綏佳線(綏化−佳木斯)

↓ 抜粋時刻表 昭和19年末

南叉駅は現在の南岔駅と思われます。
この駅より分岐して伊春へ向かう勾配線区は近年になって
中国の蒸気機関車撮影の名所としてとても有名になりました。
建設型や前進型のプッシュプルによる走行開放運転は
見事な光景でしたが、はたして開業時はどうだったのでしょうか?
伊春までの分岐線(湯林線)は昭和20年4月開業となっていますので
満鉄管理下にあったのはほんの数ヶ月です。
綏佳線では201レと202レは食堂車が付いていた事がわかります。
綏佳線の本営業開始は昭和15年12月になってからですので下の
行先板はそれ以降、終戦までのわずか4年半の間に存在したもの
という事になります。またこれらの行先板資料には南叉行に2種類の
吊り金具が存在する事からその間に吊り金具の仕様変更があった
事がわかります。

↓ 上と同じ区間ですが吊り金具の形状と満鉄マークの大きさが違っています

↓ 235レ・236レと思われます

↓ 201レ・202レと思われます

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