池原ダムに続く国道１６９号で崖崩れがあった。
　このため、国道は通行止め。池原に到るには天川経由の国道３０９号か十津川経由の国道１６８号しかない。
　この前の週、よしべえ氏が一人で釣行し４６�pを頭になんと１６本もの釣果をあげた。しかも全部トップ！！な！なんてこった！！うらやましすぎる！！
　国道の通行止めは１０日午前９時ごろ時間制限解除となる予定となっているので、この日が通行止め最後の日となる。我々は元来大阪の道無き道を夜な夜な走り回っているので、天川経由でも全く苦にならないが、こんな人間は希らしく、崖崩れ以来池原は人がほとんどおらず、人的プレッシャーがほとんどない様子。よしべえ氏の釣果もこれによるところ大だったらしい。

　天川から池原へ到る途中、夜空で星を眺めた。大阪でも山の上などではかなりの星が見えるが、さすがに天川。空一面に星が瞬いている。星雲の形まで確認出来る（おそらくは気のせいかもしれないが・・・）ほど綺麗に、はっきりと。ペルセウス流星群の極大日が近いこともあり、流星もちらほら。星とはこれほどまでに綺麗なものだったのかと思い出させてくれた。

　さて、池原は確かに人がほとんどいない。これは我々トッパーには大変有利な状況だ。いつもは、ボートの引き波で釣りにならない事すらある。夏場は各筋上流部がいいとされるが、最近備後を捨てて坂本＆本流を攻めているのはボートが多い故である。上流ポイントに人が集まりすぎるのだ。引き波で釣りどころではない。
　今回は備後と坂本筋の合流部少し坂本上流部から始めた。坂本ダムに向かって左筋だ。おっと！今回は初の３人乗船に挑戦。ボートはワンアンプヒライ最上級ハンドリングボート。３人目の戦士は「ミスター伊藤」その人だ！！。ちなみにミスターは池原２度目。初池原は手漕ぎで漕ぎまくりだったそうな・・・。
　早速釣り始める。今回は某釣具屋で久々に発見！購入した「ＴＤポッパー」を使用。このルアーは私の中では一押し！！実績もトップ自己最高４８�p（ああ池原参照）と絶対の信頼感がある。このルアーでダメなら他の何を使ってもダメなのだ！
　キャストを開始するが、どうも腹が減って腹が減って・・・耐えきれずパンをかじる。この日のパンは「ハム＆マヨ」だ！！とりあえずキャストし、一口「パク！」。む！うまい。もう一口「パ！んー！！ごた！（きた！）ムァンガ（パンが！）」食事中にヒット！右手にはパンの袋。口には食べかけのパン左手でロッドを握りしめ、必死に叫んだが言葉にならない。ここは冷静に口のパンを袋にもどし、改めてリールを巻く。無事取り込んだバスは３０�p程度の大きさだった。
　この後よしべえ氏が先週の単独釣行の好調ぶりを持続し、順調に釣果をあげていく。４３�pを頭に合計６本をあげた。
　この４３�p、ちょうど岬部分になったところからワンドに到る部分でゴロタになっているポイントでヒットしたのだが、４３�pを引いてくると、なんとその回りに明らかにヒットしているバス以上のバスが３本ほど併走してきた。まさにスズキ（青物）の習性そのままだが、一番でかいのは５０を超えていそうだ。こちらのルアーはトップだったので、残念ながら食わせることは出来なかったが、海では併走する魚を釣るためしばらくつり上げずに回りに仕掛けを投げ込んだりする。よしべえ氏もこの巨大バスに気を奪われていた様子だったが、ネットを構えている私はフックがはずれないか気が気でない。最後の最後ネットに頭が入った瞬間、フックがはずれたが、強引にネットを引き上げたら、何とか中に収まってくれた。

　対するミスター伊藤氏。ちょうど私と伊藤氏がキャストしていた。後ろをボートが通る。（おお！すんごい引き波）とふと目を話したその時！よしべえ氏が「食った！！きた！！ひけぇ！！！」と叫んだ！私はとっさにあわせをくれるが、軽い…ではミスター伊藤氏に来たのか！ふと振り向く。む！伊藤氏のルアーがない！（この間約３秒…）しかし、ミスターのルアーは力なく水面に浮いている…
　この後、交替で仮眠をとる。３人乗船は始めての試みだったが、このボートなら十分です。
　ちなみに、私は他の二人が仮眠を取り始めてすぐ３５�pほどのバスをかけたが、取り込みに失敗し、ばらしてしまった。
　この後、釣果なく終了時間の５時３０分。もうこのポイントで最後というところで、何とか私が一本追加。これでタイムアップとなった。

　この日の釣果は・・・よしべえ氏　　　４３・４０を含む６本
　　　　　　　　　　　ミスター伊藤氏　池原の洗礼を浴びる
　　　　　　　　　　　私　　　　　　　子バス２本
　この日はよしべえ氏の一人勝ちだった。
　むむむ！！私が購入し、よしべえ氏にお譲りした「ＴＤポッパー」の成果ということにしておこう。 （すいません・・・私も同じ物を使ってました・・・）

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