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痩男(やせおとこ)
Yase-otoko


執念と恨みをこめた死霊の面。 猟師や漁夫が生類殺生の罪で地獄に落ち、前世の業を悔い、冥土から出現する幽霊の面です。 能の家では古くから「善知鳥の面なる故にくるしみ深き俄鬼の面を表す故に名付る也」と言い伝えているように、その相貌は いかにも地獄の荷責に苦しむといった、憔悴しきった顔です。