3A/110B(CV1659)は英国生まれの直熱3極管。有名どころ以外の欧州古典管の例にもれずほとんどデータがないのですが、電信・電話回線の中継器など主に業務用として使われたらしいナス管4022Bが1940年代に入ってダルマ管3A/110B(CV1659)として生まれ変わったようで、両者の諸特性はほとんど同じです。 残念ながら、この球のEp-Ip特性データは見当たりません。本来はドライバ管みたいですが、実測したEp-Ip特性などを見ると、ミニワッターの出力管としても大変魅力的な能力を備えています。なお、米国球でスケール的に近いのは12Aのようです。 【データシート値】
【実測値】 ※ 3定数(μ、rp、gm)は、上段(黒字)がデータシート動作例(130V、6.75mA)に従ったもの、下段(青字)はA1級出力段用に設定(180V、11mA)した場合の数値。
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