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母鬼 (ははおに)鬼面
Haha-oni-Kimen


中世以来の伝統を誇る法隆寺西円堂修二会結願日の鬼走り使用されてものといわれる父、母、子3面の鬼面が同寺に遣わっています。いずれも肉厚く、大ぶりの忿怒相の面で、特に母鬼の表現のすさまじさは、数ある鬼面中出色のものといえます。 鎌倉時代の作と考えられております法隆寺所蔵「母鬼」の写し。 法隆寺では毎年西円堂で追儺会が行われ、父・母・子鬼が暴れているところへ毘沙門天が現れ、三匹の鬼を追払う。