おまけのページ : 琺瑯製行き先板の清掃方法
当HPで展示している行き先板は戦後から長年倉庫で眠っていたもので保管状態が悪かったために
赤錆が多数付着して見苦しいものが多数ありました。
使用されて古くなったものよりも予備の保管品だったと思われるものが多く、重ねて雑に保管されて
いたために琺瑯の剥げた部分から錆が回ってしまっている状態でした。
これをこのまま放置していても錆部分に湿気がこもってさらなる状態の悪化が懸念されます。
ここでは長期保管を第一の目的として思いきった清掃を実施しております。
従って、実際の列車での使用感を大切にされるサボ収集家の方にはお奨めできる方法ではありません
ので前もっておことわりさせていただきます。
用意するもの
清掃方法
左から メラミンスポンジ・ナイロンスポンジ・ピカール金属みがき
その他に乾拭き仕上げ用の布きれ
@ まずはメラミンスポンジに水をつけて錆部分を中心にこすって全体的な汚れを落とします。
メラミンスポンジとナイロンスポンジは¥100ショップで購入しました。
ピカール金属みがきは日曜大工店等で購入できると思います。
ナイロンスポンジは研磨剤の付いていないものを選んでいます。
A ある程度おおまかな汚れが取れたところでナイロンスポンジにピカール金属磨きを付けて
頑固な汚れや錆の部分を磨いてゆきます。
ここで琺瑯にひびが入って錆が浮いている部分が剥がれる事がありますがこのくらいで剥がれる
ものはいずれ剥がれてしまうものと割り切って思い切って磨いてしまいます。
琺瑯は表面が硬いので傷の心配はありません。
↓ 清掃後
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B 両面を磨き終わったら小口も磨いて最期に乾いた布等で乾拭きして仕上げます。