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三光尉(さんこうじょう)
Sanko-jo


 三光尉とは創作者、三光坊の名によります。尉面のうち、やや武張ったところがあり、「頼政」「実盛」「屋嶋」など、修羅物の前ジテに最もふさわしい。その他、「国栖」「野守」などに幅広く用いられます。 三光尉のつける老人の扮装は水衣をつけた無地熨斗目の着流し姿であるということは、老人の役としては、位の軽いことを意味しています。漁夫、舟人など庶民階級の老翁に扮して登場します。