝です。お父さん・お母さん本当にご苦労様でした。
さあ。気持ちを新たにして新中学3年生の指導を開始します。
2011年 冬夢は逃げない!!逃げているのは・・
あなたが、夢から逃げようとしているだけではありませんか。今までの自分は、なんでも人任せで主体性も泣く、ただ、ラッキーを待つだけの人ではありませんでしたか。自分で生きているという実感もありませんでしたね。でも、今は違いますよね。○○高校に行きたいという夢ができましたよね。
○○高校に生きたいと強く思うと、どんな努力もできますよね。今まで嫌いだった教科の勉強もできるし、いろんな辛抱もできますよね。
そう、後1時間、後30分と自分のために辛抱もできるし集中もできますよね。自分の持てるすべての力を夢の実現のために結集できますよね。いままで、自分の夢がなかったから何も行動に移すことができなかっただけですよね。今は、自分の全精力を使って目標に立ち向かえますよね。
頑張れ受験生。夢のゴールは近い。
2011年 秋塾長の独り言(ガルウェイの言葉)
「イメージは言葉にまさり、示すことは教えることにまさり、教えすぎは教えないことに劣る」
9月25日(日)に、あるセミナーに参加させて頂きました。関西学院のアメフトのコーチや総長までお勤めになった武田健先生(現関西福祉科学大学教授)の「やる気を引き出すコーチングの心理学」というテーマの講演を聞きました。
ガルウェイの言葉もその時に教えて頂いたものです。教えすぎは教えないことに劣るという言葉をかみしめています。親や教師が子どもに1〜10まで教えてしまうと、子どもの思考力ややる気をうばっていることがあります。私もこの経験があります。
「わからないから教えて?」と言われれば、教えます。でも、教えすぎると子供たちの成績が伸びないのです。常に考えさせて、やらせてみて、できれば褒めるようにしなければなりません。子供がやろうとする意欲まで奪い取ってはいけませんし、問題が解けたという達成感まで奪い去ってはいけません。
このことは、私自身が肝に銘じなければならないと教えられて会場を後にしました。
2011年 夏塾長の独り言
「未来は暗いから見えないのではない。まぶしすぎて見えないのだ。」
未来を自分自身で作り出して欲しい。未来はいつ作り出せるのでしょうか?過去を断ち切った今現在にあるのです。毎年、高校入試を振り返って感じることは、自分の未来を信じて、今現在に集中して努力を継続したものだけが、まぶしい結果を得ている。一瞬の努力だけではダメで継続が必要。誰しもが、志望校に合格したい。でも、志望校合格を勝ち取るためには、それ相応の努力が必要なのだ。人は、「結果」だけを、見てすごいと賞賛を与える。でも、その結果に到る努力と言う過程に注目をしない。「結果」が華々しいものであればあるだけ、その華々しさに人は引かれ羨望の眼差しを投げかける。
中学2年・3年生が行きたい高校があれば、あきらめずに勉強をしてもらいたい。今年、上位の高校を合格した生徒たちも始めから合格できるとは思ってもいなかったし、受験できるかどうかもわからなかったのだ。努力の結果、受験出来そうだと感じただけなのだ。
もちろん上位の高校だけが賞賛に値するのではない。各生徒たちが努力を積み重ねて、勝ち得た高校なら賞賛されるべきことだ。レッツ学習塾は、この考え方を大切にしたいのだ。
努力を継続できたから、いけそうもなかった学校に合格した。通塾したから、合格するのではない。塾を利用したから合格したのだ。あくまでも主体性は、君達にあるのだ。塾を最大限利用してほしい。
2011年 春塾長の独り言
阿波(今の徳島県)の柏木友諒という町奉行の話
@ 藩の米を扱う人夫が、米俵を盗んで家に持って帰り、見つかった。
「家に戻ってまで、米俵で力試しをするな。米俵は、すぐに倉に戻せ。」
A 禁猟区で魚を獲っていた男がいて、捕まった。
「禁猟区で網を洗うな。人が見ていると、魚を獲っているように見えるぞ。」
B 家人に「本の土用干しをしておいてくれ」と頼んだ。昼頃、急に夕立が来て、本はみんな濡れてしまった。
「夕立のことを、言い置いていかなかったものな。」
C 藩主が壊れた時計を柏木に渡し、「修理してくれ。」と言った。柏木はすぐに時計をオノで砕いてしまった。
「私は、町奉行です。時計の修理工ではありません。」
豪快で、ちょっと粋な人情味をもった人物ですよね。これを読んだ時に、怒るばかりではダメだ。人を導く方法はいくらでもあるのだと考えさせられました。このような方法で子供たちを導けたら良いのにと思い清清しい気持ちになりました。調子に乗ってもう一話。
河越城主で秋元喬知(たかとも)という大名の話
国もとに「金送れ」。国もとはAという侍に金を持たせた。途中でちょっと居眠りをした。首にかけてあった金の袋を盗まれてしまった。切腹を命じられると、生きた気持ちを失って、恐る恐るやってきたAに、喬知は、聞いた。
「金の袋は、どこにかけていたのか?」
「首にかけておりました…………」
「これからは、心にかけるようにせよ。」
<出展:名将に学ぶ人間学 童門冬二>
2010年 冬「努力は無限なのです」
この時期になると、どうしても受験生のことが気にかかります。特に精神的に弱い生徒のことが気にかかります。定期テスト・校内学力診断テスト・五ツ木の模擬テストと本当にテストだらけなのです。
これらのテストすべてにおいて、満足のいく結果は得られません。どこかで失敗もします。気もくじけます。敗北感も挫折感も味わいます。
努力していても結果が出なければなおさらです。そのときには焦りもします。ひどい時にはあきらめたり、やけくそになったりもすることもあるでしょう。
でも、どのような状況が訪れようとも、最後の最後まで自分らしく精一杯努力を続けることが大切なのです。では、どのように考え行動すればよいのでしょうか?
私の尊敬する先生に次のことを教わりました。「君は、努力をしましたか?」「しました。」「言い切れることは、素晴らしいことです。でも、同時に進歩も止めています。そうではなく結果が出るまで努力を続けるのです。結果が出なければ、まだ努力が足りないのだ。工夫が足りないのだ。と考えるのです。これが出来れば、君はいくらでも成長できます。努力は、無限なのです。」
塾生たちには、この努力の意味を理解してもらいたい。そして、幸福になってもらいたいと心から願っています。
先日、私のノート(断簡零墨)に次のような言葉を見つけて、本当にそうだと久しぶりに癒されるとともに、元気も沸いてきました。塾生や保護者の方に読んでもらいたく掲載しました。
「生きる知恵」
現代人の不幸は、ありあまる幸せを与えられているにもかかわらず満足していないことです。
逆に、とるに足りない小さな苦労を自分勝手で勝手に大きくしていることです。
幸せに生きるためには大きな不幸や災難を小さく受けとめ小さな喜びを大きく膨らますことです。
かっての日本人は、無意識のうちにそういう知識を身につけていたように思います。
(鍵山秀三朗さんの言葉)
2010年 秋一休宗純の言葉
踏み出せば、その一歩が道となる。
迷わず行けよ。いけばわかる。
初めて経験することは、本当に不安ですよね。まして、高校入試のように自分自身において勝ち負けをはっきり突きつけられる経験はあまりないですよね。クラブ活動での試合の勝ち負けとは、意味合いがかなり違いますよね。
高校入試に向けて踏み出す方法を生徒諸君と保護者の方々に伝えたいと思います。県立高校の入試を有利にするためには、コツがあります。簡単です。内申書をしっかり取ることです。中学2年生から内申が入っていることは、知っていますよね。定期テストだけでなく普段の学校の小テストを大切に努力を継続することにあります。でも、クラブや文化祭や体育祭や・・・と言い訳が出てきます。それを少し真剣に考えて下さい。昨年も高い内申点を取った生徒は、一切言い訳がありませんでした。時間がないのではなく、時間を作り出せていないのです。テレビも見たい・友達とメールもしたい、これではダメです。定期テスト2週間前は勉強に集中しなさい。
「中1から内申入らへんから関係ない。」でも中学1年生の内容が出来ないのに中学2年内容は出来るはずがありません。だから、今は定期テストをどのように勉強すれば良い点が取れるかの実験です。失敗したら、反省し、次回同じ失敗をしないようにすれば良いのです。中学2年生は実際内申が始まっていますから真剣に定期テストの勉強をして下さい。中学3年生は、校内実力・五木の模擬・藤井の模擬・V模試・定期テストとテストだらけですが、でも一番大切なのは、定期テストです。精一杯努力を継続しなさい。今、することはそれだけです。
2010年 夏龍馬にあこがれた時期
今NHKのドラマで「龍馬伝」が放送されています。私が高校2年生の時に、司馬遼太郎の「竜馬がいく」を必死で読んだのを思い出します。日本人でこんなスケールの大きな男がいたのだ。本当に感動して読みました。当時読書嫌いであった私が全8巻を1週間で読みきったと思います。それ程面白かったし、自分の思い描いた竜馬像に酔いしれていました。
生徒に是非読んでもらいたい本です。人生観が変わります。中学生では少し早いかもしれません。でも、高校生になったら読んでください。
大学生のときに2回目を読んだ読後ノート(当時から本を読んで感動した文章を抜書きしていました。そのノートに名前があって断簡零墨といいます)に、書かれていた内容を紹介します。
「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえ、その目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は、自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」
竜馬のひたむきな生き方に感動を覚え、少しでも近づくのだと竜馬気取りの日々が懐かしく思い出されます。
本当に単純な男です。今も同じようです。次の日旅行とか遊びとかになりますと未だに前の晩は、寝むれないのです。妻に完璧に「アホ」にされます。「あなたは、中年の子供か?」でも寝むれないのです。
君達も、ひたすら何かに打ち込めたらいいですよね。行きたい高校がみつかり、努力できたらいいですよね。今年の受験生に郡山高校に行きたいと思い必死で頑張り、合格した先輩がいます。
特に中学3年生は勝負の年です。悔いの残らないようにクラブだけでなく受験勉強にも精一杯打ち込んでもらいたいものです。レッツ学習塾がリードしていきます。だから、授業中に各先生方が言われることに、しっかり耳を傾けて言われたとおり実行してください。それが合格への近道です。
2010年 春手段の目的化
人間は、弱い。本来の目的を見失ってしまいます。目的を見失うことにより、手段が目的になってしまうのです。
具体的な例で、話をしましょう。塾では、宿題を出しますよね。なぜ塾は宿題を出すのでしょうか?それは、君たちの成績を上げたいからです。成績を上げるということが目的なのです。その目的を達成するために、塾では宿題という手段を使っているのです。
ところが生徒のなかには、親から「宿題したんか?」と聞かれたら「わかった。わかった。うるさいんじゃ。」(2回いわなくてもいいのですが、腹が立つから、大人の言葉をさえぎるために・・・)
「宿題さえしたらえんやろ。ちゃんとやったるわ。(誰のためにするんや)」この瞬間宿題と言う手段が目的に変わってしまうのです。そうです。宿題をして成績を上げるのだという目的がなくなった瞬間なのです。
本気に成績を上げたいと本気で思うなら、
まず宿題を丁寧にすることです。時間をかけてすることです。
出来なかった問題は先生に聞くべきです。いや、聞きたくなるはずです。この基本的なことが、子ども達の成績を向上させるコツなのです。また、新しい年度が始まります。新鮮な気持ちで、子ども達の成績をあげるためにわかりやすい授業を工夫しようと思っています。塾は、授業が生徒の成績を上げる大切な手段だから・・・
2009年 冬自分でコントロールできないことに悩むな。
『あなたは、明日の天気をコントロールできますか?』
『あなたは、人の気持ちをコントロールできますか?』
『あなたは、自分の過去をコントロールできますか?』
出来ないのです。だれもコントロールできないのです。だけど、人は、悩むのです。「明日雨だったらどうしよう?」「好きな彼(彼女)に嫌われたらどうしよう?」「数学で悪い点を取ってしまった。どうしよう?」「成績が下がったらどうしよう?」「入試に失敗したらどうしよう?」
悩むこと事態がおかしいと思いませんか?特に、過去に対して悩むのはダメです。結果はくつがえりません。反省した後は、悩むのは止めなさい。反省とは、次のための対策です。対策を立てることができたら、悩む必要はないのです。行動に移すだけなのです。
今この現在を大切にしてほしいのです。この現在の行動だけが未来への架け橋なのです。現在の行動だけが、未来を変えることができるのです。未来とは、今の努力で造りだすものなのです。かなわぬ夢はないのです。それを信じて日々努力するのです。
中3生は、1日1日大切に努力を続けて下さい。入試が終わって、努力できた自分を誉めてやろうじゃないですか。
Don't let nothing get you plump down.
(何があってもへこたれるな!)
2009年 夏前後裁断
今に集中して生きなさいという禅の教え
今やるべきことにひたすら努力すること
前とは過去のことです。過去の自分の行いはもう問わないでおこう。いくらサボっていても、いくらいい加減なことをしようとも・・・ 後とは未来のことです。サボりすぎると未来への不安が膨らみます。でも、不安な未来のことも考えないようにしよう。
今、再び新しい出発をしよう。新しい自分に出会うために。毎日少しずつ変化しよう。少しでよいのです。積もり積もって大きく変化します。大きく何かが動きだします。
昔、高校の野球部時代の話です。私は細くて、きゃしゃな自分の体が嫌で(今とはぜんぜんちがいました。信じてもらえないでしょうがスリムでした。もういいです。信じてもらえなくても・・・)、風呂上りに腹筋50回と腕立伏せ50回を自分に義務付けていました。半年後、体が完全に逆三角形になりました。腹筋も割れていました。(うそではありません。本当です。今とはかけ離れていますが。)びっくりしました。毎日の努力の結果です。勉強も同じか?と考えたのを覚えています。野球漬けで、まったく勉強もせずに学年で成績は後ろのほうでした。でも、大学には行きたかったのです。(ただ、もう少し自由な時間を謳歌したかっただけですが。)朝4時に起きて勉強するようになりました。自慢ではありませんが、学年で200人くらい抜きました。それでもまだ前に150人いました。(全く自慢にもなりません。)でも、この事は私にとってすごく自信になりました。
何かを変えたら間違いなく変化することを学んだのです。身体も学力も変化するのです。その時に前・過去に出来なかった自分を考えたり、後・未来の不安な気持ちに押しつぶされていては変化できなかったと思います。
本当に私は単純なのだと思います。過去や未来の事を考えて思い悩むことが人より少ないのです。(ないとは言ってません。)
何も考えずひたすら今現在に集中すれば、必ず変化します。逆に遊びすぎると悪い変化が起きます。
中学3年生は本当に大切な時期です。
2009年 春塾長の独り言
元NBAのスーパースターのマジックジョンソンが子どもたちに当てた手紙を紹介します。
「君には無理だよ」と言う人のことを聞いてはいけない。もし自分で何かをなしとげなかったら・・・
出来なかったとき
他人のせいにしないで、自分のせいにしなさい。多くの人が僕にも無理だと言った。
彼らは君に成功して欲しくないのだ。
なぜならば
彼らは成功できなかったから
途中で諦めてしまったから・・・
君にもその夢を諦めて欲しいのだ。
不幸な人は、不幸な人を友達にしたいんだ。
けっして諦めたらダメだ。
自分の周りにエネルギーで溢れ、しっかりとした考えを持っている人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。
君の人生を考えることが出来るのは
“君だけだ”
君の夢が何であれ
その夢に向かって歩いていくんだ。
なぜならば・・・
君は、幸せになるために生まれてきたんだ。
なぜなら・・・
君は幸せになるために生まれてきたんだ。
2008年 冬塾長の独り言
「未来は、明日ではなく
今日君たちがすることによって作られる。
今日やっていることが、未来だと言うことだ。」
君達は。自分の将来について考えたことがありますか?○○になりたい。○○がしてみたい。○○高校に合格したい。きっと、夢はかなえられると思います。今日を大切にすれば・・・。
でも、君たちの行動を見ていると心配になるときがあります。自分自身の努力なしに欲しいものを勝ち取ろうとしているような気がしてなりません。今まで、生きてきて、そのような甘い偶然は絶対にありません。
ここは塾なので、成績を上げたいと思ってきているはずです。でも、成績のあがる生徒と上がらない生徒にわかれてしまいます。違いはどこにあるのでしょうか?
宿題一つを例にとってみても、成績の上がる子はすぐにわかります。成績の上がる生徒は、宿題を本当に時間をかけて丁寧に仕上げています。適当に、ごまかすような宿題のやり方をしていません。授業中の態度も違ってきます。上がる子は、真剣に聞いています。理解できなければ、授業終了後に質問して帰ります。
誰かが、あなただけに魔法をかけて、勉強ができるようにはしてくれません。今一度、自分の行動を反省してみるのも大切なことです。未来の自分は、今の自分の行動によって作られているのだから・・・・・
2008年 秋塾長の独り言
目標を定めそれを狙えば近づくことができる。
やらなければ絶対に近づくことすらできない。
長嶋茂雄(昔の野球少年の憧れの選手)
ある野球解説者の人に、30歳をすぎても、なぜ20歳代と同じ厳しい練習をしているのかと聞かれて・・・
「いやー、一生懸命やらせて下さいよ。一生懸命やっていれば、もしかしたら、もう一回首位打者をとれるかもしれないから。」
やらなければ、首位打者は絶対とれない。でも、やれば、首位打者に近づくということです。
西本監督(近鉄・オリックスの元監督)
まだ、近鉄が最下位ばかりの頃、あるスポーツ記者から「来年は何位を目指しますか?」と聞かれて・・
「もちろん、優勝です。皆さんが思われているように優勝は無理かもしれません、しかし、優勝を狙えば、それに近づくことができる。」
★自分の幸せは自分で作る。自分の運命は自分の努力で作る。人に言えば、笑われるかもしれない。でも、自分の目標を定めて努力を続けるのです。達成できないかもしれないが、間違いなく目標達成に近づいています。だから、塾生の皆にも「何事も諦めずに努力を継続してほしいのです。本当にやらなければ、達成することはないのだから・・・・」
2008年 夏この夏、自分自身に懸けてみる
「世の中には、できることとできないこと、難しいこととやさしいことがあるのではありません。できると思う人と、できないと思う人がいるだけです。また、成功しやすい時代や世の中があるのではありません。どんな時代や世の中であっても、自分は成功するんだと強く思う人がいるだけです。そして成功するかどうかは、どんなことにでも自分を懸けることができるかどうかです。」と最近読んだ本にありました。本当にその通りだと思います。
やり遂げようと思う意志がありますか?
ある卒業生が遊びに来ました。その卒業生は、クラブも一生懸命し勉強も頑張っていました。そして、奈良高校に合格しました。当時の塾生たちから「先輩はすごいですね。」「天才ですね。」とほめ言葉の嵐です。さぞかし気持ちのいいことだろうと思い、私はこの会話をそばで聞いていました。ところが、後輩たちが帰ったあと、その卒業生が「なあ、先生、あの子らも私と同じだけ努力したら奈良高校ぐらい行けるのに・・・」
私は、びっくりしました。まったく浮かれていないのです。
当時のことを振り返ってみますと、この生徒は
@何があっても宿題はしていました。夜中の3時になろうとも・・朝5時に起きてでも宿題だけは必ずしていました。眠たいとは言っていましたが。
A定期テストの対策プリントは、間違い直しも含めて完全にしていました。わからないところは、何時になろうとも質問していました。(12時をすぎることもありました。)
B塾の定期テスト対策特訓の時には、必ず一番に学校のワークの質問に来ていました。ほかの塾生たちは、この特訓のときに、学校のワークを仕上げるのに必死になっていました。
この生徒はこれらの努力をしたからこそ奈良高校に合格したのだと思います。頑張ったら、奈良高校にいけると思っていた塾生がいただけです。
この夏期講習会は、何も言わずに「できると強く思って。」「合格すると強く思って。」過ごしてくれるように願います。頑張れ!特に受験生は!
2008年 夏塾生の独り言
「試した者だけが成功をなし遂げることができるのだ。
もし、試すことで失うものが何もなく、成功によって得られるものが大きいなら絶対にためすべきだ。」と最近読んだ本の中にありました。
まったくその通りだと思いました。これを、塾生にあてはめて、塾生に試してもらいたいことは何でしょうか?
それは「授業中の態度」と「宿題」です。レッツ学習塾から上位の高校へ進学した人たちが、特別な能力があったとは思えないのです。ただ、彼らに努力する能力があったのは間違いありません。そして、「宿題」も必ずしていました。学校の行事があろうとも、クラブ活動が忙しかろうが・・・
心機一転、この4月からこの二つを試してみませんか?試すことにより失うものが何もないのだから。
2007年 冬この夏、自分自身に懸けてみる
「恐れる気持ち」以外に恐れるものなど何もない。
クラブ活動でも勉強でも本番で普段の力を発揮できない生徒を見かけます。本当に残念です。また一方で、普段どおりの力を十分に発揮する生徒もいます。
誰でも、「いざ勝負」というときには、「恐れ」が生じます。負けたらどうしようと不安な気持ちになります。
でも、考えてみてください。その「恐れ」が良い結果につながるのでしょうか?決して良い結果にはつながりません。マイナス思考になって、「やる気」がドンドンそがれていきます。
ならば、どのような気持ちで「いざ勝負」に立ち向かえばよいのでしょうか。
一つ目は、結果のことなどは一切考えないことだと思います。今自分がおかれている「今現在」に集中することです。結果はおのずとついてきます。
二つ目は、それでも結果が気になるのであれば、自分を第三者の目で見る訓練をすることです。
「あー自分は今、結果のことばかり気にしすぎているなー。これではダメだから、結果のことは考えずにいよう。今現在の自分がすべきことを一生懸命にしよう。」と気持ちを切り替えてほしいのです。気持ちの持ち様(マインドセット)が、勝負には大切です。
とくに、中学3年生諸君に「恐れる気持ち」以外に恐れるものなど何もないのだということを分かってほしいのです。1日1日を大切に精一杯の努力を結果がでるまで継続しなさい。自分の未来を作るために・・・。
2007年 秋塾長の独り言
挑戦
人はこじんまりとした人生を送ればいい。
でも君はちがう。
人はつまらないことで言い争えばいい。
でも君はちがう。
人は小さな傷を嘆き悲しめばいい。
でも君はちがう。
人は自分の未来を他人の手に委ねればいい。
でも君はちがう。
ジム・ローン
中学3年生に対して、8月の初旬頃に、喚起を促すために1篇の詩「挑戦」を印刷して手渡しました。
思いが通じたかどうか?
未来は、確かに勝手にやってきます。でも、私は子どもたちにそのような生き方をしてもらいたくないのです。
「未来は自分で作り出すものなのです。」世の中に流されまいと・・・ただ、その中に「強い意志」が必要なのです。特に中学3年生には、この「強い意志」が必要なのです。自分は意志が弱いとか、自分は頭が悪いだとか、言い訳している時間はないのです。自分の意志で今の時間を生きて欲しいのです。
私のメンター(心の師匠)は、
「人生は、ダイナミックに生きなければ意味がない。
明日死ぬと思って、今日を生きろ。
永遠に生きると思って夢を見ろ。
明日死んでも悔いがない生き方をすればすべてを手に入れることができる。」と強く言い切ります。
いずれにしても今この瞬間を精一杯行き抜けということです。このことを中学3年生に理解してほしくて、ジム・ローンの詩を手渡したのですが・・・
私の思いが伝わりましたか・・・
2007年 春「未来はね、待つんじゃなくて作るんだ。」
これを子供たちに教えたくて、レッツ学習塾を作りました。今から13年前です。これは、目標に向かって今をしっかり生きよう。ただ、日々努力を重ねようじゃないかということです。今年も中学3年生が雌伏(実力を養いながら活躍する日を待つこと)のあと雄飛(思い切り活躍すること)してくれました。本当によく勉強しました。最後まで頑張り通したと思います。私たちの自慢の生徒たちにこれからもまっすぐに生きていってほしいという思いを込めて、このような詩を贈らせていただきました。
人は無理を言う、理屈が通らないし、身勝手。
でも愛そうじゃないか。
良いことをすれば、自分のためにやったんだと、人はあなたを批判する。
でも良いことをしようじゃないか。
もしあなたが成功すれば、ニセモノの友人そして本当の敵が現れる。
でも成功しようじゃないか。
正直であり、隠し事をなくせば、傷つきやすくなる。
でも正直に、隠し事をなくそうじゃないか。
何年かかっても築き上げたものは、一夜にして崩れるかもしれない。
でも、築こうじゃないか。
持っている最高のものを、世の中に与えたら、自分は傷つくかもしれない。
でも持っている最高のものを、世の中に与えようじゃないか。
世界は闘争で一杯だ。平静な心を選択しようじゃないか。
2006年 冬「思念は業をつくる」
ものを思うということは、ものごとの原因をつくると言う。良いことを思えば、良い結果がうまれる。悪いことを思えば、悪い結果を招く。
ものを思うということが、自然と行動につながり、その行動が結果を導くのだと思います。中学3年生といえば、そろそろ受験校が決定されます。誰しも「不合格」は嫌です。当然「合格」を勝ち取りたいものです。
○○高校に合格するぞ!と真剣に決意してください。紙に「○○高校合格」と書いて、勉強机の前に掲げてもいいのです。書くことにより、思念をますます強め、ヤル気がおこり、勉強という行動にスムーズに移れます。最初の行動が次の結果を呼び起こすようになります。そして、良い結果がでやすくなります。
反対に「不合格」のことを思えば、落ちたらどうしようかと、不安ばかりがどんどんつのってきます。大切な勉強時間が失われていき、ますます不安になり疲れ果ててしまいます。これでは、良い結果がでるわけありません。
今まで受けたテストの結果はどのように考えればよいのですか?と生徒の質問がきこえてきそうです。
「忘れることです。」良い結果であっても「合格」したわけではありません。悪い結果であっても「不合格」になったわけでもありません。
勝負はこれからです。1日1日じぶんができる「精一杯」の努力をすることだけに集中してください。
2006年 秋塾長の独り言
「人生における最大の喜びは、君にはできないと人が言うことを成し遂げることだ。」
ウォルターバゲホット
実は私にも次のような経験があります。中学3年生の公立高校入試の1カ月前です。学校の担任の先生から「この中で、落ちるのは君だ。」その指先に、私がいました。びっくりしました。「自分の受験は、それほど無謀であるのか。」と再認識しました。でも、なぜなんでしょうか。それでも、止めなかったのです。なぜだか、未だに自分でもわかりません。自信があったわけではありません。ただ、その高校に行って、野球をしたかっただけなのです。
そこで、自分に言い聞かせたのは、「結果のことは考えず、今日一日ひたすら勉強しよう。目があいてる時間は、すべて勉強しよう。」ということでした。そして、その決意を実行したように覚えています。
無事合格したとき、担任の先生が私の父親に、「褒めてあげてください。」と言ったそうです。合格後、即、野球部に入り、野球漬けの3年間。さすがに、大学受験のときにはこの念力も通じなかったようです。浪人です。浪人生活については、またの機会にお話しすることにします。
だからと言って、塾生に、特に中学3年生にすべて勝負しろと言っているわけではありません。人生は自分のものです。自分で判断し、自分で行動し、自分で結果の責任を負わなければなりません。他人のために生きているのではありませんし、親のために生きているのでもありません。「すべて、自己責任なのです。」ただ、親の協力なくしては、何も実行できません。勝負をするときには、親に相談して下さい。
最悪は、勉強することもせずに勝負だけする人です。
2006年 夏塾長の独り言
「転んだら起きればいい。失敗すればその中から大きく成長できる種子を探せばいい。」
1学期の通知表がまもなく学校より返却されます。子どものころ、よく怒られた記憶があります。通知表の結果が悪くて・・・・・。
今教える立場になって、急に生徒たちに偉そうに言うつもりはありません。でも、落ち込んでいるだけではだめでしょう。
失敗してもいいけれど、何度も何度も失敗を繰り返すのはだめですよね。落ち着いて、なぜ失敗したのかを考えましょう。次の成長のための種子がかならず見つかるはずです。その種子を大切にしましょう。そして、今までとは違った方法で努力すればいいのです。すぐに、いい結果が出るなんて考えないでください。そんなに甘くないはずです。
でも、あきらめないで下さい。何度も起き上がればいいのです。それが、きっと学力向上だけでなく、人間の強さにもつながっていくはずです。人間は、初めからそんなに強くないです。努力して強くなっていくのです。それでいいではないですか。だから、「転んだら起きればいい。失敗すればその中から大きく成長できる種子を探せばいい」なのです。
悪い結果の人は、次回本気でがんばれ。良かった人は、この調子で努力を継続しなさい。
2006年 春「志定まれば気盛んなり」
今年の入試を振り返ってみて思います。
毎年、新中学3年生に志望校を書かせます。つい先日、今年の新中学3年生にも書いてもらいました。
毎年のことですが、今年も公立高校の受験相談の時に学校の先生に「厳しいで。私立に行く覚悟があれば、受験してもいいけど。」と言われた生徒たちがいました。もちろん、不合格になるために受験するものなど、だれ一人としていません。実は、私自身も高校受験のときに、担任の先生から「落ちるのはお前だ。」と宣言されました。今考えると、何もその先生が間違っていたわけではありません。先生がそう言わざるをえないほど、私の内申点はすさまじくひどかったのです。それから落ちるのが嫌で、必死で勉強しました。テレビも一切見なかったように思います。この生徒たちと私自身の中学時分がかぶりました。それで、私の経験をこの生徒たちに伝えました。
すごいです。その生徒たちがやってくれました。見事に合格したのです。これだから塾の教師はやめられないという思いにさせてくれました。
この生徒たちは、一年前に記入した志望校どおりに見事合格しました。そんなときいつも、私は、吉田松陰先生の「志定まれば、気盛んなり」という言葉を思い出します。だからといって、新3年生には、こんな危ない勝負をさせたくはありませんが・・・・。
私の責任としては、内申点の大切さを訴え続けねばと思う今日この頃です。
2005年 冬Chance favors the prepared
「チャンスは準備された心に味方する。」
定期テストにおいて、「先生、勉強したところがでた!」と興奮して、私に報告してくれる生徒たちがいます。私は、生徒に「普段から宿題を完全にし、定期テスト対策プリントもしているのだから当然だよ。」「君の真摯な努力に、神様が微笑んで応えてくれたんとちゃうか。」「今の気持ちで努力を継続しなさい。そうしたら、もっと良い事がおこるで・・・」と言います。そしてこの子がきっと、大きな目の前のチャンスをつかみ取るだろうと思い、うれしい気持ちになります。今はとどきそうもない志望校に、将来において、立派に合格するだろうと確信するのです。今までの先輩たちがそうでした。第一志望の高校に合格した生徒たちがたくさんいたのです。
日々の少しの努力の積み重ねが、本当に大きな差になって、そして高校入試の結果となって表れます。
2005年 秋「わがままな生徒」と「主体性のある生徒」
テストの結果を返してもらった後の生徒の反応はいろいろです。まったく努力をせず言い訳ばかりを言い続けている生徒。あげくの果ては、テスト問題や先生を批判する生徒までいます。気分まで害してしまいます。
わがままな生徒=結果のことばかり、追い求めて一番大切な努力を怠っている生徒。努力もせず、良い結果を要求し続ける生徒。
主体性のある生徒=良い結果が出るように、常に努力を継続できる生徒。結果のことよりも今現在の努力に集中できる生徒。
あるべき姿は、当然どちらであるかわかると思います。
特に中3生は考えてみてください。努力もせず、良い結果を要求してませんか?今すぐすべきことは、次のテスト結果が上がるように努力を始めることです。問題や先生に文句を言っている余裕は、君達には無いはずです。まだ入試の結果が出たわけではないのです。
さあ、また新たな気持ちで努力してみましょう。努力したのに結果が出なかった人(努力したつもりの人)は、良い結果がでるまで努力を続けましょう。それしか、今、中学3年生としてできることはないのだから。
2005年 夏因果倶時(いんがくじ)
一学期期末テストもそろそろ終了して、テスト結果が返却されているころですね。テストは嫌なものですね。悪い結果のときは最悪です。私などは、テストを隠しただけでなく、テストプリントを小さく破り、洗面所から水で流したこともありました。これには、後日談があって、紙が水で膨張し、水道管を詰まらせてしまい、二重に父から叱り飛ばされてしまったこともありました。当時15歳です。
それ以来、親の期待はなくなり、気楽になった自分を発見したものです。さあ、それからです。自分なりに、テストをどのように受けるべきかと考え始めたのは。「なぜ隠すのか?」「良い結果をみせたいからか?」「褒めてもらいたいからか?」「このあせりは、どこから来るのか?」「友人に負けたくないからか?」など・・・。いずれにしても、結果のことなど気にしすぎている自分がいることに気がつきました。いい結果を導き出すのには、過程が大切なはずです。結果のことばかり気にしすぎるあまり、その大切な過程を疎かにしていたのではないか。そこで、私は
「結果は天のみぞ知る。我今なせることのみする。」と決めました。あせりは、一辺になくなりました。
過程に勝敗があり、そこには真実も真価もある。それを
因果倶時というのだそうです。特に受験生に、この因果倶時を理解したうえで、この夏休みを真剣に過ごしてほしいと思う今日この頃です。
2005年 春なんで僕だけ怒るんや
「なんで僕だけ怒るんや。」教室の中で、よく子供が言う言葉です。そんなとき、私は「お前をなんとかしたいんや。」という言葉を飲み込みます。「なんで僕だけ怒るんや。」ずいぶんと昔になりますが、私も学校の先生に同じことを言ったことを思い出します。今は、「なんで僕だけおこるんや。」を言われる立場です。人を教える立場になって、子供を育てる立場になって、初めて、「怒る」ということが、相手に対する「愛情表現の一つ」だと痛感しました。「怒り」はじめて、はや27年。「怒り上手」になろうと、いろいろ工夫をこらしますが、まだまだ思うようにはいきません。怒られるのも大変ですが、怒るほうも大変です。私などは、間違いなく血圧が上がり、フラフラになります。その日の夜は、なかなか眠れません。でも、子供をよき道に導くためには、本気で怒らなければなりません。いつか子供たちが、私の意志を理解してくれるのを信じて頑張ろうと思う今日この頃です。
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