mansongeの「ニッポン民俗学」についての自註

  1. 筆者は一好事家です。うそ・いつわりを申すつもりは毛頭ありませんが、結果としてそうなる可能性もあります。その節には皆さまのご厚情をもって、ご指摘・ご指南いただければ幸いです。

  2. すでにご明察のことと存じますが、筆者の「民俗学」とはごく手前勝手な言い回しであり、学問としての民俗学とは似ても似つかぬ代物であります。したがいまして、ふつう民俗学という場合の範囲や角度とは異なることがしばしばあります。

  3. テーマは「ニッポン」です。ニッポンとは「日本」というものの定義を一時保留する意味で用いています。主として、社会的な精神文化を中心に論を展開します。哲学や思想といったインテリレベルに留まった文化ではなく、宗教信仰や民俗文化といった民衆レベルや生活レベルにまで浸透・拡散した状態の精神文化をメイン・フィールドとします。

  4. 題して、ニッポンの「深層民俗学」を標榜します。

  5. 以上のようなものなのですが、「それがいい」とか「それでもいい」とかお思いの方に最適化された内容となっておりますので、あらかじめご承知おき願います。
萬遜樹識す





Copyright(c)1996.09.20,TK Institute of Anthropology,All rights reserved