485 の特性実測データ

 
 




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 485はほとんど馴染みのない古典球ですが、1920年代後半に米国で開発された初期の傍熱3極電圧増幅管です。Ep-Ip特性グラフが見当たらず、最大プレート電圧なども不明とデータに乏しい球ですが、A1級動作例からは1930年代に入って登場した直線性の良さで知られる56(76)によく似たプレート特性を持っていることがうかがえ、実測結果もそれを裏付けるものでした。



 【データシート値】

   485 (参考) 56  (76)        485のメーカー公表Ep-Ip特性グラフは残念ながら
     見つかりませんでした。 
バルブ 形状  ST-12  ST-12
 ユニット  傍熱3極 傍熱3極 
 ヒーター  3.0V/1.3A 2.5V/1.0A  (56)
 6.3V/0.3A (76) 
最大プレート電圧  -  250V
最大プレート損失  -  1.4W
 A1
動作例
 Ep  180V 250V 
 Eg1  -9.0V -13.5V 
 Ib0  6mA 5mA 
 rp  9.3kΩ  9.5kΩ 
 μ  12.5 13.8 
 gm  1.35 1.45 
 備考(データ元) TUNG-SOL RCA、TUNG-SOL 



 【実測値】   ※3定数(μ、rp、gm)は、上記動作例付近の数値


   PHILCO  485
 <実測値>  ヒーター 3.0V/1.14A
μ 13.03
rp 8.66kΩ
gm 1.50
<コメント>  





   Macot  485
 <実測値>  ヒーター 3.0V/1.24A
μ 11.43
rp 9.07kΩ
gm 1.26
<コメント>  



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