戦後:中国国鉄 蒸気機関車情景 (その2)

↑ 長春東駅から吉林方面へ向かう勝利型(パシロ)SL牽引列車 【1989.1】
  当時まだ吉林やハイラルには勝利型SLが残って客車を牽引しておりました。
  連結器上部のライトと煙突のラインが印象的です。ヒュッコ・ヒュッコという独特の
  シリンダー音が今でも耳に残っています。右は前進型SL。

↑ 佳木斯で入れ換え作業を行う建設型SL 【1986.12】
  当時はまだカメラを向ける人が珍しかったため気を良くした機関士の大サービスでした。

↑ 京哈線(旧連京線)四平付近 【1989.1】
  四平駅を北へ出発した列車はいきなり始まる勾配線を力強くダッシュして行きました。
  この築堤もかつては特急あじあが駆抜けたことでしょう。

↑ 長春駅前まで来ていた路面電車 【1989.1】
  かつての首都新京の路面電車もこの当時はまだ健在で駅近くまで走っておりました。
  後方の長春駅でSLの煙が立ち昇っているのがみられます。

ここではさらに時代を遡り1980年代の写真を展示しています。
既に20年以上も昔のことです。そこにはまだ満鉄の面影も色濃く残っておりました。